スマイルＶ字回復

七夕に、こんにちわ。

７月７日は七夕であると同時に、リンゴ・スターの誕生日でもありますね。 76歳ですよ。
懐かしいですよね、50年前の武道館コンサート。 生まれてなかったけど。 局長です。

――― さて、あと一回に迫った仙台レポートは、あえてワンブレイクして別のお話を。

6月12日の日曜日。

仙台遠征から帰還して以来、まったく真熊をお出掛けに連れて行ってあげられていなかったこともあり、この日はなんとしてでもどこかへ行こうと心に決めていた俺。

しかし、家のことをあれこれと頑張っていたら、いつの間にか時刻は17時を回っていた。

とりあえず美味しいものでも食べさせてやろうと、行き付けのドッグカフェに行ってみたところ、まだ17時半を回ったくらいなのに、なぜか店じまいしていた。

まさかの事態にうろたえながらも、即座にタイヤが鳴るほどのＵターンをキメて再び車を走らせた俺は、18時過ぎにこのお店に到着。

真熊も店内の風景に見覚えがあるのか、記憶の糸をたどろうとしている。

思わぬ小一時間のドライブとなってしまったが、紆余曲折を経てやって来たのは、５年前に “サヨ” ちゃんカップルと出会った思い出のドッグカフェである。

真熊の記憶もすぐにつながったようだ。

すぐに帰ってしまったが、先客でポメラニアンもいた。

カフェマットとして愛用している茣蓙（ござ）のクッションをイスの上に敷いて、真熊も準備万全。
後ろから見える顔も楽しそうだ。

しかし、車に揺られていた時間が長かったためか、同時に眠気ももよおしてしまったらしい。
まぁ、いい匂いがやって来れば、眠気などすぐ消えてなくなるだろうが。

ちなみに、いわゆる「ドッグカフェ」と、単に「犬同伴で入れるお店」では、真熊にはとって天と地くらいの差が生じてしまう。

なぜなら、後者には犬用のメニューが用意されていないからだ。

だが、ここはれっきとした前者のドッグカフェ。
犬用のメニューも豊富である。

真熊もそれが分かっているから、この笑顔なのだったのだろう。

しかし、せっかくの笑顔も、「おあずけ」が長くなると次第に引きつってくる。

仕方ないのだ。
まだ俺の分の料理が来ていないのだから。

そうこうしていると、来た。
俺のオーダーした日替わりメニューが。

こうやって、毎度のことながら向かい合って座る俺と真熊。

俺が食べては、真熊に食べさせて････という流れを交互に繰り返しながら食を進める俺たち。

このお店では、犬用メニューには、食べさせるための “グリップ” 付きのお皿が一緒に用意してもらえるので便利だ。

交互に食べるので、一瞬で食べ尽くすようなことはないのだが、限りあるものは必ずいつかなくなってしまうのが世の常。

美味しいごはんも食べ終わってしまった真熊から、さっきまでの笑顔が消えた。

俺と二人きりのときは基本的に笑顔を見せない真熊が、この日ここまで満面の笑みを見せていたのは、単に美味しいものを食べさせてもらえるという期待感からに他ならない。

その美味しいものがなくなってしまえば、もはや笑う必要などないのだ。

そんなしたたか極まりない真熊を前に、険悪な空気が漂い始めた俺たちのテーブルだったが、その様子を察知したのかしていないのか、不意に救世主が現れた。

店員さんだ。

途端に笑顔がＶ字回復する真熊。

俺に対する笑顔は「サービス終了」となったが、店員さんへの笑顔は無期限である。
何ゆえこんな損得勘定で動く犬に育ってしまったのだろうか････

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一度は消えかけた笑顔も、店員さんによりＶ字回復。

久しぶりに外で美味しいものを食べてご満悦らしい。

【今日の一言】

年に一度しか会えない織姫と彦星って、遠距離恋愛ってことなんですかね。

ひょんなことから腕時計 『ダニエル･ウェリントン』 のモニターをやってます。