二度目の転院|セカンドオピニオン【後編】

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土曜日の昼下がりに、こんにちわ。
局長です。本日の記事は長いです・・・・

─── 「セカンドオピニオン」三部作の最終章。

1月25日()の午前中。
前夜の電話相談で“餡ドーナツ”院長から薦められた『H動物病院』(仮名)の門を叩いた。

埼玉の餡ドーナツ院長からの紹介であること、「セカンドオピニオン希望」ということを伝え、厚かましく思いつつもH院長をご指名で。

「H動物病院」を薦められた過程はこちらを。

この病院も、通りすがりに見るだけで分かるほど常に混雑している。

ポメラニアン真熊

待合室が「」にならないようにとWEB予約システムを導入しているが、それでも混んでいる。
二階建ての広くてきれいな建屋で、スタッフも多い。

石像猫にいな&ポメラニアン真熊

いよいよ我が家の番になり、診察室へ。
ご挨拶をしたところで、これまでの検査内容と結果を提出し、経緯を説明した。

餡ドーナツ院長曰く───

餡ドーナツ
餡ドーナツ

昨今の獣医業界では「セカンドオピニオン」は全然珍しいことでも失礼なことでもない
ごくまれに気分を害する獣医師もいるけど、大半の獣医師は何も気にしない。

とのことだったが、本当にそのとおりで、

H院長
H院長

なるほど。
それならできるだけ客観的なデータが必要ですね。
では、SDMAはもちろんのこと、●●検査と▲▲検査もさせていただいてよろしいですか?

と、今かかっている「Z動物病院」と話しやすいよう、各検査の内容を詳しく説明してくれた。

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さっそく、ポメラニアン真熊と“にいぼん”こと石像猫にいなを順番に診てもらう。

石像猫にいな

体重や体温、心音、心拍数、触診から始まり、詳細な血液検査を実施。

だが、にいぼんはあまりにも調子が悪そうで、“皮膚つまみテスト”においても貧血が著しく、検査項目が多くなってしまうため、17時まで「日帰り入院」での診断となってしまった。

そして、17:00に再訪し、改めて検査結果の説明を受けた。

石像猫にいな&ポメラニアン真熊
真 熊
  • SDMAの数値も高く「腎障害」と言える。
  • 貧血気味。
にいぼん
  • SDMAの数値は悪い。
  • 血小板の数値が低い。貧血状態。
  • 腹部レントゲンで、脾臓が異常なほど大きく写っている。
    脾臓にしては巨大で、何か分からない。
  • 腹部エコー検査で、脾臓の中に3cmくらいの出来物が見える。
ポメラニアン真熊

この出来物の正体が分からないと不調の原因が判断つかないため、「細胞診」という組織採取を行ってもいいかと言う。

別に麻酔をかけるものではなく、針でプスッと組織の一部を採るだけだというので、是非にとお願いし、その結果には2~3日要するというので、この日はここまでしか判明しなかった。

ここまでの作業と説明でよく分かったことがる。

今かかっているZ動物病院には「設備」があまりないのだ。
だから獣医師の経験や技術を基に、学会や論文で得た知見を使った「診断的治療」しかできないのだろう。

用語説明

診断的治療

症状の原因が明らかでない場合に、特定の疾患を想定して治療を行うこと。
治療に効果があればその疾患と診断し、効果がなかった場合は、別の疾患の治療を試しながら診断を確定する。
出典:デジタル大辞泉(小学館)

院長はキャリアの長いベテランだから、それでも問題ないと思うが、逆に若い獣医師の場合は、絶対的に経験値が少ないためちょっとリスクを感じる。

実際、春先にかかり始めた頃は若い獣医師が担当だったのだが、シフトが休みの日に偶然にも院長に診てもらうと、診断が異なっていたことがあった。
そのため、以降は院長を指名して診てもらっていたのだ。

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一方のH動物病院は設備が充実している。

大半の検査は、外部に委託する必要なく院内でできてしまうので、検査結果という「根拠」をもって治療方針を立てられるのだ。
餡ドーナツの病院もかなり規模が大きいので、このタイプなのだろう。

