新しい週に、こんにちわ。
毎週月曜日は、前夜のドラマ 『下町ロケット』 からの興奮で、仕事のやる気が必要以上にみなぎってしまうのがサラリーマンの性(さが)じゃないでしょうか。 局長です。
――― さて、今年もやって来た、我が家にとって重要な節目となる二日間の一日目。
そう、賢明な読者のアナタならもう勘づいているかと思うが、本日11月19日は我が家の動物たちの長男、アライグマの “千寿” のの命日。
なんと今年は10年の節目である。
千寿があまりにも駆け足で突然に逝ってしまった日のことを、まるで昨日のことのように覚えているというのに、あれからもう10年だなんて、早すぎる時間の流れについていけていない俺がいる。
これまでも同じようなことを何度か綴ってきたが、千寿との思い出は何一つ忘れるつもりなどないのに、こうした時間の流れで思い出せないことが少しずつ増えてきているのも悲しい現実。
記憶の欠落は、もうここで完全にストップしてほしいものだ。
そういった思いもあって、今日はこれまでアップしたことのない写真を載せていこうと思う。
何ゆえこれまでは同じような写真を9年間も使いまわしていたかというと、他の写真には当時お付き合いしていた彼女の姿が写っていしまっているから。
でもよくよく考えると、そんな写真も大半がもう20年も前の思い出になるので、「別に気にすることないか」と今さら開き直ったのだった。
・・・・ということで、いきなりこんな素敵な写真を。
卒業を2ヶ月後に控えた大学4年生時の新年だったと思う。
初詣に行った帰りに、我が家に寄った彼女が千寿にリンゴを食べさせてあげているところ。
千寿にとって、俺以外の人物ではこの女性がもっとも多くの時間を共にした存在だったと思う。
一般的なアライグマ同様に、そこそこ凶暴な一面をもつ千寿だったが、彼女に本気で噛み付いたことはなかったはずである。
“大きな公園” にも、実は千寿とよく通っていた。
但し、散歩に来ている犬たちとの “異物感” が半端ないので、こうして芝生でくつろいでいるだけでも好奇の目に晒されることが多かった。
しかも、池があると必ず飛び込んでしまうし。
元来、川辺でザリガニなどを捕食することの多いアライグマだけに、水辺を見ると武者震いして突入してしまうので、そりゃ目立つわけだ。
そういえば、当時の彼女は、よく耳を “あむあむ” されていた。
とても “ぞわぞわ” すると言っていた。
よくツイッターやFacebookの投稿で、散歩中の柴犬が歩くことを拒否して “リードを引っ張られても頑として動かない” というシリーズがあるが、恐らくその先駆者は千寿である。
柴犬との大きな違いは、手が器用ゆえに、その手でリードを引き留めるという手段に出るところだろう。
ちなみに千寿の場合のこれは、「この先は “おんぶ” して」という意思表示である。
当時の彼女は、こうして千寿をかなり自由に扱えていた。
取っ組み合って遊んだりもしていた。
最近、都心にアライグマが出現したこともあり、様々なメディアで野生化の問題やその経緯が書き立てられているが、確かに「可愛いから」という理由で飼い始めたものの、育つにつれて手に負えなくなり捨てたバカ共の責任であることは間違いない。
どこぞの児童文学作家も、ネットニュースに「飼い始めたものの凶暴化したためにオリに入れっぱなしで飼うことになって罪悪感があった」といった寄稿をしていたが、「ふざけるな!」と言いたい。
俺だって千寿との生活では、たくさんケガもしたし縫い傷もできた。
それでも、こうして(彼女も含めて)コミュニケーションどころか心も通じ合えていた。
個体差はあれど、努力が足りないだけだ。
相手はライオンやグリズリーではない。
本気噛みされたところで、ケガの程度などたかが知れている。
取っ組み合って遊んでやったり、定期的に散歩に連れて行ってやったりしていれば、ストレスも解消できるし、攻撃性だって抑えられるのだ。
くれぐれも言っておくが、千寿も犬や猫とくらべれば、それはもう飼うのは大変な生き物だった。
だが、本人(アライグマ)も少しでも幸せに生きようと必死に足掻いているだけなのだ。
