デリケートなデザートへの才能の目覚め｜マ人BBQ Vol.7

お盆休み中の日曜日に、こんにちわ。
東日本にお住いの方々は台風被害はいかがでしょう。我が家のエリアは雨が激しかっただけで、幸いにも被害は何一つありませんでした。局長です。

─── さて、本日も 5月15日(日)に開催された「マ人BBQ」レポートの続編を。

いよいよこのイベントのメイン企画である「愛犬と一緒のBBQ」が始まった。

この施設が“売り”にしている、備品も食材もいらない「手ぶらでBBQコース」により、身一つで訪れたのに、こうしてBBQが楽しめる幸せ。

『その後のサザビー』のオフ会で何度か会っている人、共に参加はしているがお話しするのは初めての人 ── など、様々な顔ぶれでBBQを楽しむ。

犬たちからの強い視線を全身に浴びながらも、なんら臆することなく肉を食らう飼い主たち。
どうやらパピヨン･オーナーは、強靭なハートをもっている人が多いらしい。

それに比べて、きっとポメラニアン･オーナーであれば、すぐにプレッシャーに負けて肉を食わせてしまうだろう。
エビデンスは何もない、俺の個人的な印象であるが････

ひとしきり肉を食らったところで、お約束の「焼きそば」で締める。
これで終わりかと思いきや、最後に「デザートタイム」まで設定されたコースだった。

「バナナのミニバームクーヘン」とあるが、割り箸にカットしたバナナを刺し、周りにホットケーキミックスのような“衣”ころもを付けて、炭の上にかざして焦げないように焼く ─── というデザート。

これがなかなか難易度の高い一品で、衣の重みでバナナが割り箸から割れて、そのまま炭の上に落ちるという失敗がそこかしこで起きていた。

線香花火の最後の“玉”のように、落とさないよう必死にケアしなければならない、非常にデリケートなメニューである。

しかし、どうやら俺は生まれながらにして、この「バナナのミニバームクーヘン」の素質やセンスが備わっていたらしい。
みんなが炭の上にドロップアウトしてしまう中、着実に焼きつづけ、“お焦げ”という演出までして見せる余裕さえあった。

気になるその味はというと ───

パンケーキミックスでバナナを包んだような味だった。

つまり、“そのまんま”の味である。
それなりに美味しいが、この工数や苦労とは割が合わない･･･という事実は否めない。

こうして、小一時間にわたる「愛犬と一緒のBBQ」は終了。
パピヨンたちが、お肉にあり付けたのかは分からないが、美味しかったし、楽しかった。

ちなみに、ポメラニアン真熊は、味を付けていない鶏肉をそれなりに食べている。
そう、俺はチキンハートのポメラニアン･オーナーなのだ。

今回のBBQは十分に楽しめたので、次回は「愛犬と一緒の手巻き寿司」とか、「愛犬と一緒の手ぶら流しそうめん」、「愛犬と共同作業で手打ちそば」などの新たなプランを“マ人”さんに探し出してもらわなければ。