幹細胞再生医療

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3月最後の週末に、こんにちわ。

今年のプロ野球がいよいよ開幕しました。
昨夜の巨人戦は劇的なサヨナラ勝ちで初戦から興奮がMaxな試合でした。局長です。

─── 昨日の記事で綴った、ポメラニアン真熊に施した『幹細胞再生医療』。

ポメラニアン真熊

1月18日(月)に調子を崩し、同22日()に病院に駆け込んだものの、食欲不振以外にはあまり改善が見られていなかった真熊も、この医療のおかげでかなりの復調を果たすことができた。

すでに真熊がかかっている『H動物病院』を始めとする一部の病院では実用化がされており、つい先日も「yahoo!ニュース」で取り上げられていたほどでもある「幹細胞再生医療」。

本日はその説明を。(受け売りの知識ですが)

用語説明

再生医療

幹細胞再生医療

事故や病気によって傷ついたり、無くなってしまった細胞や臓器の一部を修復、その働きの回復を目的とした治療法。
再生医療は、自分で増える能力(自己複製能)があり、様々な細胞に変化することができる(多分化能)細胞=“幹細胞”を利用する。

  • 自己複製能|分裂して自分と同じ細胞を作る能力
  • 多分化能|別の様々な種類の細胞に分化する能力
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真熊の治療に当てはめると ───

幹細胞再生医療

一度悪くなったら二度と回復はしない腎臓に対し、“体のいろいろな部位に変身”することができ、“無制限に自分を増やせる”能力をもつ幹細胞を投与することで、腎臓の細胞を修復して、低下した機能を修復しようというものだ。

その“幹細胞”とは、大きく3つに分類される。

  1. ES細胞
  2. iPS細胞
  3. 生体内幹細胞

ES細胞───

ES細胞

万能細胞」とも呼ばれ、どんな細胞にも変化が可能だが、受精卵(受精後5~7日ほど)を利用するため倫理的な面で問題視されている。

iPS細胞───

iPS細胞

山中教授が第一人者として知られている。
ES細胞と同じ働きをするよう、皮膚などの細胞の遺伝子を人工的に組み換えて作られた細胞。
倫理面での問題は解消されたが、癌化などのリスクが問題視されている。

体性幹細胞───

幹細胞再生医療

生き物の生体内の様々な場所(脂肪 / 骨髄 / 血液 / 皮膚 / 肝臓 / 神経 など)に存在。
決まった組織や臓器で、消えゆく細胞の代わりを造り続けている幹細胞。

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H動物病院で行われている幹細胞再生医療は、体性幹細胞のうち“脂肪幹細胞”を利用するもので、

  • 身体的な負担が少ない
  • 多くの幹細胞が採取できる

といった理由があるそうな。

ポメラニアン真熊

本来なら、開腹手術により脂肪を採取する必要があるのだが、13歳のシニア犬の真熊には逆にそれがリスクとなってしまう。

そこで、他の犬から採取した脂肪を使うという。
メス犬の避妊手術で開腹する際に、飼い主さんに許可を得た上で脂肪を採取しているらしい。

幹細胞再生医療

その採取した細胞から、二週間かけて幹細胞を培養し、再生医療に使用する。

自分の幹細胞を使用するケースを「自家移植」、今回の真熊のように、よその犬(ドナー犬)の幹細胞を使用するケースを「他家移植」といい、H動物病院では、開腹手術の際に承諾が取れて脂肪を採取できた場合に、他家移植用の幹細胞として培養し、凍結保存でストックしているという。

今回はタイミングが良く、そのストックがあったため真熊にも割り当ててもらえたのだ。
幹細胞の移植は、静脈への点滴で行うので、真熊に麻酔をかけることもなく安全に行えるという。

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しかし、必ず効果が出るわけではないらしい。

ポメラニアン真熊

同療法を行っている全国の病院での過去の実績一覧を見させてもらったが、打率としては5~6割程度だという。
小型犬の腎臓病で絞ってみても、症状が改善した子、効果が見られない子・・・・様々で、犬種などにもまったく法則性がないのだ。

ポメラニアン真熊

それでも「リスクがなくて、可能性はある」というのであれば、試さない手はない。

よその犬から脂肪を採取して二週間かけて培養などという手間を要していることもあり、且つ高度医療ということで、それはもう懐を痛めつける金額だったが、以前も綴ったとおり「金で健康が買える」のであれば安いもんである。