さらには、獣医師が4~5人、事務員も同じくらいの人数、看護師に至っては10数人が常時右往左往している。
診察室も4部屋くらいあり、カルテもノートPCによる電子カルテ

わざわざ口頭による申し送りをしなくても、オンライン上で全員が情報を共有できている。

もう一つ特筆すべきは、院長の方針なのだろうが、接客スキルが完璧なのだ。

まずは待合室で待っている間に看護師が直近の様子を確認に来るのだが、その際も必ず片膝を突き、飼い主よりも目線を低い位置にする。
且つ、笑顔でハキハキと受け答えをする。

下手なサービス業よりもレベルが高い。

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逆に、Z動物病院は獣医師が2~3人で、看護師が4~5人くらいだが、これまた病院の規則なのかと疑ってしまうくらい全員そろって無愛想。

我が家の動物たちを診てもらっている院長も、愛想など皆無で、説明も専門用語を使い手短に終わらせてしまう
当然、分からない点を質問することになるのだが、その回答も手短に最低限で済ませる

常に混み合っているので、患者数を“さばく”ことを第一としている様子がうかがえてしまうのだ。

モノトーン兄弟

この時期は、にいぼんと真熊は明らかに「」に片足を突っ込もうとしている状態になっており、この先さらに危ない状況になったとき、この院長と納得のいく治療を合意できるのだろか・・・・と不安を感じていた。

石像猫にいな&真熊

そもそも、獣医師とのコミュニケーションに問題を感じたから、X動物病院から転院してきたというのに、あまり解消された感は得られていなかった。

「X動物病院」から「Z動物病院」への転院の経緯はこちら。

─── と、ここまでの段階で、俺は大きな選択を迫られていた。

ポメラニアン真熊

いや、実際には選択するまでもなかった。

この状況と条件で、H動物病院による検査結果をもって、再度Z動物病院に戻る必要があるのか。
いや、ない。(高校時代に古文で習った反語)

H院長が言った。

H院長
H院長

どうされますか?
この結果を持ってZ先生のもとへ行かれますか?
にいなちゃんは恐らく診断が異なっていますし、細胞診の結果も出ていませんが。
別に転院を薦めているわけじゃいないですよ。
ウチはどう使っていただいても構いませんからね。

考える余地もなく、二つ返事で答えた。

局長
局長

転院します。引きつづきお世話になります。

───といった経緯で、1月22日()にZ動物病院に駆け込んだものの、三日後の25日()にはH動物病院に転院することに。

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正式に転院したところで、お次は実際の治療に。

ポメラニアン真熊
真 熊
  • 皮下点滴(補液)を80cc
  • 二日後の1/27(水)に再度血液検査をして今後の治療方針を決定する。
石像猫にいな
にいぼん
  • 皮下点滴(補液)を100cc
  • ビタミン剤投与
  • 翌1/26(火)に貧血の状態を再確認する。
  • 細胞診(出来物の細胞採取)の結果を1/27(水)18:00までに連絡いただく。
石像猫にいな

この時点では、にいぼんの不調の原因は不明のままだったが、少なくとも「腎性貧血」ではなく、脾臓に見つかった出来物が悪さをしていそうな雰囲気があるという別の診断結果が出ただけでも進展と言えよう。

あのまま赤血球を増やす注射をしつづけたところで、ますます悪化するだけだった。

こうして2回目の転院を経て、ようやくモノトーン兄弟の治療に本腰を入れられることに。

石像猫にいな

必ずしも「転院すること」ではない、あくまでも「第2の意見」を聞くためのセカンドオピニオンだが、その結果によっては積極的な転院も必要なのだと、改めて勉強したのだった。

よくよく考えると、まず餡ドーナツ院長への相談がセカンドオピニオン的だから、今回の行動は「サードオピニオン」になるのかも・・・・

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動物病院および獣医師によって、治療方針やスタイルが大きく異なることを痛感した一年間・・・

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コメント

  1. ラブママ より:

