早いもので一年・・・

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12月28日―――

早いもので、あれから一年が経ってしまった。
大掃除の手伝いに来ていたオカンが、いきなり倒れて、あっという間に逝ってしまったあの
人生最悪の日から。

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結局、未だに実感もなく、ただダラダラと月日だけが流れてしまったような気がする。

親と別々に暮らすようになって15年ほど経っている俺にとって、一年のうちでオカンと会う
ことといえば、年末年始と、GWかお盆。
それ以外は、俺の外泊の際に動物たちの世話をお願いした時くらいで、頻度としては、
4~5ヶ月に一度くらいのペースだった。

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だから、さすがに丸一年間も会わないことはなかったので、そのこと自体には違和感を
覚えるものの、とくに大きな悲しみに襲われることもなく、あまり 「死」 という事実と上手に
向かい合えていないような気がする。

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今にして思うことは、まだまだ話したいことがたくさんあったということ。

昨年の夏に、広島女との係争があって、俺と共にこの上ない不快な思いをさせてしまい、
次に会ったのは、11月22日の挙式予定日だった日に俺が 「とある組織」 の仲間と旅行に
行くにあたり、動物たちのお世話を頼んだ時。

夜に帰宅して、オカンの作ったメシを食べて、時間も遅かったので話もそこそこに床に就き、
翌日は俺も仕事で、オカンは自宅へ帰った。

そして、その次に会ったのが、12月28日。
飲み会の帰りに、タクシーが捕まらないのを予測して駅まで車で迎えに来てもらった時だ。

一言二言、普通に話して、その後すぐに様子がおかしくなり、帰宅して意識を失い、
そのまま目を覚ますことなく、本当にあっけなく逝ってしまった。

真熊よ、お前を溺愛していたばぁばは今、空の上にいるんだよ。

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去年の今日は、うちにやって来たばぁばにお散歩に連れて行ってもらったんだよな?

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おぅ。 一緒にいるさ。

結局、オカンの手料理を最後に食べたのは、11月23日の夜、旅行から帰宅した時だ。
でも、そんなこと想像もしていなかったから、どんなメニューだったのかは覚えていない。

そして、最後に話した言葉は、12月26日の深夜、様子がおかしくなったオカンに対し、
「オカン、自分の名前言えるか?」
と尋ねたこと。

こんな質問が最後の言葉になってしまうなんて。

オカンには真熊の子供をあげたかった。
ずっと犬を飼いたがっていたから。

何より、最も楽しみにしていた孫の顔を見せてあげられずに、いい年こいて独り身のままで
夢を叶えてあげられなかった。

よし真熊よ、意味なく 「タッチ」 だ!

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いいぞ、グッジョブ。

次は 「お手」 だ!

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ナイスお手。
しなやかなリスト(手首)の使い方だな。

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よし、いい 「ぺろ」 だ。
カメレオンにも負けない舌の長さだぞ!

ときに真熊よ、

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ケツ、ゴミだらけだぞ?

今、俺は千葉の両親宅にいる。
今日だけ休みを取って、昨日の夜からここへ来ている。

お盆じゃないけど、オカンもここへ来ているだろうか。

親孝行、まったく出来ずに逝かせてしまい、今さら後悔しかしていないけど、
せめて親父と共に今日一日オカンを偲んで、その思い出に浸ろうと思う。

暗い記事ですみません・・・・・

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【今日の一言】

まだ親御さんがお元気でらっしゃる方、
それを当たり前とは思わずに、出来るうちに親孝行してあげて下さい。

本当に予想もせずに逝ってしまうこともあるってことを経験してしまったので、
俺のように後悔しないためにも、たくさんの時間を共有してあげて下さい。

大きなお世話ですけどね・・・・・

コメント

  1. nuno より:

    今日の一言・・は私への言葉かも。
    隣に住んでいるだけの私です。
    マグちゃんとお父さんの様子も
    今度読ませてくださいね。
    楽しみにしてます^^好きなの。

  2. 黒ポメのママ より:

    ばぁばは千寿兄ちゃんと一緒に
    楽しく過ごしていますよ。きっと。
    優しい息子を持って幸せだと
    きっと自慢していると思います。

    また、泣いてしまいました。

  3. 一徹ママ より:

    昨日のことのようですね。
    楽しくない、大きな出来事が有っただけに… 局長サンの気持ち、お察しします。
    実は私【今日の一言】と同じ事を考えてトリマーの資格を取ることにしたんです。
    時間を共有したくて、卒業後は実家に帰って開業することにしました。
    産んで育ててくれた両親を、大切にしようと思います。

