すべての数値が急激に悪化｜稚葉の定期検査の結果

木曜日の朝に、こんにちは。
将棋の藤井聡太棋士がタイトル総なめの八冠達成とのこと。ひと昔前に羽生善治さんが七冠達成していた当時、「これ以上の天才は出ない」と言われていたのにスゴイですね。局長です。

─── さて、9月20日(水)に決行した、月に一度の「猫２匹の定期検査」レポートの続編を。

本日は、ツンデレ三毛猫の稚葉わかば編を。

前回 8/9(水)の検査では、それまで正常だった腎臓じんぞうの数値がいきなり急激に高くなってしまっていたが、２週間後に再検査をすると、いつもどおりの数値とまではいかないものの、それなりに下がっていたので、一旦は「一過性の悪化」と判断された。

【 8/9㊌の検査結果はこちら 】

【２週間後 8/23㊌の再検査結果はこちら】

再検査から１ヶ月が経過したが、今回の結果は果たして ───
まずは、その腎臓の数値から。

項目	基準範囲	7/12㊌	8/09㊌	8/23㊌	9/20㊌
BUN(尿素窒素)	1.76～32.8mg/dl	29.6	40.2	33.4	25.1
Cre(クレアチニン)	0.80～1.80mg/dl	1.35	2.52	2.05	1.21

完全に元に戻ってくれたらしく、BUN（尿素窒素）も、重要項目の Cre（クレアチニン）も、どちらも基準範囲内（正常値）に納まってくれた。
散々踊らされたが、やはり「一過性の悪化」であったようだ。

次に、本来の“本丸”である、甲状腺ホルモンを示す「T4」値はというと ───
（下グラフの茶色の折れ線）

なんてこった････
過去三指に入るほどの悪い数値を叩き出してしまった。
７月からずっと、むしろ下がり過ぎと心配になる“１台”で推移していたというのに、まさかの10倍となる “10.6μg/dl” まで急上昇。

ただ、この結果には心当たりがあった。

野良猫キャリアが長かっただけに異常に勘がいい稚葉が、またも朝夜のごはんに混ぜ込んである薬に（給薬用アイテムでカムフラージュしているのに）気付いてしまい、拒絶して飲まなくなってしまったのだ。

【究極はこうなるから要注意なのだ】

やむを得ず、本来は朝夜２回の服用のところ朝は諦めて、夜のみごはんの後に体を拘束して「インプッター」を使って無理やり飲ませていたのだが、やはり絶対量が減っているので、こういった結果になってしまったらしい。

そのため「T4」と完全に連動する体重も（下グラフの紫色の折れ線）───

落ちてしまっている。
４月以降、ずっと４kg台をキープしていたのだが、“3.92kg”に。
薬を警戒して、食べる量そのものも少し減ってはいたので、想定はしていたのだが。

同じく、体重同様「T4」と分かりやすく連動する肝臓かんぞうの数値も ───

とんでもなく急上昇してしまった。

• 「肝細胞障害」を示すALT(GPT)は、「T4」の推移ときれいに比例して下降傾向にあり、前回は “113U/L” まで落ち着いていたのだが、今回は “821U/L” まで跳ね上がった。
• 「胆汁うっ滞」や「胆道疾患」などを示すALPも、まったく同じカーブを描き、前回ついに基準範囲（正常値）内に突入していたのに、今回は “137U/L” と再び上昇。

当の稚葉はというと ───

数値は悪化しているが、だからといって体調が悪くなっている様子は微塵もなく、至って元気。
だが、環境の変化も手伝って、例によって“警戒心”が１段階アップしたらしく、俺と嫁女房のどちらに対しても気を許さず、あまり近寄らないようになっている。

２年半程度の野良猫キャリアに対し、もう飼い猫歴は10年半にもなるというのに、どうしてこうも未だに警戒心が強いのやら。
とはいえ、この検査結果を見て、朝夜２回とも体を拘束してのインプッター攻撃を余儀なくされてしまったのであった。