三連休明けに、こんにちは。
大阪・関西万博が閉幕しましたね。開催が決まってからも批判の声が多かったけど、結果的には満足の声がそれを上回ったのではないでしょうか。局長です。
─── さて、少しばかり空いてしまったが「自宅の建て替え」レポートの続編を。

ヘーベルハウスで、掟破りのミサワホームの「蔵」を実現するために、直角三角形の勾配屋根「Lハット」を使って天井高を上げたスケルトン空間の状態で竣工し、引き渡し後に自分で大工工事を手配して「蔵」を造作する ─── という計画でプランニングが進行するも、実は「蔵」どころか生活そのものが成り立たないという“不都合な真実”があぶり出されてしまっていた。
【前話のおさらい】

彼らもこの事実は把握しているはず。
それゆえ、いくらお願いしても展開図を出さなかったのだろう。
しかし、この状態でも契約を急かしてくる。
しまいには、営業所の所長も同席したいと申し出てくるほどに。

そこで、上述の矛盾点は指摘せず、一旦「実際のLハットを見てイメージを確認したい」と打診してみると、別の住宅展示場にLハット仕様のモデルハウスがあるので、そこで一緒に確認しましょうと言ってきた。

約束の日に、いつもとは異なるモデルハウスまで足を運び、所長さんとも対面。
ここで初めて、Lハットで作ったスケルトン空間に天井高1.4mの「蔵」を造作したら、その上部の居室はどれだけの天井高が取れるのかと問い詰めてみた。

すると、さすがに嘘はつかず正直に答えてきた。

一番低いところが80cmくらいになりますね・・・・
俺がそれくらい把握していることは彼らも分かっているのだろう。
正直な答えが返ってきたところで次の矢を放つと、噛み合わないラリーが始まる。


80cmの天井高で居室と言えますか?
その高さの場所はどう使うんですか?

低い棚を置いて収納に使えると思うんです。

170cmの人間が屈まずに立てるスペースはどれだけありますか?
私、ここは子供部屋って言いましたよね?
天井高が低い場所がこれだけあって、そこを収納にしたら、学習机はどこに置けばいいですか?
さすがに答えに窮するようになり、「座卓なら置ける」みたいなことを濁しながら言い出す始末。

「昭和の文豪か!」とツッコミを入れたくもなったが、前話のシミュレーション図を印刷して持参したものを渡して言った。


じゃぁ、この部屋への入口はどこにどう設けるんですか?
ドアが開閉できる場所に階段を付けたら、こうやってリビングに付き出しますけど。
この問いには、もはや頭も回転しなくなったのか、衝撃の回答をしてきた。

階段ではなく梯子にすれば、場所は取らないと思います・・・・

「もう何を言っちゃってるんだ、キサマらは!」
梯子による出入りは、扉のないロフトだから成り立つんだろ。
梯子のてっぺんでドアを開けるのか?
引いて開けるドアなら落下するし、押して開けるならただでさえ狭い部屋にドア開閉用のデッドスペースが生まれるだろ。


もう分かってますよね?
居室として成り立ってないじゃないですか。
そんな回答で「なるほど」ってなると思いましたか?

・・・・・
つづく・・・・
僅かな時間でも万博会場を訪れることができて良かった。次は何年後に日本で開催されるかな
コメント
あまりに酷い回答に思わず笑っちゃいました。
笑い事ではないけど😅
座卓って笑
しまいにはハシゴ⁉️
ビックリです。
契約を取りたいのは分かるけど酷すぎです。
こんな事許されるんですかね、、、
所長まで登場してきてのコレですか。
質問と答えが成立していないなんて、もはやコントですね。
令和の時代に座卓でお勉強って・・・
部屋に入るのに梯子上ってドアを開くって・・・
こんなこと言うなら、最初からできるって言わなきゃいいのに。
大手でも自社規格から外れるとこのレベルなのか。
家を建て直す前に気持ちを立て直さなきゃいけなくなっちゃったんですね。