ポメラニアン真熊

こうして3度の投与を経て、2月末に腎臓の数値が劇的に改善したのだった。

今はまた少し数値が悪化し始めているので、尚も注意が必要だが、それでも今日も元気に生きてくれていることに、ただ感謝するのみである。

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今日の一言

幹細胞といえば幻の“STAP細胞”もその類ですよ。「STAP細胞はあります!」懐かしいですね

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コメント

  1. ラブママ より:

    今日はとても難しい説明を読んで、
    固まっていたわたくしの脳細胞が悲鳴をあげています🥲
    でもなんとなく概要は理解できました。

    高度医療と言っても、
    まぐちゃんに負担をかけることもなく、
    ドナー犬の幹細胞にも恵まれ、
    また決して高くない成功率のなかで
    見事まぐちゃんに効き目をあらわしましたね。
    本当に良かったです。

    まだ注意は必要ですが、よくここまで頑張りました❣️
    局長の懐には痛みを伴ったようですが、
    まぐちゃんの命には変えられないという思いが
    伝わったのでしょう。

    「STAP細胞はあります!」懐かしいですね(^ ^)

  2. くうぱぱ より:

    真熊君のお顔、まだまだ、パパのそばに居たい、僕は頑張る、僕は番頑張る❕❕って、言っているようなお顔してます。
    おっちゃんも、真熊君が元気になること、あきらめるなんてさらさらないからな❕❕

  3. さっちゃん より:

    数年前に同じ病院で再生医療を進められて断念しました。
    当時は自分の体から開腹手術して細胞を取るという事だったので14歳の高齢リスクと高額が理由でした。
    数年の間に医学は発展するのですね。
    局長さんの説明を読んでいたら我が子のことを思い出してしまい号泣してしまいました。
    まぐちゃん、成果が出てきて本当に良かったですね。
    そしてたくさんの猫ちゃんやワンチャンが普通の生活が取り戻せるといいですよね。
    局長さん一家、頑張れ。

  4. クッキー&ちゃちゃ より:

    ちゃちゃはヘルニアで突然歩けなくなり12歳なので手術は難しいため再生医療を行いました。
    まぐちゃんと同じ他家細胞です。
    点滴で出来るため負担は少ないですが、
    保険がきかない為確かに高額な治療となりました。
    その後少しだけ歩けるようになったものの股関節脱臼を併発いろいろあり残念な結果となりました。

    まぐちゃん数値が安定しなくまだまだ心配が続きますが安心してお任せ出来る先生がついているので心強いです。
    細かく説明してくれる先生で良かった。
    まぐちゃん応援してるからね‼️

  5. つばめ11号 より:

    今日の説明はとても勉強になりました。
    マグちゃんに効果が表れてよかったです。
    それに培養したもののストックがあったことも。
    やっぱりマグちゃんは強運の持ち主ですね。

    マグちゃんが歯磨きガムを熱心に食べてる姿を見ただけで
    なんだかとっても嬉しくなりました。
    こんな姿をずっと見ていたいから、マグちゃん治療頑張ってね。
    局長さん嫁女房さんも懐痛いと思いますが頑張ってください。

    コトちゃんわかばちゃん、ご飯食べて元気でいてね。

  6. とりっこ より:

    『幹細胞再生医療』大変勉強になりました。
    今の病院が最先端の医療を提供していたこと、先生がきちんと説明をして下さったこと、ドナーワンちゃんの幹細胞のストックがあったこと、打率5~6割のところ、まぐちゃんには効果が現れたこと。
    つばめ様の仰る通り、まぐちゃんは強運の持ち主ですね。

    これだけの強運の持ち主ですから、不安定な数値もきっとまた安定してくれると信じています。
    まぐちゃん、頑張ろうね!
    局長さん嫁女房さん、懐が痛いと思いますが、どうか耐え忍んでください。
    今日も局長家のみんなを応援しています!

  7. 黒字のかあちゃん より:

    とても勉強になりました。

    まぐちゃん
    凄いぞ‼️
    局長ファミリーの為にも
    皆の為にも
    長生きしなきゃダメだぞ

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