花金の昼下がりに、こんにちは。
今日は小倅が保育園の行事で歩き遠足とのことで、距離的には4歳児の足だと片道だけで小一時間は歩くと思うので、ちょっとドキドキしている局長です。
─── さて、少し空いてしまったが「途中でストップしたままのお話」シリーズを再開。

職場の「永年勤続20周年」なる表彰の賞品としてもらった旅行券を使っての『局長、世界を歩く』と称した、ヨーロッパはチェコのプラハと、オーストラリアのウィーンを巡る旅で、2018年4月7日にチェコへ入国し、4日目の 4月10日にはプラハからウィーンへ鉄道で移動した。
【前話のおさらい】

「Sバーン(S-Bahn)」という 近郊電車に乗り換えて、ホテルの最寄り駅であるィーン・レンヴェーク(Wien Rennweg)駅へ移動し、ウィーンでの滞在先となる『Hotel Enziana Wien』まで5分ほど歩いて到着。
いきなり鹿の頭がお出迎えだった。
時刻は、もうすぐ15時になろうというところ。

ロビーには人っ子一人いないが、まさかこの日の宿泊客は俺一人か? なんて不安を抱えながらも、まずはチェックインを済ませて、荷物を置きに部屋へ。
プラハのときのように、スタッフの字に癖が強すぎて読めないなんてハプニングもなく、実に順調な手続きだった。

そして、財布やカメラといった最低限のものだけ持ってホテルの外へ。
ウィーン市民からしたら、東京で言うところの「蒲田」くらい別に何でもない市街地なのかもしれないが、日本から来た俺にとっては建物から車まですべてが「ザ・ヨーロッパ」という印象。

とりあえず「ここが私のアナザースカイ」風な、この街に小慣れている感の写真を撮ったところで、再びウィーン・レンヴェーク駅(Wien Rennweg)へ。
ウィーン中央駅(Wien Hauptbahnhof)で悪戦苦闘しながら買った1日乗り放題チケットがあるので、電車移動し放題だ。

写真こそ撮り損ねたが例のサモエドに挨拶してから、まずはSバーンでウィーン・ミッテ駅(Wien Mitte)へ。
そこからウィーン市内移動に特化した地下鉄「Uバーン(U-Bahn)」に乗り換えて、ウィーンの中心地であるシュテファンスプラッツ駅(Stephansplatz)へ。

地上へ出ると、そこには『地球の歩き方』に出ていたとおりのウィーンの街並みが広がっていた。
ここはメインストリートの一つでもある「グラーベン通り(Graben)」だが、通りに沿っている建物は主に17~19世紀に建てられたものだという。
建物はそのままに、1階には普通のお店がテナントとして入っている不思議な空間。

プラハでも見掛けたが、ここでも馬車が普通に往来していた。
とはいえ、未だに馬車が現役なのではなく、あくまでも観光客向けの乗り物。
日本に例えると浅草の人力車みたいなところだろうか。
料金は20分コースで55ユーロ。2018年4月のレートで“7,300円”くらいだから、けっこう高い。

このモニュメントは「ペスト記念柱(Pestsäule)」。
名前のとおり、1679年に大流行したペストの終息を祈願するために、14年もの歳月をかけて建造し、1693年にようやく落成したとのこと。
華やかなバロック様式の彫刻で、雲の中に天使や聖人が描かれている。

そして、ウィーンの象徴の一つでもある『シュテファン大聖堂(St. Stephen’s Cathedral)』。
ウィーンの象徴的なゴシック建築で、塔に登ると市街を一望できるそうだが、とりあえずこの日はやめておいた。
それよりも大き過ぎて、建物をすべて入れようとすると俺の全身が写らない。

そこで、ここにいるすべての人たちの善良な心に賭けて、自撮り棒をかなり遠くに立たせて、ようやくギリギリ俺の全身を収めることに成功。
みんな観光客だろうから、俺の思惑も理解してくれていたのだろう。
それでも、やはりタイミングは難しく ───

通りを行き交う人々に俺が飲まれてしまうことも多々あり、上の写真は10枚くらいチャレンジしての“奇跡の一枚”のようなワンショットだったのだが。
つづく・・・・
ウィーンの街並みは本当に美しかった。鮮明に覚えているのに7年も経過しているなんて…
コメント
ヨーロッパ行った事ないけどヨーロッパって感じの街並みですね。
素敵です。
馬車は観光客向けなんですか、普通にいるのかと思ってました。
自撮り棒で撮っていたんですね。
誰かに頼んだかのようにキチンと撮れてます。
ホテル、ロビーだけだけど素敵ですね。
部屋はどんな感じなのかな。
写真あるなら見たいです!
どこを撮ってもおしゃれで絵葉書の中に入ったみたいですね。
ヨーロッパに行くならウィーンがいいよと駐在員にきいたことがありますが
本当にそうだなと写真を見て実感しました。
これ全部自撮りなんですね。
こんなにちゃんと撮れることにびっくりです。