  4. かおる より:

    もう1年たつんですね。
    私も局長さんと同じです。なんの親孝行もできなかったのに、もう両親とも2年前にあちらに旅立ってしまいました。
    いなくなってから後悔してももう遅いんですよね。
    せめてもの親孝行で近くに小さなお墓を購入して毎月お参りにいってます。

  5. より:

    1年ですか・・・
    うちはまだ両親共健在ですがいまだに心配ばかり
    かけている気がします。
    近くにいるのが姉弟で私だけなので
    なるべく顔をだすようにはしていますが
    なかなか親孝行ってのは出来ないですねぇ・・・

    後悔しないように日々感謝の気持ちを声にして
    言わなければいけませんね。

  6. vivi より:

    私も父をなくしました。ただ局長さんと違うのは
    父は長年患ったので、覚悟が出来てたこと。
    でもそれでも色々と後から思うこともあったりします。

    その分お父様を大事になさってあげてください。
    お父様も真熊くん大好きですし☆
    2人の仲良しラブラブっぷりが大好きです。
    是非教えてくださいね。

  7. レオママ♪ より:

    あぁ・・・もぉそんなに経ったんですね・・・
    去年の今頃から局長のブログを愛読してますょ。
    ちょうど母危篤・・・のあたりから
    涙涙で自分のことのように感じました。
    私も以前母を亡くしましたが、病気だったために
    余命宣告があったので、離れて暮らしてましたが
    自分なりに一緒の時間は持ったつもりです。
    それでも、アレもしたかった、コレもやってあげたかった・・・
    と後悔はいっぱいあります(T_T)
    今は何もできませんが、ときどき思い出してあげれば
    きっとお母様も喜ぶと思いますょ!
    千寿くんと一緒に見守ってくれてるかも♪
    お父様を大事にしてあげてくださいね(*^_^*)
    って、自分にも言い聞かせてますが(笑

  8. チョコタン より:

    私は、6年前に母を看取りました。

    レオママさんと同じで、余命宣告を受けました。
    同居しながら、自分なりに最期まで精一杯看病をしましたが.
    悲しさは半端じゃないですね。
    誰しも思いは同じでしょう、きっと…

    母にしても、チョコ(愛犬)との別れにしても. 
    順番だから…と必死に自分の気持ちをなだめました。

    そして今は、いつまでも忘れないでいる事で.
    亡くなった愛おしい相手は、心の中で生き続けるのだと.そう思っています。

    局長さんがこうしてブログに書き記す事.
    お母様にも、局長さんご自身の為にもイイ事だと思います。

  9. つばめ11号 より:

    身内じゃないけど、2年前に会社の後輩を亡くしました。
    まだ若かったのですごくショックでした。
    でも、今でも時々彼女の面白いエピソードが、普通に会話に出るんですよ。
    そうすると、なんだかそこに一緒にいて聞いているような気がするんです。
    そうやって思い出してあげることが大切なんじゃないかなって思います。

    局長のお母さんも、きっとニコニコしながら一緒にいますよ。
    マグマちゃんには見えてるかも。

  10. しぐママ より:

    もう1年なんですね(涙)
    突然のことだったのでショックが大きかったことでしょう
    私は両親とも亡くしていますが病気だったので
    ある程度の覚悟は出来ていましたが。。

    局長さんはまだお父様がご健在ですから
    たまには顔を出して真熊くんを見せてあげてください^^
    男同士 お酒なんか飲んじゃってください!

    また真熊くんとじぃじとの様子 見せてくださいネ^o^

  11. chimitan より:

    局長さん。
    お母様の思い出話しをしながら
    お父様と飲みましたか?

    私の父はかなりの酒豪でしたが、
    残念ながら私と弟は殆ど下戸で、
    一緒に飲むことが出来ませんでした。
    そのことをいつも残念がっていましたので・・・。

    お父様と一緒に飲めることも親孝行のひとつだと思います。

  12. M.I より:

    勝手な思いですが…お母様にとっての一番の親孝行は、やっぱり
    局長さんが楽しく暮らしている事じゃないのかなあ…と思っています。
    後悔や思い残しはいつまでも尽きる事がないですが…
    自分自身そんな時は心の中で謝りながら、それ以上に有り難うと
    言う感謝の気持ちの方を多く伝える様に出来たら良いなあ、と思っています。
    お母様きっと千寿ちゃんと見守って下さっていますよね。

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