花金の昼下がりに、こんにちは。
GW後のリハビリ期間のような3日間も終わり、これで来週からは完全に通常モードの仕事が始まりますね? え? もうとっくに通常モードですって? まだ徐行運転の局長です。
─── さて、「途中でストップしたままのお話」シリーズを再開して、今回がようやく最終章。

2020年10月にオレンジ色の愛車『日産セレナ』を買い替えたお話を、ディーラー巡りから契約、納車までの【第一章】として綴ったきり続編を寝かせてしまい、あっという間に4年半が経過。
俺が購入した「C27型」というモデルも、2025年現在では「旧型」という位置付けに。
買い替えから納車後までの振り返り
- 2020.09.20
- 2020.09.22
- 2020.10.25
- 2020.10.27

それでも、このお話を始めたからには最後まで綴り切って締めてやろう ── という義務感だけが俺を突き動かしているので、少しばかり旧型セレナのお話にお付き合いいただければ。
2日ほど話が前後してしまうが ───

前話の、納車2日後の2020年10月27日に取り寄せていた社外製のフロアマットを敷いた ── というお話の前、実は納車当日の10月25日に地元の神社まで「車祓い」へ行ったその足で、もう一件立ち寄っていた。

車にある加工をしてくれるショップ(兼)工房なのだが、その寸法取りが行われていた。
新型セレナを購入することにした時点で、同時にその加工を施すことも決めていたので、納車日に予約を入れていたのだった。

とはいえ、人気のお店のため予約が詰まっており、俺のセレナへの施工は少し先になってしまう。
この日は仕様決めと採寸、見積りなどの打ち合わせのみでお店をあとに。
施工は年明け1月まで待つことになり、それまでは納車したままの状態で乗っていた。

ポメラニアン真熊は、どうも浮かない顔をしている。
我が家に来てからずっと乗っていた「C25型」にはあった1列目のベンチシート状の定位置がなくなったことで、“定位置”を失い落ち着かないのだろうか。

真熊(まぐま)
局長家の黒ポメラニアン。♂
小さな子供や小型犬が大嫌いな器の小さな15歳。
2023年 2月23日(木)、15歳10ヶ月の生涯を閉じた。
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嫁女房は、真熊に助手席を明け渡して2列目シートに。

関取みたいに体が大きくなっているが、激太りしているわけではないのでお間違えなく。
お腹の中に、出産を2ヶ月後に控えた小倅が入っているのだ。
この当時は小倅はまだこの世に存在していなかったなんて、すごく不思議な感覚だ。

嫁女房(よめにょうぼう)
局長の女房。
喜怒哀楽の“怒”が抜け落ちている女。
「スタバ」が大好きな30代OLでこのたび二児の母に。
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小倅(こせがれ)
局長の息子で、“人間”では長男。
2021年3月4日生まれの4歳。
『きかんしゃトーマス』にドハマり中の保育園児。
☞ 詳しいプロフィール
そして2ヶ月が過ぎ、年が明けた2021年1月13日(水) ───

俺は再びあのショップ(兼)工房にいた。
3日ほど前の 1月10日(日)に、まず愛車セレナを預けに訪れて、この日が施工完了日だったのだ。
エンタメ感を演出しているかのように、少しずつじらしながら上がっていくシャッター。

キュラキュラとシャッターが上がり、フロントグリルより上の部分が見えてくる。
納車直後と少し様子が変わっていることがお分かりだろうか。
シャッターが全開し、ついにその全貌が ───

そう、ボンネットからルーフにかけて、“レーシングストライプ”を入れたのだ。
買い替え前の「C25型」と比べると、オレンジ色も少し暗めで重たくて、何かスタイリッシュ感が足りなく感じていたので、このストライプラインを入れることでスポーティーなイメージにしようと考えていた。

「カーラッピング」という、塩化ビニル製フィルムを使った装飾。
塗装ではないので、この「セレナe-POWER」を手放す際にも、フィルムを剥がせば元通りの標準仕様となり、改造車のような扱いにならなくて済むメリットがある。

分かりやすい例で言うと、アニメの女の子キャラを車の全面に装飾した「痛車」と呼ばれるオタクの車があるが、まさにあれがカーラッピングによるもの。
キャラクターを印刷したフィルムを車に貼り付けているだけなので、剥がせば元通りになるのだ。

レーシングラインの色は、当初ホワイトを想定していたのだが、工房でフィルムのカラーサンプルを見せてもらっていると「面白い新色がある」と紹介され、見せられたのがこの「サテンキャラメルラスター」。
光の当たり具合により色が違って見えるので、いろいろな表情を楽しめるという。

確かにこのオレンジ色との相性も良さそうだし、ホワイトだとベタっとした感も否めなかったので、ドキドキしながらもこの色を選択した。
どうだろうか、この仕上がり。

国産車とは思えない、高級外車のような装いじゃないか。
子供用品『西松屋』の駐車場だというのに、まるで代官山あたりの本場イタリア料理屋の店先に見えてしまうのは俺だけだろうか。


C27型セレナのこの色「サンライズオレンジ」は、オレンジ色というか、むしろレンガのような色味で、強い陽が当たらないと重たさやベタっとした印象を感じてしまうが、中央にストライプが入ることで急激にイメージが変わる。

ルーフスポイラーも背面も、リアバンパーも、すべからく施工。
ちなみに、この大小2本のラインを左右に計4本というデザインは俺が考えたもの。
レーシングラインはただの2本線が一般的なのだが、少し高級感をもたせたかったのだ。

こうして、2020年10月に購入した「C27型セレナe-POWER」は、納車後2ヶ月半を経て、当初望んでいたとおりのビジュアルが完成し、4年半が経った今なお俺を楽しませてくれるのだった。
この翌週からにいぼんと真熊が揃って体調を崩し、あの悲しみの闘病生活が始まったんですよ
コメント
これフィルムなんですねー
なるほど、剥がせるのはいいですね!
ビフォーアフターを見ると感じが全然違います。
オレンジにもピッタリです。
ディラーじゃなくて専門の工房にお願いするんですね、完全オリジナルは最高です!
新車はピッカピカで綺麗です。
やっぱりまぐちゃんには助手席が合うね!
いいです!すごく素敵です。
ヘンな表現だけど、車が軽やかになった感じがします。
この色にして正解でしたね。
西松屋の駐車場には見えないですよ(笑)
こんなに手を掛けたら、いつまでも大事にしてもらえて
車も喜んでいるでしょうね。