さよならトーマスと仲間たち｜大井川鉄道のトーマス ～Vol.7

日曜日の夕方に、こんにちは。
毎年言っていますが、今日12月8日はジョン・レノンが理不尽に射殺されて44年という忌日です。犯人のマーク・チャップマンは今なお釈放されずに収監されているんです。局長です。

─── さて、ちょっと空いてしまったが、例のレポートの続編を。

先月末の11月22日(金)に、小倅こせがれを大井川鉄道の『きかんしゃトーマス』の“実物”に乗せるべく、静岡県は島田市にある「新金谷駅」まで片道３時間を掛けて家族総出で行ってきたお話。

無事「トーマス号」に乗り、駅の隣に併設されている『きかんしゃトーマスフェア』でも遊び、今度は車で峠道を１時間以上も走り千頭駅の「サテライト会場」へ。

【前話のおさらい】

台風被害による一部区間の運休のために、トーマス号でこの千頭駅まで来れなくなってからは、自家用車か町営バスしか交通手段がなくなり、来場者が激減しているようだ。
この時間帯は、我々を含めて３家族しかいなかった。

ここを訪れた人たちのブログなどで事前に情報収集していたのだが、上述のとおりアクセス事情が不便になったことで、新金谷駅のフェア会場、および「トーマス号」と、この千頭駅の「サテライト会場」とを一泊しながら２日に分けて訪れることが一般的になっている様子だった。

１日で２箇所をハシゴするプランはレアケースらしい。

我々は日程的に、何より小童こわっぱがいるために泊まりでの遠征は現実的でなく、やむを得ず強行スケジュールになってしまったが、内心は車酔いする小倅が「サテライト会場」まで来たがるとは思っていなかったという“油断”もあった。

それでも、「パーシー」と「ヒロ」、「ジェームス」に会えたことで、小倅は大満足していたので、運転を頑張った甲斐はあった。
この日は運休だったが、“西川きよし”そっくりの「トビー」が引くトロッコ列車もあるので、惜しむらくはそれも乗れればコンプリートだったことくらいか。

そういえば、この千頭駅からは「井川線」、通称「南アルプスあぷとライン」という山間をゆっくり走る鉄道があり、湖の上にある秘境駅を通ったりと絶景の路線らしく、その乗客はそれなりに乗り降りしていた。

サテライト会場もひとりきり楽しんだところで、千頭駅に併設されている「ＳＬ資料館」なる、文字どおり蒸気機関車に関する資料館の施設にも立ち寄ってみる。

鉄道マニアにとってはたまらない空間なのだろうが、残念ながら“テツ”ではない我々にはマニアック過ぎる内容で、早々にお腹いっぱいになってしまった。

それでも、この令和の世にもSLを走らせてくれていることには敬意しかない。

こうして、小倅を丸一日大いに楽しませてもらった大井川鉄道に別れを告げ、帰路に就くことに。
ありがとう大井川鉄道。
ありがとう「きかんしゃトーマス」と仲間たち。