日曜日の夕方に、こんにちは。
今日は普通に寒いですね。近くの公民館で子供向けのイベントが催されていたので、寒空の中、小倅をチャリンコに乗せて連れて行った、実は父親をやっている局長です。
─── さて、昨日の11月11日(土)に俺の身に起きていた衝撃的な出来事のお話を。
当『熊猫犬日記』においても何度となく俺の“家入レオ愛”を綴ってきたと思う。
そう、俺は日本が誇る歌姫・家入レオの熱狂的なファンである。
昨夜はそのライブツアーのセミファイナルとなる横浜公演に行っていたのだが・・・・
どうか落ち着いて聞いてほしい。いや、読んでほしい。
当然ながらチケットは抽選。
彼女が2012年にセンセーショナルなデビューをして以来のファンである俺は、少しでもいい席を取るために早々に人生初のファンクラブにも入会したので、会員番号もそこそこ若い。
今回のツアーも、いつものように「ファンクラブ先行予約」に申し込み。
いくらファンクラブ会員とはいえ、この席順は水物で、前方をゲットできることも多いが、たまに20数列目とかになってしまうこともある。
そんな一喜一憂もこれまで何度となく綴ってきた。
今回は、11月11日(土)の公演に対し、チケットの当選発表が10月28日(土)。
ファンクラブ会員だけあって、これまで落選は一度もないのだが、問題は席順。
昨今は電子チケットなので、その場でダウンロードして、席順の良し悪しも判明する。
今回は着座制のホールではなく、スタンディング制のライブハウスなので、席順は「入場順位」を指し、この順位が若いほど早く入場し、いい場所をゲットできるというわけだ。
そして、運命のチケットをダウンロードして、入場順位を確認すると ───
一瞬、目を疑った。
二桁、場合によっては三桁の数字を想定しているところに、まさかの最小の正の整数である「1」。
何度かリロードして確認したのだが ───
やはりどう見ても「1」。
「A1番」。
1番目であることは間違いなさそうだが、ぬか喜びするにはまだ早い。
この「A」が曲者だ。
今回の会場である『KT Zepp Yokohama』の平面図から想定してみると、恐らく、こういった「オチ」があるのだろう。
いくつかの「区画」に区切られていて、もっとも端っこのA区画への1番目の入場。
もしくは、さらにこの前方に「S区画」とか「ロイヤル区画」なんかがあるとか。
そこで同ライブハウスでの過去のライブレポートや、入場方式について片っ端からネット検索をしてみるが、どうも「A1番から順番に入場」という情報しか載っていない。
ここで俺は一気に緊張してきた。
ファン歴は丸11年。
ライブ歴は、初のワンマンライブから丸10年半。
恐らくファンクラブ会員番号の近いファンたちのうち、それなりの人数がドロップアウトしているであろうこの2023年においても、一生懸命に応援している姿を天が見ていてくれたのだろうか。
とはいえ、何かを間違えてもっともいい場所を取り損ねてしまったら・・・・
例えるなら兵庫県の「西宮神社」で毎年1月に開催される「福男選び」のスタート位置抽選で、門の真正面をゲットしておきながら、途中でコースを間違って1位を逃すようなもの。
そこで、以降は昨夜のライブ当日まで、会場の平面図を頭に叩き込み、チケットの“もぎり”からの最短ルートや、ワンドリンク制の小銭の準備など、入念なシミュレーションが繰り返された。
そして迎えたライブ当日。
物販があるので、開場の数時間前には到着できるスケジュールを組んで現地に到着。
整列が始まったら、もうトイレにも行けない。
席が決まっているわけではないので、場所を一度でも離れてしまったら、二度と戻ってこれない。
そこで、最後のトイレを済ませてからは水分を一滴も摂らずに、ひたすら耐える。
ちなみに、午前中に天然猫の寿喜の点滴ついでにホームセンターへ買い物に行ったのだが ──
引っ越し時に冬物の衣類を入れた段ボールが見当たらず、あの寒空の中で半袖ポロシャツにハーフパンツという“浅草あたりをTシャツ1枚で闊歩する外国人観光客”みたいな出で立ちで外を歩いていたため、直前まで火照っていた体は少しクールダウンできていた。
16時の開場に対し、15:45頃から入場の整列が始まると ───
当然だが、俺を先頭に1,000人規模の行列が後方に出来上がる。
「群衆を率いて戦ったジャンヌダルクは、こういう気分だったのかな」と中世の偉人と今の自分を重ね合わせたりしながら、係員の指示を待っていた。
だが、実際の入場が開始されると、「福男選び」みたいな競争を避けるためか───
係員が軍隊のように付かず離れず1列のまま牛歩のような速度でホール入口まで誘導してくれ、そこで初めて「決して走らないよう」という注意喚起と共に解き放たれ、俺はきっちり最前列のド正面に。
