花金の昼下がりに、こんにちは。
西田敏行さんが・・・・ 中1の頃、『植村直己物語』を観に行って大いに感動した局長です。『人生の楽園』のナレーションは今後どうなるんでしょう・・・・
─── さて、ここ数日、珍しくいいテンポで進行している「従来の時系列に沿ったお話」。
本日も、昨年のゴールデンウィークに千葉の親自宅へ遊びに行ったお話を1年半近くが経過した今になってようやく公開するという、タイムラグが大き過ぎるシリーズの続編を。
【前話のおさらい】
親父宅で迎えた二日目の朝に、思わぬ“事故”により鼻から上唇にかけて擦りむいて痛々しい姿になってしまった小倅。
それでもめげずに、親父のウォーキングを兼ねたポメラニアン志熊の長距離散歩に同行していた。
1年前の当時は80歳だった親父だが、毎日4~5kmを歩くというタフネスぶりを見せており、一方の志熊も愛玩犬の代表的な犬種ポメラニアンであるにもかかわらず、途中ゝ抱っこを挟みながら、なんのかんの2km以上は歩くという奇特なペア。
くびれのない太った瓜みたいな丸々した志熊の体型は、ひょっとしたら異様に筋肉が発達したマッチョなポメラニアンの姿だったのかもしれない。
逆に親父も、4kgの志熊を抱えながら歩くことで、普通のウォーキングよりも遥かに足腰は鍛えられていたのだろう。
お米の袋を持ったまま歩くようなものなのだから。
そして、相変わらず緑以外は何もない、のどかな田園風景をひたすら歩く。
我々も、田畑の他には藤棚がなくてもきれいに咲き誇る藤の花があったり、野生化したキョンが遠くに見えたりと、都会では味わえない景観を楽しみながら歩いていたが、とはいえ20分もそればかり見ていれば飽きてしまうのが人間の性。
やっぱり俺には田舎暮らしは無理だと痛感するだけだった。
そういえば親父は、この3ヶ月前に執り行われた「地鎮祭」と重なった80歳の誕生日に我々がプレゼントした『DeLoreans』のお散歩バッグを、思いのほか気に入って愛用していた。
今にして思えば、親父にとっての毎日の幸せな時間だったのだろう、この小一時間は。
志熊が逝って以来、未だこの道を一人で歩けていないことが、悲しみの深さを物語っている。
またいつか、志熊との思い出にふけりながら歩ける日が来るといいのだが。
つづく・・・・
毎日小一時間の散歩で2km以上も歩いていた志熊にクリックを
コメント
4キロあるしぐまくんを抱っこしてのウォーキングは相当鍛えられそうです。
小一時間もわたし歩けないです。
しぐまくん楽しそうに歩いてますね。
ほんと可愛い🩷
瓜みたいなのは毛のせいで、シャンプーしたらぺったんこになるんだろうなぁ。
時間はかかるかもしれませんが散歩道をじぃじが歩けるようになりますように。
お父様の運動にも良いウォーキングがなくなってしまったくらいの志熊ちゃんとのウォーキング。生活力あるお父様ですが他でウォーキング出来ているか心配です。
お散歩バッグオシャレで似合ってます!
姿勢も正しいし、筋肉は衰えてないですよね!すごい!
小倅君、怪我のあと病院行かずにウォーキングまで参加していたのですね😯
志熊君がいたからこその4kmウォーキングだったんでしょうね。
思い出がいっぱいの道ですものね。
一人で歩くのはいろいろキツイのかもしれません。
でも家でマシンを使って足腰が衰えないようにしているのはさすがです。
抱っこされてる志熊君も、歩いている志熊君も
いい笑顔で本当に可愛いです。
この体型とモフ毛があってこその志熊君ですよね。
計り知れないお父上様の悲しみ、それを思うと心が痛いです。
可愛い志熊君が抱っこされて散歩するお姿、自分の姿と重なります。
いずれ来るであろうその時を考えまいと思っても、思ってしまいます。
耐えられるのか、俺…
うちのポメの散歩、帰り道はいつも抱っこです。
自由気ままに歩いて疲れてくると、満面の笑みを私に向け、
「とーちゃんダッコ‼」と、言ってる気がしていつも甘やかして抱っこしてしまいます。
文字からも幸せな光景が浮かんできます。
とくに帰り道は可愛くて仕方ないことでしょう。
いずれ来るであろう“その時”は、きっと耐えられないと思います。
それでも、今そこにある幸せを目一杯味わうのみです。
“その時”のダメージは、“その時”になってみないと分からないですからね。