6月ですね、こんにちは。
そう、一年の仲で唯一祝日が一日もない6月です。そして今日からまたも電気料金が値上げ。どうなってしまうのでしょう、この物価高は・・・・ 局長です。
─── さて、ずいぶんと空いてしまったが、コアな読者さんには刺さるらしい例のシリーズを。
そう、我が家の建て替え計画レポートである。
社会人になった1996年から「理想の住まい」を夢見て模索し続けた俺だが、2008年に当時の婚約者と共に旧実家(先日まで住んでいた家)の建て替え計画を始動したのだった。
目指す新居は「絶対に地震で倒壊しない家」。
我が街は当時、避難所へのペット連れで避難が認められていなかったため、家が倒壊したら最後、確実に脱走するであろうアライグマ千寿と石像猫にいなが路頭に迷ってしまうし、俺とポメラニアン真熊も車での生活となってしまうため、とにかく震度7の揺れを食らっても延焼火災が起きても建ち残る“要塞”のような家が必要だったのだ。
では、その「要塞」をどのように建てればいいのか ───
日本国内における一般的な戸建住宅の建築工法は、大きく分類すると以下の3つである。
- 木造
- 鉄骨造
- 鉄筋コンクリート造(RC造)
この3工法は、それぞれ次のようにもう少し細分化できてる。
- 木造
├ ①木造軸組工法(木軸在来工法)
└ ②2×4(ツーバイフォー)工法 - 鉄骨造
├ ③重量鉄骨造
└ ④軽量鉄骨造 - 鉄筋コンクリート造(RC造)
├ ⑤ラーメン構造
└ ⑥壁式構造
厳密には、さらに「プレハブ工法」とかも入ってくるのだが、大枠で分別すると概ねこうなる。
なんとなく想像がつくと思うが、日本の戸建住宅のほとんどは上記①木造軸組工法、俗に言う「木軸在来」である。
少し古いデータになるが、国土交通省が公表した2014年度の統計データによると ───
新築着工住宅のうち、
一戸建ての比率が46.5%。集合住宅が53.5%。
半分弱が一戸建て、半分強がアパートやマンションということである。
さらに、一戸建てのうち、
木造が88.5%。
鉄骨造やRC造は全体の12%にも満たないのだ。
そして、木造のうち
上記①木軸在来工法の比率が74.4%。
残りの25.6%が上記②の2×4工法などという内訳。
つまり、一戸建て住宅は大半が木造の上記①木軸在来工法によるものなのだ。
先日まで住んでいた旧実家も、今の仮住まいも、千葉の親父宅も、チップ家も、隣のお婆ちゃん宅も、ブラザーKの家も、みんな木軸在来工法。
理由は多々あるが、まずは日本の代表的な工法であるため、この工法を生業とした大工さんや工務店が多いこと、それゆえ価格も平均的であることなどが挙げられる。
だが俺は、建て替えるにあたっては絶対にこの木軸在来工法を避けたいと考えていた。
なぜなら、あの絵に描いたような欠陥住宅である我が家が、まさにこの工法だったから。
そう、信頼など置けるはずもなく、むしろ不信感しかなかったのだ。
そこで2008年当時35歳だった俺は、貯金や年収などを考慮した上で、採用する工法の希望順位を以下の並びに定め、見積りを取ってみることとした。
- 1位RC造|⑥壁式構造
- 2位鉄骨造|④重量鉄骨
- 3位鉄骨造|⑤軽量鉄骨
- 4位木 造|②2×4工法
ちなみに、上記6つの工法を金額(坪単価)の高い順に並べるとこうなる。
- 高
RC造|⑤ラーメン構造
RC造|⑥壁式構造
鉄骨造|④重量鉄骨
鉄骨造|⑤軽量鉄骨
木 造|①木造軸組工法(在来工法)
- 安
木 造|②2×4工法
厳密に言うと、仕様や品質によって順位が入れ替わることもあるが、同じくらいの間取りや質感でプランニングすれば、まぁこの順位だろう。
「RC造なんてお高いんじゃ・・・」と考えたアナタ、そうクソ高い。
まったく身の丈に合っていないのだが、一つだけ可能性もあったのだ。
次回は、それぞれの工法の特徴も含めて詳しく説明しましょう。
工法について悩んでいた2008年当時の建て替え計画にクリックを
コメント
んー
難しい😅
丁寧に説明していただいているので見れば分かるんですが、こんなにあるんですねー
ラーメンって面白い名前ねなんて思ったり、ブラザーKさんの名前がこんな所に出てる事に笑えたり。
高いってどの位なのかしらぁと思ったり。
家を建てる時は局長さんにプランニングしてもらおうと思いました😆
今日のブログやはり時間かかってますよね、、、ありがとうございました。
その後小倅ちゃん、嫁女房さんは大丈夫ですか⁉️
明日から台風の影響が💦
仮住まいは大丈夫ですか。
すごい知識ですね。
以前の我が家も木軸在来工法でした。
なんか適当に建てたんじゃない?って感じの欠陥住宅。
局長さんの話にところどころで出てくる以前の家の話がとても身近に感じます。
新しい家も木軸在来工法ですが、全く別物って感じがしています。
ラーメン構造はテレビCMで知りました。
初めて聞いた時はふざけていってるのかと思ったら、ちゃんとしたもので。
なんでラーメンって言うんだろうって不思議に思ったのを覚えています。
小倅君の立ち姿が、とてもしっかりしてきましたね。