新しい週に、こんにちは。
いやはや、ちょっとのっぴきならない事情があって、こんな時間の更新になってしまいました。明日以降も不規則な公開時間になってしまいそうです。局長です。
─── さて、再び「従来の時系列に沿ったお話」に戻り、3月3日(金)のお話を。
前話が 2月26日(日)のお話で、ポメラニアン真熊を失った悲しみのどん底にいた内容だった。
そこからの4日間はほとんど記憶がないくらい脳も働かず、仕事には復帰したものの、恐らく無気力のままに過ごしていたのだと思う。
この翌日、小倅の誕生日だった 3月4日(土)のことはすでに綴っているとおり。
ちょうど一年前のこの日に真熊と小倅を連れて「大きな公園」へ行って4人で記念撮影をした ── その足取りをたどり、同じ場所で写真を撮った。
とはいえ、それはあくまで真熊との思い出を偲ぶことが目的なので、嫁女房が過去に綴っていたとおり、小倅の誕生日はちゃんと個別にしっかりお祝いしてあげたいと考えていた。
だが悲しいかな、当時の俺にはそのプロデュースに費やす心の余裕が1ミリもなかったため、嫁女房が一人であれこれ考えては手配を進めていた。
そしてやって来たのが、この場所。
トラックでお馴染み日野自動車が運営する博物館施設『日野オートプラザ』。
バス好き・・・・ 否、バスに依存した小倅のために、バスに乗ったり触ったりできる施設を血眼になって探して見つけ出したらしい。
館内は、日野自動車の歴史博物館になっており、実は戦前から戦時中までは飛行機を作っていたり、かつては乗用車を作っていたり、トヨタの車両の一部をOEM生産していたりと、俺も知らなかった情報が目白押しで実に楽しい施設だった。
ちょっと小倅には難しかったかもしれないが。
それでも、『となりのトトロ』に出てくるような昔のバスに乗ったり、バスの運転シミュレーターを体験したり ───
当施設オリジナルのバス模型を購入したり、バス以外の大型の乗り物を見たり触ったり、小倅も終始目をパチクリさせていたので楽しんでいたのだと思う。
同時に、この日を境に俺にも大きな変化が起きていた。
当時の「嫁女房日記」でも軽く触れられていたが、突如として真熊のことを何も思い出さなくなってしまったのだ。
俺がよく「記憶の蓋」と称して何度か綴っているが、真熊の死からちょうど1週間だったこの前日の 3月2日(木)で、どうやら脳がギブアップしたらしい。
2月23日(木)の死から 3月2日(木)までの1週間は、自分をまったくコントロールできないほど大きな悲しみの渦に飲まれていて苦しんでいた。
しかし、この 3月3日(金)からピタリと何も思い出さなくなり、悲しみすら感じなくなった。
このことについては後日改めて綴るが、結果として今現在まで何も思い出さない。
無理やり記憶をたどれば、2月に入ってからの余命宣告と前後した闘病期間が辛うじて思い出せるくらいで、元気な頃の姿はこの日を境に完全に記憶の闇に消えたのだった・・・・
俺の記憶から完全に消えてしまった頃の真熊の姿にクリックを
コメント
日野自動車でこんな施設があるんですね!小倅ちゃん楽しかったでしょうね。
確かに大人も楽しめそうです。
記憶の蓋…
まぐちゃんの事を全く思い出せないのが不思議に思えます。
過去のコメントに同じ思いをした方がいらっしゃいましたがそういう事があるんですね。
心が壊れない為に脳が蓋をしてくれたって事なのかな。
師走で忙しいのかな。無理なさらずに!
限界が来たので壊れないように蓋をしたんでしょうね。
人間の脳ってすごいですね。
思い出せなくても、これまで綴ってきたこのブログがあるから
まったく何もなくなってしまったわけではないし、
マグちゃんファンのみなさんの記憶にはマグちゃんはしっかり刻まれているし。
大丈夫です。
メーカーのこういう施設っていろいろ工夫されてたり、懐かしいものがあったりと
楽しいですよね。ほとんどどこも無料で体験できるのも嬉しいです。
私も記憶が思い出せなくなり、そんなこともあるのかと探していてここに辿り着きました。
まだ愛犬(ポメの血が入っていてやはり写真はいつも笑顔)が亡くなって10日程です。
7日を過ぎてから急にパッタリと何も思い出せなくなりました。
このまま思い出せないのではないかと怖く、でもある時にいきなりバーッと思いだしたらという怖さもあり。
こちらを拝見して同じ人がいることに少し救われました。ありがとうございます。