7日(木)の話、すなわち6日(水)のつづき――
これが両親宅の前景である。
「局長ってド田舎から上京してきた田舎っぺ大将?」
なんて思われるかもしれないが、俺はここで暮らしていない。
両親も元々は熊猫犬地方に居住していたのだ。
北海道へ移住した友人に影響されたオカンが、50歳を過ぎた頃から田舎暮らしに憧れ始め、
60歳間近で財産を投げ打ってこの築95年(当時)の古民家を買ってリフォームし、
親父の定年と同時にこの地へ移住したのだ。
田舎暮らしを始めて今年で7年目。
この部落での交流関係も出来上がり、陶芸教室や絵手紙教室に通い始め、
文字通りのスローライフを過ごし、さぁこれから!という矢先、オカンは急逝した。
冬だから、ほぼお休み中の畑だが、大根と葱、白菜が生っていた。
今回も白菜漬けをドッサリ持ってきてくれていたが、この畑で採れたものだ。
主を失った畑は、冬の景色も手伝って、どこか寂しそうだった。
それが田舎暮らしの醍醐味だからね。
この部落で出来た親父の友人や、ご近所さんがお線香をあげに数人いらっしゃった。
皆さん、二日ほど留守すると聞いていただけに、変わり果てた姿での帰宅に言葉を失っていた。
昼過ぎ、お線香をあげて、俺も帰る準備をする。
今の親父を一人残して帰るのも気が引けるが、
そろそろ俺も普段どおりの生活に戻らなければならない。
そして、親父に最寄の駅まで送ってもらい、別れた。
次に会うのは、2/14(日)。
バレンタインデーにぶち当たった四十九日の納骨だ。
ホント、駅のホームからも緑以外は何も見えない。
特急電車に乗り、東京まで。
東京からはJRに乗り換えて、新宿からは贅沢にも小田急ロマンスカーに。
こういう公の場で自分のペットを褒めるはイヤなのだが、今日だけは・・・・
真熊は本当に手が掛からなくていい。
ポメラニアンなのに鳴かないのが非常に助かる。
(そういう躾をしたのだが・・・)
電車での長距離移動も出来るし、人懐っこさから自宅以外へのお泊りも可能。
この数日間は、本当にそれを強く感じた。
でも――
そうだよな・・・・
親戚やらご近所さんやら、いろんな人が家を訪れ、よそ様の家に一匹でお泊りに行って、
こんな遠い片田舎に車でやって来て、翌日には電車に長時間揺られて帰る・・・・
お前も二週間にわたって、よく頑張ったよ!
コメント
局長様もよく頑張ったと思います。
本当に心身お疲れのことと思いますが、あなたの行動やブログに
書かれた幾つかの言葉にもしばし感銘を受けました。
いつかこの地へ出向くことがあったらお線香をあげさせてください。
今は少々離れていますが・・・・・
サザビーと一緒にお母様のご冥福を心よりお祈りいたします。
優しい笑顔のお母様ですね。。。
お母様ご本人も、こんな事になって
一番驚かれているかもしれません。。。
ご家族のみなさん、ゆっくり・ゆっくり心の
整理をなさってください!
ほんとうに本当に、お疲れ様でした。
真熊ちゃんも、お疲れ様でしたね。これから喪失感増す
と、思われますので、負けないでください。
羊Yさんからも、メセージ入ってるのですね。力になりますね。
ブログしてて、良かったですね。沢山の方々が応援されてます。
コメだけの者としては、とても、うらやましい環境です。
にいなちゃん、寿喜ちゃん、どうしていますか。
みんな、日常生活に戻れますように、、、
局長さん、お疲れさまでした。
真熊ちゃんもがんばりました。
お母様のご冥福をお祈りしています。