禁断のフェイスパック

土曜日の朝に、こんにちわ。

最近は雨ばかりで、真熊の散歩も雨ガッパを着て家の周りでトイレを済ませるのみとなっており、かなりフラストレーションがたまっているようです。 でも、俺のせいではない。 局長です。

――― さて、本日の 『熊猫犬日記』 も例によって午後までお待ちいただきたい。

それまでの時間つぶし的な記事も用意してあるので、どうかご安心を。

9月某日、俺は東京ビッグサイトで行われていたとある展示会を訪れていた。

この展示会には毎回視察に訪れているのだが、会場内を歩いていると、ある展示ブースの説明スタッフの中に知っている顔を発見した。

こちらの存在にはまったく気付いていない様子で、完全に油断しまくっている顔。

すぐさまスマホを取り出し激写した。

しかし、あまりに無警戒な顔だったため、さすがに本人のイメージを考慮して、モザイクを処すことにした。

自主規制というやつだ。

ブースの中にい たこの女性の正体は ―――

そう、久しぶりの登場となる “サヨ” ちゃん。
相変わらず、フルメイクのときは下手な芸能人よりも可愛い。

最近では、イケメン彼氏の “犬（ケン）ちゃん” 共々「サバイバルゲーム」に熱中しているらしく、週末になると二人して迷彩服に身を包んでライフル片手に出掛けているらしい。

サヨちゃんの会社は、ユニークなプリントが施されたフェイスパックの企画に関わっており、俺も以前（頼んでもいないのに）サンプルをもらったことがあった。

今回の展示会では、「その場で撮影した写真をパックに印刷できる！」と興奮気味に息巻いているサヨちゃんにより、強制的かつ強引に写真を撮られた俺。

「出来上がるまで10分ほど待つべし！」と、その間まったく興味のない女の子向けの美容グッズの説明を受けつづけた。

そんなことより、パックに写真を印刷するという企画だが、果たしてどんな意味があるのか。

例えば、俺の写真がこうやってパックに印刷される。

それを俺が顔に貼ったところで、鏡に写る姿は、パックを貼らない顔と何が変わるというのか。

ちょっとだけ物理的に「面の皮が厚くなった」ような印象こそあるだろうが、基本的には俺の顔そのものだろう。

では、俺本人でなく “むらも” にそのパックを進呈したとしよう。

サヨちゃん同様、普通にしていれば可愛い部類に属するむらも。
そんな可愛いむらもに･････

パックを貼ったら俺の顔になる――という行為は、彼女に何か魅力の一つも与えるだろうか。

石原さとみの顔がプリントされたパックなら喜ばれるだろうが、こんなオッサンの顔を被せられるなんて、むらもにとっても俺にとっても辱め以外の何者でもない。

そんな腑に落ちない思いを抱えながら、待つこと10分。
完成したというオリジナル・パックを手渡された。

あれ？
パックのシートではなく、パッケージに俺の写真？

どうやら、「その場で撮影した写真をパックに印刷できる！」というのは、「パッケージに印刷できる」という意味だったらしい。

とんだ誤解だったようで、俺の解釈をサヨちゃんに伝えると、「馬鹿かキサマは」くらいの暴言を浴びせられた。

そんなこんなで、誰も喜ばないような一品を手にしてしまった俺。
誰かにチェーンレターと一緒に送り付けてやろうか････

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小学校の頃に何度か流行ったチェーンレター。 懐かしい。

【今日の一言】

明日は晴れるという噂が。 こりゃドッグランも大賑わいするんじゃないだろうか。

再び腕時計 『ダニエル･ウェリントン』 のモニターをやってます。