名 前 | 寿喜 ♂ |
通 称 | 「コト」「こっちゃん」 |
猫 種 | アメショっぽい雑種 |
生年月日 | 2007年11月頃 ~ 2024年 7月29日(享年17歳) |
体重 | 3.6kg(2022年8月現在) 2.7kg(2023年2月現在) 1.8kg(2024年7月現在) |
健康状態 | ●慢性腎臓病 ●肥満細胞腫(癌) ※脾臓摘出済み └ 肝臓への転移を確認済み ●2021年 7月時点で「余命1年~1年半」と宣告 ●2024年 7月29日 老衰が原因と思われる免疫力の低下により死去 |
性 格 | ●天然 ●甘えん坊で天性の“弟”気質 ●目下の者(志熊/小倅)に対しては、しっかりした“兄貴”肌になる ●常に文句を言っている ●性格は犬に近く、舐めるし、呼べば来る |
特 徴 | ●起きているときは常に鳴いている(しゃべっている) ●病に侵される以前は顔も目も真ん丸だった ●緊張感や警戒心が皆無で仰向けで寝る |
好きなこと | ●嫁女房に甘えること ●焼き魚を食べさせてもらうこと |
嫌いなこと | ●薬を飲まされること ●文句を「うるさい」と注意されること |
誇れること | ●犬に対する抵抗感がない ●目下の者からちょっかいを出されても我慢できる |
特 技 | ●人間の赤ちゃん・幼児への子守り ●大声で文句を言っては寝ている小倅を起こす |
■ 家族となった経緯
アライグマの千寿が急逝した翌日の 2008年11月20日、局長の元へ隣のお婆ちゃんから連絡が入り、「(近所の)小学校裏の道でうずくまっている猫がいるから保護してほしい」などという無茶苦茶な要望を受ける。
千寿のことでそれどころではないのと、「我が家は保健所か!」という怒りを感じながら現地へ行ってみると、どうみても日向ぼっこをしているだけの猫がいた。
それが寿喜である。
我が家へ着いてからは、緊張からか押入れに入ったまま出てこなかった。
押入れにこもって4日目、ようやく出てきて少しずつ我々と距離を縮めるも、すぐに加速的に打ち解けていった。
■ 成長の過程
保護した時と、その後の状況から判断すると、元の飼い主に捨てられたとしか考えられず、そのためか外へ出ることを極端に嫌い、例え窓を全開にしていても絶対に家からは一歩も出ることがない。
愛情が二分されてしまったことで、石像猫にいなからは極端に嫌われてしまうも、それでも仲良くなろうと必死に近寄っていく姿は痛ましい。
ポメラニアン真熊とは仲がいい一方、ツンデレ三毛猫の稚葉とは犬猿の仲で、すれ違いざまに猫パンチを打ち合うほどの不仲。
野良猫キャリアがあるとは思えないほど警戒心ゼロの性格で、日々天然な姿を見せている。
石像猫にいなの後を付いて回っては、なんでも真似をする生粋の“弟”気質であるが、真熊の子供である志熊に対しては謎の“兄貴”肌を見せて、よく相手をしてあげている。
兄として一方的に慕っていた石像猫にいなの没後は、寂しそうに過ごしていた。
一ヶ月後に小倅が生まれるも、ずっと毛嫌いするように避けていたが、生後10ヶ月が過ぎた頃から急に“子守り”を始め、今では常に一緒に過ごす仲良し兄弟となっている。
■ 闘病生活
2021年 7月に受けた血液検査で「慢性腎臓病の予備軍」「肝臓疾患の予備軍」との診断を受ける。
とくに投薬などの治療は行わず経過観察となったが、半年後の2022年 1月に、にいなと真熊が同時に、且つ突然の病に倒れ、闘病の末ににいなを失った後悔から、転院先の病院で“人間ドッグ”ばりの精密検査を受けたところ、脾臓に「肥満細胞腫」という“癌”が発見される。
脾臓摘出の手術を実施したが、肝臓にも転移していることが判明。
以降、分子標的薬という抗がん剤による投薬治療と、月に一度の通院を継続。
肥満細胞腫により脾臓摘出をしながら、肝臓に転移を認められた場合の平均生存期間(余命)は「1年~1年半」というエビデンスを告知されるも、術後3年が経過しても、血液検査による数値は“横ばい”で推移し、日々生きていた。
2024年 6月から、歯周病により犬歯や奥歯が抜ける口内トラブルをきっかけに体調を崩し、6月11日には「このままでは1週間の命」という余命宣告を受ける。
毎日の通院による補液やビタミン剤の点滴投与、自宅で抗生剤の服薬を頑張っていたが、2ヶ月が経とうという 7月29日(月)の早朝、永眠。
推定16歳半~17歳。