花金の昼下がりに、こんにちは。
昨日の首都圏は記録的短時間大雨、すなわち「シャレにならないほどのゲリラ豪雨」に大荒れとなりましたね。本当にここ3年くらいで日本の気候が変わってしまった印象です。局長です。
─── さて、昨日の続きで俺を悩ませる「記憶の蓋」についてのお話を。

15年もの時間を共にしながら、ポメラニアン真熊のことを何も思い出せなくなってしまった俺。
「記憶の蓋」と称しているそれは、症状だけを見ればいわゆる“記憶喪失”と同じなのだが、そんな限定的で且つ都合のいい発症などあるのだろうか。
【前話のおさらい】

真熊(まぐま)
局長家の黒ポメラニアン。♂
小さな子供や小型犬が大嫌いな器の小さな15歳。
2023年 2月23日(木)、15歳10ヶ月の生涯を閉じた。
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何よりこのまま真熊を思い出せないまま10年20年と歳月だけが過ぎていって、“蓋”が開いた頃にはもう経年によって記憶そのものが薄れていて、結局は思い出せずに終わるのではないか ── という不安も募る。
何より、本当は単純に俺のメンタル的な問題なのではと考えてしまったり。
しかし、昨今の世の中には、人工知能「AI」という非常に便利なツールが存在する。

仕事でもプライベートでも多用しているので、この謎解きもAIを活用しない手はない。
Microsoft製のAI「Copoilot」は、Windows11に標準搭載されているほど、昨今の生活にAIは欠かせない技術となっている。
ということで、「記憶の蓋」についてAIに解説を求めることにした。

AIは「プロンプト」と呼ばれる命令文にいかに精度の高い情報を与えるかによって、導き出される回答の質が大きく変わってくる。
そこで、AIに少しでも正確な判断をさせるため、俺のペットロスに関する情報を整理してみた。

俺のペットロスはアライグマ千寿を失ったときが最初で、次は12年が経ってから石像猫にいなの死があり、以降は動物たちの年代が近かったこともあり、立て続けにペットロスに見舞われることになってしまった。

また、アライグマ千寿のときには「記憶の蓋」の症状は作動せず、1年近く悲しみに苦しんだ。
千寿がドアをガリガリ引っ掻く音が幻聴で聞こえたり、家を出るたびに千寿が外を眺めていた窓を見上げてしまったり、五感や体が記憶していた習慣までもが俺を苦しめていた。

千寿(せんじゅ)
局長家の“長男”だったアライグマ。
2008年11月19日に14年の生涯を閉じた。
動物と暮らす我が家の生活スタイルの礎を築いた存在。
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その後、5年6年と月日が経ったあたりから、今度は少しずつ思い出せないことが増えてきたが、これは日常生活でも5~6年前のことを忘れてしまうのと同じで、「記憶の蓋」云々ではなく普通に経年によって記憶が薄れてしまう症状。

ゆえに当時は「忘れたくないのに少しずつ忘れていってしまう」という脳の機能を悔やんでいた。
事実、“オカン”についても同じで、もう亡くなってから15年も経っているので、なかなか思い出せないことが増えてきている。

だが、千寿との別れから12年後にやって来た石像猫にいなの死については、死後1年が経過したあたりから急激に何も思い出せなくなった。
記憶が薄れるといったものではなく、突然“蓋”をされたような感覚。
【一周忌で初めて「思い出せない」ことに触れていた】

にいな
局長家のロシアンブルーみたいな雑種猫。♂
普段はピクリとも動かず、その色味から石像にしか見えない。
2021年2月3日(水)、15歳10ヶ月の生涯を閉じた。
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これが俺にとっての「記憶の蓋」の始まりで、その2年後に真熊を失った際には、僅か1週間で作動してしまい、そのまま現在に至る。
実は、絶対に大丈夫だと考えていた天然猫の寿喜についても、今年に入ったあたりから「記憶の蓋」が作動し始めてしまい、ほとんど思い出せなくなってしまっている。
【真熊のときは死後1週間で発動した】

寿喜(ことぶき)
局長家のオス猫で、元野良猫で推定16歳のド天然。
「肥満細胞腫」という“癌”と慢性腎臓病と戦っていたが、2024年6月から口内トラブルにより体調を崩し、7/29に永眠。
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そういった「記憶の蓋」発動の原因である“ペットロス”、すなわち「死」に対して、大きな相関関係をもたらすであろう「生」を意味する“出会い”も含めて時系列にまとめると、このようになる。
- 1994年6月アライグマ千寿|飼育スタート
- 2005年4月石像猫にいな|飼育スタート
- 2007年7月ポメラニアン真熊|飼育スタート
- 2008年11月アライグマ千寿|死去 !!
- 天然猫の寿喜|飼育スタート
- 2012年9月ポメラニアン志熊|誕生
- 2012年11月ポメラニアン志熊|親父宅での飼育スタート
- 2013年3月ツンデレ三毛猫の稚葉|飼育スタート
- 2021年2月石像猫にいな|死去 !!
- 2021年3月小倅|誕生
- 2023年2月ポメラニアン真熊|死去 !!
- 2023年12月小童|誕生
- 2024年1月ポメラニアン志熊|死去 !!
- 2024年7月天然猫の寿喜|死去 !!
ガントチャート的にまとめると、こうなる。

こうして改めて時系列にしてみると、実に30年にわたり動物の「生=出会い」と「死」を繰り返してきたことがよく分かる。
とくにここ数年間は「死」が重なっており、精神衛生上の観点から見ても良くない時期になっていることは明らか。

これらの情報と、事実データとして心情的な事象と、体感的な事象とをまとめてプロンプトとしてAIにインプットし、俺の「記憶の蓋」についての見解を求めてみた。
つづく・・・・
脳科学的にも“あるある”なのか、単に俺のメンタル的な問題なのか、真実を問うことにした…
コメント
AIがどんな結果を出したのか気になります。
ちゃんとした結果が出るものなのか。
果たして…
自分を守るために辛い事を忘れると聞いたことがあるけど
果たしてAIは何と言ったのか。
私もAIの見解が気になります。
>「Copoilotコパイロット」は、Windows11に標準搭載されている
ってこと、全然気づいていませんでした。
タスクバーにあったんですね、今度何かを聞いてみようかな。
父上、
僕たちは、父上にとっても愛されて、可愛がられて、
世界のどのワンちゃんやニャンコちゃんたちやラスカルたちよりしあわせでしたよ。
いつでもどこでも一緒で・・・
お誕生会も一緒にお祝いしてもらい、健康に気を付けているのがマルわかりの食生活。
公園の散歩、各イベントへの参加、・・・いつも一緒。
これ以上ない幸せな日々でした。
そうそう、綺麗すぎるお姉さまたちにも遊んでもらいました。
今、父上は、優しいパートナー、かわいすぎる僕ちゃん二人。
何事にも全力投球する父上は
今の幸せな日々を心から、楽しんでください。
そのために、僕たちの記憶が薄れても
今の父上の幸せが、僕たちの幸せです。
・・・・・局長様に愛されたまぐちゃんたちの気持ち
そして婆が勝手に予想したAIの答え。