新しい週に、こんにちは。
先週丸々仕事を休んで入院し、今日からまた職場復帰している局長です。といっても今週を乗り切ると今度は年末年始の休暇に突入しちゃうんですけどね。
─── さて、先週入院して「鼻中隔湾曲症」の矯正手術を受けてきた俺。
賢明な読者のアナタにとっては非常にどうでもいい内容かもしれないが、自分の備忘録としてこの6日間の経過を記録しておく件の第2話。
【前話のおさらい】
12月15日(日)の13:30、諸々の手続きを経て入院生活がスタート。
翌16日(月)14:00からの手術を控え、21:00~翌日12:00までは、病院指定の経口補水液『OS-1』を2本しか口にできず。
といっても、逆に2本は絶対に飲まなければならず、さらに、手術当日は朝食の代わりとして 7:00~9:00の間に、同じく病院指定の栄養補助飲料『アルジネートウォーター』2本を飲まなければいけないというノルマ制。
夜が明けて、手術当日の16日(月)。
14:00からの手術に向けて、朝から諸々の準備を要していた。
上述の経口補水液を飲み切るノルマの他に、看護師がおもむろに「髭を剃れ」と言い出した。
おぃおぃ冗談は顔だけにしてくれよ。
コイツは俺のアイデンティティみたいなもんだぜ?
とアメリカ映画調に反論するも、器官挿管のチューブをテープを貼るからと、どうにも引かない。
さらには、バリカンと電気シェーバーまでご丁寧に貸してくれる。
やむを得ず、俺のチャームポイントでもあるアゴ髭としばしのお別れをすることに。
俺が猫だったら、平衡感覚を失っているところだ。
髭を剃り上げたところで、今度はシャワーを浴びる。
手術後はいつ入浴できるかも分からないので、これがとりあえず“最後のシャワー”なのだ。
お湯を浴びながら、脳内ではBGMに中西保志の『最後の雨』が流れていた。
午後から手術着に着替える。
甚平みたいな前開きの服に、なぜか血行を整えるための膝丈の、やたら圧迫の強いストッキングみたいなものを履かされる。
これが手術にどう関係するのかは今もって謎のままだ。
13:50に看護師が迎えが来て、そのまま歩いて3階の手術室へ。
手術というと、ストレッチャーみたいなものに寝かされたまま運び込まれることを想像していたのだが、まさか自分の足で向かうとは。
そのフロアは、複数の手術室が並んでおり、手術中の部屋はドラマで見るような赤く光る表示がされている。
だが、手術室の前で不安そうに待っている親族の姿はなく、執刀医が出てきて ──
先生、ヨシオは!?
ヨシオは助かったんですよね?
などと親族が詰め寄るシーンも見られなかった。
俺のバトルフィールドとなる手術室に入ると、自分でベッド、つまり手術台に上がらされる。
自分の名前や生年月日を伝えて本人確認をし、横になって枕に頭を乗せると、看護師が左手首のあたりに点滴を射してくるのだが、こういった痛いことは麻酔で眠らせてからやってくれと心の中で文句を言ってやった。
すると、麻酔科の医師が俺の指にパルスオキシメーター装着しながら「緊張しないでいいですからね」「ゆっくり深呼吸し続けていてくださいね」などと言って、病室から付けていたままの不織布マスクの上に、透明の麻酔マスクをポンと乗せてきた。
「麻酔マスクのサイズを確認してるのかな?」
と思っていると、どんどん意識が遠のく。
「あれ? 仮置きじゃないの? これ本番?」
一瞬焦りながら状況を確認していると、次に気が付いたときは手術が終わったあとだった。
全身麻酔の威力をマスク越しに思い知った局長に労いのクリックを
コメント
髭、事前に説明なかったんですね。
そってきてくださいって言われてもおかしく無さそうなのに。
剃るの拒否したんですか笑
チャームポイントだから譲れなかったんですね。
でもまたはえてくるし、平衡感覚も変わらないから!
足にはいたのはアレですよ、血栓予防ですよ。違うかな。
私は機械を取り付けられました。
麻酔って凄いですよねー
ほんとあっという間に眠ります。
手術室まで歩いて行くのも同じです、帰りはもちろんストレッチャーでしたが。
点滴は病室で割と早い段階で入れました。
手術室までフリーだったんですね。
病院によって結構違うのね。
髭を剃って平衡感覚を失う(笑)
局長さんじゃなきゃこんなこと思いつかないですね。
写真を見ながら、ひとりでこれを撮っていたのか~って思ったら
更に笑えてきました。
全身麻酔ってそんな感じなんですね。
数秒で意識が遠のいて、気づいたら術後ってなんてすごいんでしょ。