    思い切ってセカンド(サード?)オピニオンを受けて
    良かったですね。
    最終的な結果はまだ出る前でしたが、
    お医者さまと考え方を共有できたことは
    一番の信頼に繋がりますから。

    ひと口に動物病院と言っても、
    本当に色んなタイプがありますね。
    大きくて設備が整った病院、
    小さくても親身になってくれる病院、
    そのどちらでもない病院。

    今回はとにかく検査が必要だったでしょうから、
    餡ドーナツ先生の助言に従って
    大きな病院で診てもらえたことが
    良かったと思います。
    結果はともかく、できるだけのことを
    してあげれる環境は整ったのではないでしょうか。

    ラブもシニア犬。
    本当に参考になります。

  2. まっくろくろすけ より:

    局長さんがセカンドオピニオンの大切さを前、中、後編に分けて綴ってくれたおかげで大変参考になりました。
    餡ドーナツ医師のような人が身近に居るのも心強いですね

  3. クッキー&ちゃちゃ より:

    やはり病院選びは難しいですね💦
    獣医師は人間の先生と違って全ての科を見る訳で、得意じゃない分野もあるし。
    病院の施設も病院によって違うし。
    設備はあっても先生が信頼出来ないかったりするし。
    先生は良くても設備が整ってなかったり。
    いろんな検査が出来てその場で分かるのはいいと思います。
    セカンドオピニオンで気分を害さないと思うけど言いづらいです。

    設備の整った病院と勉強熱心の先生と出会えて本当に良かったですね!

  4. つばめ11号 より:

    納得してお任せできる病院に巡り合えて本当に良かったですね。
    若くて元気なうちならどの病院にかかっていても大差ないでしょうけど
    高齢になって病気にかかりやすくなってきたら、自分と相性のいい
    病院にかかるのが一番だと思います。

    私が最後に選んだ病院も、接客スキルが同じくらい高かったです。
    それに、ペットシートやらティッシュやら雑巾など、全部ご自由にどうぞと
    置いてあって助かりました。

    みんな、ご飯ちゃんと食べてね。元気になるんだよ。

  5. くうぱぱ より:

    やはり、先生の腕も重要ですが、設備も重要ですね。
    このブログで助かる命、かなりあると思います。
    結構、このセカンドオピニオン編を書くのは辛かったと思います。
    その辛さを抑えて、皆様に重要なことを届けたと思います。私も受け取りました。
    局長さん、ありがとう。

    • 黒字のかあちゃん より:

      本当に参考になりました。
      ありがとうございます。
      餡ドーナツ先生の話も参考になりました。
      ありがとうございました。
      素晴らしい🎵

      まぐちゃんも頑張った。
      よくぞ頑張ったね。
      今日もご飯モリモリ食べてたくさん遊んでお散歩して元気に過ごしてね

  6. とりっこ より:

    今回の局長さんが綴ってくださったセカンドオピニオンは大変参考になりました。
    セカンドオピニオンって嫌がられる印象でしたが、餡ドーナツ先生が「大半の獣医師は気にしない」と仰って下さった事は、今後の選択肢が増えたと感じる飼い主さんが多いのではないでしょうか。

    毎度同じことばかり書いて恐縮ですが、本当に本当に病院選びは難しい…
    どんなに有名で設備が整っていても、患者のペットへの対応や飼い主への対応が雑だと診てもらう事に不安を感じます。
    逆に、優しい先生でも検査を細かくすること無く診断されるとこれも不安…
    両方持ち合わせている獣医師さんって本当にひと握りなんじゃないかなって思います。

    今回お世話になった病院は、局長さんが納得できるくらい説明をしっかりしてくれる良い病院でしたね。
    きっと新たな進展もあって、息詰まっていたものがほんの少し楽になったのではないでしょうか。

    まぐちゃんとにいぼんは、体調が優れない中、転院しつつも通院よく頑張りましたね。

    まぐちゃん、ことちゃん、わかちゃん今日はちゃんとご飯食べられたかな?
    局長家に今日もエールを送ります。

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