失意の結婚休暇【プロローグ】

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週の真ん中に、こんにちわ。
「ハンカチ王子」こと斎藤佑樹につづき「平成の怪物」松坂大輔も引退してしまいましたね。こうしたキャッチコピーを持つ選手って少なくなりましたね。局長です。

─── さて、公開し損ねていたエピソードを「今さら綴ってみる」新シリーズを。

ポメラニアン真熊&志熊

結婚休暇”。

働く企業によっては結婚した際に取得できる法定外休暇だが、2019年9月16日に挙式した俺たち夫婦は、その後の数ヶ月の間に「〇日間の休みが取得可能」ということになっていた。
(職場は異なるので、規定もそれぞれ違う)

【結婚式レポートはこちら】

黒ポメラニアン真熊

では、結婚休暇を取得して何をするのか?と問えば、もちろん「新婚旅行」である。
挙式の準備と併せて行き先も数ヶ所に絞っていた。

  • ウユニ塩湖
  • クロアチア
  • モンテネグロ
  • ポルトガル
  • モロッコ

ウユニ塩湖”とは、南米ボリビアに位置する“塩原”。

ウユニ塩湖

奇跡の絶景」とも言われ、雨季になると降った雨が塩の大地に薄く膜を張ることで、地面が鏡のように空を映し出す「天空の鏡」と呼ばれる神秘的な現象が起きるのだ。

ウユニ塩湖

但し、日本から果てしなく遠く、最低でも飛行機を2回は乗り継がなければならず、所要時間は片道約40時間も掛かる。

且つ費用も尋常じゃなく、周辺の観光も兼ねて6泊8日で計画すると、一人あたり60~80万円ほどに達する。(2019年当時)

ウユニ塩湖

さらに、上述の「鏡張り」の絶景が楽しめる雨季は12月~3月までと限られた期間のため、休暇の取得もその時期にしなければならない。

なかなか決心のつきづらい旅行先なのだ。

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クロアチア

クロアチアは、日本ではマイナーなイメージだが、ヨーロッパでは温暖な気候と風光明媚な風景もあって人気の観光地となっており、ずっと興味があったのだ。

クロアチア

但し、こちらもまた日本からは便も少なく、添乗員の付かないフリーなツアーなども皆無で、おまけに料金も一人あたり30万円ほど。

最終的にウユニ塩湖かクロアチアかの二択まで絞り込んだものの、どうにもどちらか決めかねたまま年が明けてしまい2020年に ───

武漢

早くしなきゃ雨季が終わってしまう!となり、「ウユニ塩湖に行くならば1月中には申し込もう」と話していた矢先、中国の武漢における新型コロナウイルスのニュースが世界を駆けめぐった。

どうしよう?
今ならまだ大丈夫かな?

余計に決意が鈍ったまま2月に突入すると、次第に欧米のあちこちで中国人を始めとするアジア人へのヘイト差別といった報道が見られるようになってしまった。

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結果、「今はどこへ行くのも危険だ」という判断をしなくてはならなくなった。

そうこうしていると、日本でも2月あたりから外国人の入国規制が始まり、さらには国内感染の発覚から、ほどなくして大流行が始まり今日に至る。

黒ポメラニアン真熊

我々どちらの職場でも、結婚休暇の取得期間が特例で延長されたが、もはや「いつに行こうか」などという判断すらできない状況となり、検討すら封印せざるを得ない状況に。

そうこうしていると、日本では4月に最初の「緊急事態宣言」が。

さらに7月になると、今度は嫁女房妊娠が判明。
飛行機にも乗れなくなるし、出産後は赤ん坊がいるので、それこそ旅行なんて2~3年は行けないだろう。

旅行どころではない環境になってしまった中、同月22日には経済復興の政策である『GoToトラベル』が始まった。

金沢

いろいろな要素が交差した結果、「これ以上お腹が大きくなる前に、この波に乗って新婚旅行を済ませよう!」という話になり、11月中旬~下旬を目処に石川県は金沢市を旅行することに決めた。

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観光ガイドブックも購入し、ホテルや新幹線を予約して、行程なんかも決めていた矢先、さらなる試練が我々を襲う。

大阪

関西地方を中心に第3波が始まり、病床数のひっ迫が叫ばれるようになったのだ。

もし旅行先で嫁女房に体調不良が起きたら・・・・」
病床数のひっ迫した状況で、駆け込める婦人科のある病院はあるのか・・・・」

金沢

総合的に判断した結果、この金沢旅行はキャンセルすることに。

こうして、2020年1~3月に計画していたウユニ塩湖/クロアチアにつづき、妥協の末に11月に予定した金沢旅行まで頓挫し、我々の新婚旅行の夢は露と消えたのであった。

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コメント

  1. ラブママ より:

    ちょっとしたタイミングとコロナのせいで
    新婚旅行がまだだったんですね。
    2年前の今頃は、まさか数ヶ月後にパンデミックが
    訪れるとは想像も出来ませんでしたよね。
    早くコロナ禍に目処がつき、3人揃って
    のんびりと旅行ができますように。

    それにしても、行き先がウユニ塩水海とか
    クロアチアとかって、
    いかにも局長らしくて笑ってしまいました😅

  2. クッキー&ちゃちゃ より:

    片道40時間もかかる場所や珍しい場所はなかなかいけないですよね、おやすみも長く取る必要があるし。
    新婚旅行なら日にちも長く取れるし丁度良かったのに💦
    ことごとく残念でした😅
    また行けますよ!なんて気楽に言える場所じゃないけど、、いつか行けるといいですね。

    コロナはこんな所にも影響があったのか〜
    国内旅行までも中止とは…
    そのうち小倅ちゃん連れで行ってください‼️

    それにしてもウニユ湖、珍しいですね〜
    世界の果てまで行ってQに出てきそう。

  3. とりっこ より:

    コロナは局長家にこんな弊害をもらたらしていたんですね💦
    改めて時系列で振り返ると2年前から世の中は大きく変わってしまいましたね…

    きっと局長さん達のように結婚式や新婚旅行など一生に一度の大切な時を断念するしか無かった方々がたくさんいらっしゃると思います。

    少しずつですが、世の中の状況は変わってきていますから、再び自由に旅行が出来たり、人と人が集まったりできる日が来ることを本当に望んでいます。
    旅行できるようになったら小倅くんとまずは国内旅行からですかね!?^^
    今から楽しみがまた増えますね(^-^)

  4. つばめ11号 より:

    結婚式をした頃は、まさか数か月後にこんなことになるなんて
    想像できなかったですものね。
    熱海の温泉の一番高い旅館でもいいから行っておけばよかったですね。

    ウユニ塩湖いいですね~
    私も一度行ってみたいと思ってるところです。
    ここ景色の中にいたらちまちました悩みなんて全部消えてなくなりそう。
    クロアチアはきれいなところなんですね。
    こっちは知りませんでした。行きたいところリストに加えます。

    とりあえず、小倅君連れて上野の双子のパンダを見に行ってきましょう。
    小倅君以上に局長さんが喜びそうな気がします。
    数年後にはきっと海外にも行けるようになるから、今度は機を逃さず
    申し込んでくださいね。

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