それを受け止めてあげることもせずに、簡単にケージに押し込めたり、野に放ったりしたバカ共のおかげで、今なおアライグマたちが “駆除” という名のもとに殺されることになっているのだ。
なんとなく愚痴っぽくなってしまったが、俺がお伝えしたいことは、「千寿は可愛くて素直ないい子だった」ということ。
もう “来世” として別の姿で生きているのかもしれないが、たまには夢にでも出てきてほしいものである。
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10年という時間が早すぎる。 また会いたい。
【今日の一言】
最高潮に達した仕事のやる気も、早くも火曜日からクールダウンするのもサラリーマンの性。
コメント
千寿くん、よく言われる凶暴なアライグマとは
全く別の、ラスカルそのもののようです。
表情もとても優しく、人間をお友達と思って
安心して接していますよね。
彼女と遊ぶ姿も、耳をあむあむする姿も、
本当に可愛いいです。
何より可愛いのは、「ここから先はおんぶして」と
おねだりするところかも。
手を器用に使って、本当に頭が良いんですね。
その能力を活かして、ちゃんと飼育したら、
人間にとっても役に立つパートナーに
なってくれそうな、
良い関係ができそうですのに。
そして明日は・・・ですね!
新たな写真を見ると、千寿くんがまだ
そこに生きて遊んでるように思えます。
最近はテレビであまり良くないニュースに
なる事が多くて悲しいですよね。
本当はこんなに人間と仲良く触れ合える
いい子なのに。
池があると必ず飛び込むってのが面白いです^ ^
写真のは浅いけと、深くても入っちゃうのかな。
アライグマって泳げるのかな。
今年もこの時期になったのですね。
千寿お兄ちゃんがいなくなって10年…早いですね。
写真を見ていて千寿くんは本当に愛されていたんだなぁとわかる写真ばかりです^^
局長さんがたくさんの愛情を注いだ賜物ですね。
千寿くんの姿を写真で見ているからこそ昨今のニュースは本当に心が痛みます…
皆がちゃんと責任を持って愛情を注いでいけるようになればいいのにと改めて感じました。
久しぶりの千寿くんのたくさんの写真が見られて嬉しいです^^
今日は千寿くんにご馳走いっぱいあげてください(>ω<)
千寿ちゃん没後10年ですか。
月日が経つのは本当に早いですね。今まで当たり前にそばにあった存在の声や仕草、ひとつひとつの思い出を忘れないでいたいですね。
ネットニュースで読んだの同じ記事かな?
最近私もアライグマを飼っていたという本を出版された方のインタビュー記事を読みました。
その後その本のレビューしか読んでいませんが、悲しい気持ちになりました。
ひとつの命を迎えた『覚悟』をずっとずっと忘れないようにしようと思いました。
こんにちは。
お久しぶりでございます。
千寿ちゃんの記事を待っておりました。
赤坂のニュースにあえてのコメントが
無く、局長様のご意見聴きたいな、
たぶん、いや、きっと辛口であろうな
と思っておりました。
千寿を心から愛し、そして、あの女性を
心から愛したのが局長様のブレない男の軸だったのだと、思います。
楽しかった思い出も、辛かった思い出も
おぼろになるからこそ、人生を歩み続ける事ができると50を過ぎて知りました。
局長様のこれからの人生が、幸せでありますように。。
千寿君といえば、草の上で仰向けになって寝ているという
アライグマとは思えない衝撃的で笑劇的な写真を思い出します。
最近時々アライグマの悲しいニュースを聞くたびに、
局長さん家で幸せに暮らしてきた千寿君が思い浮かびました。
おんぶして欲しかったらこうすればいいなんて意思疎通ができるほど
本当に家族の一員となっていたんですね。
千寿君は局長さんのことなんて呼んでいたんでしょう。
まだ若い頃の局長さんだから、お兄ちゃんかなぁ~
今日はきっと虹の橋の向こうの世界から、お兄ちゃん!思い出してくれて
ありがとう!って手を振っていますよ。
千寿君の笑顔やカメラ目線の顔って、マグちゃんに似てませんか?