欠陥住宅での41年間【前編】|自宅の建て替えプロローグ Vol.2

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2月1日に、こんにちは。
早いもので2月に突入です。仮住まい生活もあと6ヶ月。果てしないカウントダウンをしながら正気を保っている局長です。

─── さて、そんな自宅の建て替えに至った経緯の「プロローグ」続編を。

これまで住んでいた家(旧実家)は、絵に描いたような“欠陥住宅”だった。
阪神淡路大震災の後、「我が家は大丈夫なのか」とさすがに心配になったオカンが民間の「耐震診断」を受けた際に、とんでもないことが発覚していた。

【旧実家について】

建築基準法で定められている、「これからこういう家を建てますが大丈夫ですよね?」と行政に確認する「建築確認申請」で提出され、許可を示す「確認済証」も発行されている図面と、実際に完成して我々が住んでいた建物の間取りや構造がまったく異なるのだ。

黒ポメラニアン真熊

1999年の建築基準法改正以降は、行政(建築主事)から認可を受けた民間の指定確認検査機関でも建築確認申請が行えるようになったが、旧実家が竣工した1981年6月当時はすべて行政が検査を行っていた。

当時の一般的な戸建て住宅の建築は、以下のフローだったはず。

  • Step.1
    建築計画

    工務店/ハウスメーカー/設計事務所などと新築の計画を立てる。
    プランや見積りをもらい契約する。

  • Step.2
    建築確認申請

    上述の行政(建築主事)への確認申請。
    問題がなければ「確認済証」が発行される。

  • Step.3
    建築着工

    建築工事が始まる。

  • Step.4
    工事完了

    建築工事が完了。家が完成。

  • Step.5
    完了検査

    「建築確認申請どおりに建てた?」という行政による検査。
    問題がなければ「検査済証」が発行される。

  • Step.6
    引渡し

    完成した家が正式に施主に引き渡され入居が始まる。

「建物の設計が建築基準法に準拠しているか」
「建築工事が完了した建物が図面どおりに出来上がっているか」

2回も確認するタイミングがあるのに、なぜこんなことが起きているのやら。
工務店が金でも積んだのか・・・・

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まだ検査などが緩かった昭和の時代、施主が「こんな感じがいい」とリクエストした間取りが建築基準法をクリアできない場合は、工務店などはウソの図面を作って申請したり・・・・ なんてこともあったようだが、我が家もその類だったとは。

黒ポメラニアン真熊

しかし、旧実家の実際の間取りは工務店が提案してきたもので、親父オカンがリクエストしたものではないらしい。

勝手に違法な間取りを考案して、違法な申請をしていたということか。
それを通過させてしまう当時の行政のザルっぷりも大問題だが。

それもあって、旧実家はとくに南面に「」と「」がない。
住宅の強度を出すために必要な間柱耐力壁といった構造体がほぼなく、全面「」なのだ。
陽当たりは最高なのだが、耐震強度は非常に弱い。

熊本地震では、古い住宅が軒並み南面から倒壊し、水回りが集中する北面は残るという現象が見られたが、これも我が家と同じ構造によるもの。
お風呂やトイレといった狭い部屋が集まる北側は柱や壁が多いので、必然的に強度が増す一方、全面「窓」のような南側は著しく耐震強度が弱いのだ。

黒ポメラニアン真熊

では、その欠陥住宅には一体どんな問題や住みづらさがあったのか ───

詳しくは次回につづく!
そんなことよりも、このシリーズにニーズはあるのだろうか・・・・

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旧実家はハイリスクの家だったが、この仮住まいも住みづらさ満載・・・・ 真熊が調子崩さないか

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コメント

  1. もんちゃん より:

    欠陥住宅だと判明したの時は恐怖でしたね😱
    今まで崩壊もなくて良かったです💦

    ちなみにこのシリーズ、ニーズありますので続けてください!!
    後々、新居のこだわり部分とかも見たいです😋✨

  2. クッキー&ちゃちゃ より:

    ニーズあります❗️
    興味あります❗️
    それにしても正真正銘の欠陥住宅とは💦
    昔はいろいろ厳しくないとは思ってましたが。
    確かに窓が多くて日当たり最高ですね!前に家もたってかないし。
    だから地震の時はトイレとか玄関に避難だったんですねぇ。

    まぐちゃん、大丈夫??

  3. 匿名 より:

    お疲れ様です
    ニーズありますよ!
    勉強になるしなんかドキドキしてきてしまいました
    いろいろ気になりますし是非続けてください!

  4. とりっこ より:

    ニーズあります!
    ぜひこのまま続投を!!

    それにしても局長さんが地震がある度に欠陥住宅やら崩壊やら仰っていたのにはこんな理由があったんですね💦

    事実を知った上でいざ地震が起こると不安で仕方がないですね😣
    昔は兎にも角にも日当たり重視って感じだったんですかね?🤔

    連日寒い日が続いてますがみなさん体調は大丈夫ですか?
    まぐちゃん、暖かいお洋服着て風邪ひかないように過ごしてね^^

  5. こたん より:

    後学のためにも是非レポートをお願いします
    お父さまが建てた家なので、しきりに欠陥云々をおっしゃるのはいかがかと思っていましたが
    程度の問題でしたね、すみませんでした。これは大変
    梅の木とサヨナラしたんですね
    敷地いっぱいに建てられて良うござんした
    これから半年オンタイムでのシリーズ楽しみで仕方ありませんよ

  6. つばめ11号 より:

    私も興味がありますので、是非続けて欲しいです。

    局長さんちの写真を見た時に、窓が多い家だなって思ったんですが
    ヤバかったんですね。
    局長さんちよりももっと前に建てた我が家なんて、元の小さい家に
    建て増し建て増しだったので、建築申請してたのかな?って
    今日の話を読みながら疑問がわいてきました。
    自分の元の家と比較するのがおもしろいので、これからも楽しみにしています。

    マグちゃんが体調崩しませんように。

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