怒りとアンニュイの交差 ～ハロウィンの葛藤【中編】

新しい週に、こんにちわ。
トンガからの津波、どのテレビ局も一斉に津波関連の臨時ニュースに切り替わる中、テレビ東京だけは相変わらず通常番組を流しつづけるという“我が道を行く姿勢”が面白かったです。局長です。

─── さて、先週金曜日からのつづきで10月31日(日)の「ハロウィン」のお話。

日本のハロウィン文化には後ろ向きな気持ちしかない俺だが、嫁女房がノリノリで各種アイテムを用意していたので、やむを得ずポメラニアン真熊に“対応”してもらい写真を撮りまくっていた。

【俺の後ろ向きな気持ちのおさらい】

その真熊の被り物姿が気になって仕方ないらしいツンデレ三毛猫の稚葉。
自分が何かを被せられることは絶対に許さないくせに、他人（動物）のそれは興味深いらしい。

穴が開くほど見つめられっぱなしの真熊は大あくびを。

以前にも綴ったが、犬のあくびは必ずしも眠気から来るものだけではない。
ストレスを感じているときにも発生してしまうのだ。

今回の大あくびは、実に分かりやすく後者由来のものである。

「蛇へびに睨まれた蛙かえる」という比喩の意味を、実際の蛇や蛙たち以上に見事に体現している真熊。
リアルに追い詰められたカエルですら、ここまで困惑した表情は見せられないだろう。

するとそこへ、やたら大声でカットインしてくるヤツが ───

天然猫の寿喜が、例によって“文句”を言いながらジョインしてきた。

俺が大笑いしながら２匹の写真を撮りまくっている姿を見て、自分だけ“仲間外れ”にされているような気分になったのだろう。

そんな怒り顔のまま、偶然にも３匹全員がカメラ目線になる「奇跡の一枚」が。
図らずも、ここ最近の３匹の表情を実に分かりやすく表現した一枚になってしまった。

それにしても、寿喜は本能のままに何も考えずに生きているのだろうか。
写真撮影中に割り込んできて、そのまま晩ごはんの催促が始まった。

お構いなしに写真を撮りつづけるも、こんな絵面にしか仕上がらない ───

アンニュイな表情の２匹の横で、なぜか１匹だけご機嫌ななめ。
まぁいつものことなのだが････