人生二度目のマクドナルドは、初の攻防戦に

土曜日の昼下がりに、こんにちは。
テニスの錦織圭が久しぶりに復帰しましたね。2021年8月から２年近くも離脱していたんですね。ランキングも消滅しちゃって。頑張ってほしいです。局長です。

─── さて、これまで小倅こせがれの「人生初」シリーズを何度か綴ってきたが、その番外編。

「人生二度目」レポートを。

先日、「人生初のマクドナルド」を経験した小倅。
世が世なら「元服」くらいの人生の節目と呼べる出来事だったろう。

【人生初のマクドナルドをおさらい】

その小倅に、早くも「人生二度目のマクドナルド」がやって来た。
前回、ハンバーグをパテで挟んだ３層構成で初めて「ハンバーガー」となることを小倅に教え込んだだけあり、今回は迷わずその組み合わせのまま手にしてくれた。

今回もピクルスなどは抜いてもらい、質素な味気ないハンバーガーとしているが、本人的にはこれでも絶品らしくテンションも爆上がりである。

美味しいらしい。

これで満足する味覚なら、「てりやきマックバーガー」を初めて食べるときには、一体どんなリアクションを見せるのだろうか。
イスから転げ落ちて失神してしまうのではなかろうか。

その後もハイテンションのままマクドナルドの味を堪能する。

向こう10年くらいは「マクドナルドのハンバーガーはこの１種類しかない」と信じ込ませて、購入単価を抑えるようにしようかな。
ついでに、「マックフライポテト」も“Ｓサイズ”しかないと。

そうこうしていると、小倅の後方にあったかまくら型ベッドの中から ───

冬眠レベルで熟睡していたはずの生き物が、目を覚まして這い出てきた。
天然猫の寿喜ことぶきである。

魚好きの猫の嗅覚すら刺激してくるマクドナルドの美味しそうな香り。
「フィレオフィッシュ」ではなく、ノーマルの「ハンバーガー」だというのに、それでも惹きつけてしまうなんて。

だが、ここで小倅はある種の“危機感”を覚えたらしい。

大慌てで手にしていたハンバーガーを口にねじ込み始める。
必死の形相で。

どうやら、寿喜との“攻防戦”になってしまうことを見越しての対応らしい。

俺や嫁女房が日々繰り広げてきた猫たちとの「焼き魚をめぐる攻防戦」を、“胎教”の如くお腹の中で学習していたのだろうか。

寿喜の目の前からハンバーガーの存在を完全に消してみせる小倅。
当の寿喜も「鼻の錯覚」だったのかと、すんなりと諦めて引いていった。

こうして、マクドナルドを巡る初めての攻防戦は ───

小倅の素早い対処による圧勝となったが、「美味しく食べる」という本来の“食”の楽しみ方は放棄する結果となってしまった。

次戦はその辺りも上手く立ち回れるように成長してもらいたい。（なんのこっちゃ）