違い過ぎる兄弟の性格

週の真ん中に、こんにちは。
プロ野球の「保留選手名簿」が公示されましたね。名簿に記載されなかった選手が別のチームと契約できる確率は大きくはないけど、みんな頑張ってほしいです。局長です。

─── さて、先週末の11月29日(土)のお話。

リアルタイムで綴ったとおり、この日はツンデレ三毛猫の稚葉わかばの「月に一度の血液検査」でかかりつけの動物病院に来ていたのだが、同時並行でその隣にある公園で子供たちを遊ばせていた。
正しくは、稚葉の採血と検診が終わり、血液検査の結果が出るまでの30～40分間を公園で遊ぶことにしたのだった。

【稚葉の血液検査レポートはこちら】

待合室で大人しくしていることなどできるわけがない小童こわっぱは、ほぼ病院には滞在せず、嫁女房と共に公園に直行。
一方の小倅こせがれは、稚葉が処置室に連れて行かれて採血と検診が終わるまで、ちゃんと俺と一緒に待った上であとから合流。

ここからは、同じ親から生まれて同じ環境で育った兄弟だというのに、まったく異なる性格に育ちつつある２人のコントラスト差をこれでもかと見せ付けられることに。
まず小倅は、病院にいたときから「喉が渇いた」と連呼していたので、何はともあれ自販機でジュースを買ってもらい、美味しそうに飲み続ける。

対する小童は、公園内に放置されていた小汚いサッカーボールを見付けて遊び始める。
よりによってニットの上着だというのに、躊躇なく汚れたボールを抱きかかえる姿に、嫁女房は「あちゃ～」という表情を隠せなかった。

そして始まる１歳児のドリブル。
サッカーなどテレビで見せたこともないのに、三苫薫バリの切れ味鋭いステップワークだ。

だが、小倅は尚もジュースを飲み続ける。

兄としていいいところを見せてやろうと参戦することもなく、むしろ冷めた表情で小童を一瞥しながらペットボトルを咥えるのみ。

そんな小倅を尻目に、俺と嫁女房も小童とのサッカーに加わり ───

二人でパスを回して小童をボールに触らせずにキレさせるイタズラを楽しんだりしていたが、小倅は無表情のままにジュースを飲み続ける。
体を動かす遊びや初めての競技への挑戦には、どうも後ろ向きなマインドの文科系４歳児。

その後は遊具での遊びにシフト。

ここでも小童は親の心配をよそに、危険をかえりみずにホイホイ登ろうとしてしまう。
慌てて嫁女房が補助に回るが、少しでも遅れようものなら間違いなく落下するような無責任な楽しみ方で俺たちを翻弄し続けてくる。

このあと、俺から「サッカーにも挑戦してみないと友達と楽しめないぞ」と諭された小倅は、恐るおそるドリブルに挑戦したが、早々に激しく転倒し、手のひらと膝を軽く負傷。
運動神経というものが生まれつき備わっていない可能性を改めて露わにしたのだった。