<失笑>年長者ゆえの苦労 ~ 爪とぎ争奪戦

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どんよりとした空の朝に、こんにちわ。

梅雨入り宣言がされてしまいましたね、関東地方も西日本もすべからく。 局長です。
これから我々のような “天然パーマネント族” には辛い時期がつづくんですね・・・・

――― さて、少し前の週末のお話。

20180607_爪とぎ事件簿1

ぽかぽか陽気だったこの日は、リビングの窓を全開に。

猫たちはその前で日向ぼっこをするなど思い思いに過ごしていたのだが、ふと気づくと、猫用の “爪とぎ” がえらいことになっていた。

20180607_爪とぎ事件簿2

我が家ではハニカム状の紙製ではなく、麻製の爪とぎを使用しているのだが、そのコンディションのチェックを怠っていた。

もはや使い物にならないどころか、朽ちている感じになってしまっているではないか。

20180607_爪とぎ事件簿3

幸いにも買い置きしていたものがあったので、すぐに交換することに。

パッケージ越しにも、これが爪とぎだと分かったのだろうか。
にいなが寄って来た。

20180607_爪とぎ事件簿4

ちなみに、マタタビも付属しているのだが、猫たちがラリッたような状態になってしまうので、我が家ではあまり使わないことにしている。

それはさておき、いざ投入 ―――

20180607_爪とぎ事件簿5

真横でスタンバイしていたにいなが大喜びで爪をとぎ始めた。
やはり新しい麻は、爪の引っ掛かりなどがいいのだろう。

すると、そこへ寿喜が。

20180607_爪とぎ事件簿6

そして、なぜかにいなの肛門に向かって交代を呼び掛ける。
まだにいなも使い始めたばかりだというのに。

20180607_爪とぎ事件簿7

あまりの感触の悪さに、思わず手を止めてしまったにいな。

20180607_爪とぎ事件簿8

結局、そのまま寿喜に乗っ取られることに。

にいなもケンカしてでも死守するほどの意地は見せず、不本意ながらも代わってやるような大人の対応を見せていた。

20180607_爪とぎ事件簿9

そんなにいなの気持ちなどお構いなしに、大喜びで新しい麻で爪とぎを始める寿喜。
こういった空気を読まない強引さが、にいなに嫌われてしまう理由なのだろう。

20180607_爪とぎ事件簿10

猫は何かイラっとしたときは、気分転換したいときなど、こうして爪をとぐものだが、爪とぎが新調されただけでもその欲求は沸いて出るらしい。

無我夢中だ。

20180607_爪とぎ事件簿11

せっかく俺が新品を卸すその横で待ち構えていたというのに、あっさりと乗っ取られてしまったにいなは、本当はすぐにでも爪をとぎたいほどのストレスに駆られているのだろう。

しかし、心行くまでに爪とぎを楽しんだ寿喜が去ってゆくと ―――

20180607_爪とぎ事件簿12

ようやくにいなにも腰を据えて爪とぎができる状況が。
余計に蓄積されてしまったストレスも一緒に吐き出さんと、一心不乱に爪をとぐ。

20180607_爪とぎ事件簿13

むしろ、やり過ぎてしまうほどに・・・・
爪が割れてしまったのだろうか。

20180607_爪とぎ事件簿14

ようやく一息つけたようだ。

サラリーマンの一服、もしくは缶コーヒーみたいな感覚だろうか。
どちらもやらない俺には理解し難いものだが。

20180607_爪とぎ事件簿15

しかし、にいなの試練はまだ終わらないらしい。

二匹が爪をとぐ音の微妙な変化でも感じ取ったのだろうか、今度は二階の寝室にいたはずの稚葉が不気味な雰囲気でやって来た。

20180607_爪とぎ事件簿16

そして、とんでもなく強引ににいなを退かせた。

こんな理不尽ささえも想定の範囲内なのだろうか、にいなはすべてを分かりきった様子でその席を譲ってしまう。

20180607_爪とぎ事件簿17

にいなを退かしたところで、これまた夢中になって爪をとぎ始める稚葉。

なんてワガママに育ってしまったのやら。
もしくは、小娘のこんなワガママくらいは可愛く感じてしまうのだろうか、にいなクラスになると。

20180607_爪とぎ事件簿18

こうして、ただ爪とぎを新調しただけなのに、猫たちの性格や人間模様(猫模様)までが垣間見えてしまった我が家のリビング。

にいなの年長者ゆえの我慢強さにもリスペクトを表さなければな。

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【今日の一言】

毎日ゝ湿気で中世の音楽家みたいな髪の毛になってしまうことが今から億劫・・・・
 

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ダニエル・ウェリントン

ひょんなことから6度目の 『ダニエル・ウェリントン』 のモニターやってます。 

コメント

  1. ラブママ より:

    箱の争奪戦のときもそうですが、
    やっぱりコトちゃんがやってくると
    譲ることになってしまうにいなちゃん。
    本当は優しい大人なんですね。
    内には不満を貯めながらも、争うよりは
    譲ってしまう、その寛大さに拍手です。

    隣でコトちゃんが気持ちよさそうに
    爪をといでいるのをじっと見ているのは、
    さぞムズムズしてきたことでしょう。
    やっと自分の番がまわってきて良かったね。

    ・・・と思ったら今度はわかちゃん( ̄▽ ̄;)
    やっぱり譲ってあげるにいなちゃん、
    こちらは大人の対応というよりは愛情かしら。

  2. ミツ より:

    にいなさん優しい。

  3. とりっこ より:

    爪とぎ1つで性格が出ますねぇ~^^
    本当に三者三様で見ていて面白いです(笑)

    争い事にならないように譲ってあげる優しいにいなちゃん…みんながなんだかんだうまく生活出来ているのは優しいにいなちゃんのお陰かもしれないですね( *´︶`*)
    優しいにいなちゃん、これからも局長さん一家をよろしくね(>ω<)

  4. クッキー&ちゃちゃ より:

    爪とぎって、犬には必要ないから良くわからない
    けど、ニャンコにとっては必需品なんですね。

    またたびは…
    過去記事読んで、可笑しかったです^ ^
    不思議ですね〜〜またたびの魅力、一度
    聞いてみたいです^ ^

    にいなちゃん、文句言わないで偉いですね〜〜
    怒らないでじっと待つ。
    にいなちゃん見てると高倉健を思い出します^_^

  5. つばめ11号 より:

    先代の爪とぎも、ここまで使われたら本望でしょう。
    3匹のイライラを受け止めると、ここまでボロボロになるんですね。
    こんなになるとは知らなかったのでビックリしました。

    新しい爪とぎに一番乗りがにいな君ってちょっと珍しくないですか?
    不器用なにいな君が一番に使ってるのを見ると、なんだか嬉しくなります。
    その後の展開は、ある意味想像通りでしたけど。

    コトちゃんのにいな君のどかし方がこれとは、
    いつも想像の斜め上をいくコトちゃんらしくて笑えました。。
    そのあと再び使ったにいな君、やりすぎていてて・・・の姿が可愛い♡
    爪は大丈夫でしたか?

    こんなに大人気だとこの爪とぎの寿命も短そうですね。

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