いつものように、レオ女史との位置関係をイメージ作成してみると ───
こうだ。
モニタースピーカーがある“定位置”との距離は約3メートルだが、レオ女史がステージの縁まで来ると、もはや“1.5メートル”。
我が家のソファからテレビまでの距離よりも近い。
いつも「あの場所にいるヤツは関係者か招待客なんだろうな」と思いながら羨んでいた位置に、ファン歴、苦節11年にして立つことになるとは。
そして、いざライブが始まると、そりゃもう近い近い。
レオ女史は、ギターを弾く曲を除くとステージ上を動き回るので、縁が定位置のようになる。
もう唾が掛かりそうだし、毛穴も見えそうだし、とんでもない接近戦だ。
惜しむらくは、この日は『U-NEXT』で生中継をしていたため、従来の公式の動画クルー、スチール撮影クルーに加え、同社の撮影クルーが俺とステージ間の通路を移動しまくることか。
もちろん真正面からのカットを多用したいわけだから、俺の目の前でカメラを回す。
でも、U-NEXTの視聴者や、後日発売されるかもしれないライブDVDでは、俺のこの視点が共有されると思うと、ちょっと誇らしかった。
普段なら、バックバンドの演奏パフォーマンスまで俯瞰して観たりするのだが、さすがにこの距離で家入レオ女史を拝める機会など、もう二度とないと思うと、瞬きすら惜しむ勢いでレオ女史のみを凝視して、2時間弱の公演が20分くらいの体感時間で終わってしまった。
帰りの電車は、余韻に浸りながらも、もう脱力感のみだった。
「ここで人生の運を使い切っちゃったんじゃないか?」とさえ思えた。
でも、よくよく考えると、過去には家入レオ女史のトークイベントの抽選が当たって、今日くらいの近距離で拝めたこともあったなぁ・・・・ なんて思い返して我に返ったり。
- 2015.05.10
- 2014.05.10
何はともあれ幸せな時間だった。
駅前の立ち飲み屋さんで一人打ち上げをしてから帰宅すると、レオ女史と同じような目をした猫が鉄骨階段で佇んでいたが、コイツの目に思い出が上書きされないようスルーした。
ありがとう、家入レオ女史。
ありがとう、『チケットぴあ』の抽選システム。
これからも、15年目、20年目とファン歴を重ねられるよう応援していかねばと改めて心に誓いながら、書斎で寝落ちしたのだった。
抽選“1番”という奇跡を生んだ俺の家入レオ愛に祝福のクリックを
コメント
すごーーい!
これはすごいですね。1番❗️
確かにぬか喜びかどうか疑ってしまいますよね。
が、ちゃんと1番。U-NEXTにも映り込んで。外れたファンから、こいつは関係者だなと思われながら。
そりゃ興奮しますね😆
長くファンしてきて良かったですね!
いろいろ頑張ったご褒美ですね♪
U-NEXTで局長さんを見たいと思いました←レオちゃんじゃないのかぃ
書斎で寝落ちにはずっこけました😆
初めてファンクラブに入ったのには驚きました。20代とか入ってなかったんですね。
私は聖子ちゃんのファンクラブ入ってました。
㊗️おめでとうございます㊗️めでたい🎉非常にめでたい💮
込み上げる思いのありったけを注ぎ込んだ渾身の投稿ありがとうございます‼️
『オーレ』ではなく『シェー』に見えた私は心が濁っているようです
クちゃさまの『U-NEXTで局長さんを見たいと思いました』同じです‼️
◯0年前に某メタルバンドのファンクラブに入ってて
NHKホールで同じポジションを取って頭と拳を振ってました‼️
そう言えば、レオさん、NHKの番組にレギュラー出演してるようですが
局長さん、観てますか?
ファンクラブ会員には、あらゆるメディア出演情報が告知されるので、しっかり観てますよ!
流石です!
てか、愚問でしたね笑
昨日の興奮がリアルに伝わってきましたよ。
これは本当にすごいです。あの位置で見ることができるなんてなんて幸せな。
11年も応援してきたファンへのご褒美ですよね。
人生の運は使い切ってないと思いますが、今年の運は使い切ったかも。
それでもいいですよね、あと1ヶ月半だし。
>レオ女史と同じような目をした猫が鉄骨階段で佇んでいたが、
コイツの目に思い出が上書きされないようスルーした。
↑笑いました。わかばちゃんを見るたびこの日のことが思い出されて、
上書きも逆にいいかもしれませんよ。
私が某アイドルグループのファンクラブに入っていた時、前から2番目に当たって
手が届きそうな位置でその人を見た時のことを思い出しました。
終わってからしばらくは夢の中にいるようなふわふわした気分だったんですが
局長さんも今そんな感じですか?
ライブのトイレ事情勉強になりました!会場入りしてから本番までにトイレ行ってしまったのは注意たらなかったかも。以後気をつけないと…
局長さんのオレレオで既にウケました笑