あまりに長すぎた2日間

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金曜日の朝に、こんにちは。
一昨日から、投稿いただいたコメントがスパム扱いになって表示されない不具合が生じていましたが、恐らくすべて拾い上げて反映しております。ご迷惑をお掛けしました。局長です。

─── ポメラニアン真熊まぐまを失い、完全に自分が壊れてしまったらしい俺。

黒ポメラニアン真熊

ここまで自分自身がよく分からない状態になってしまったのは、真熊を失ったという悲しみだけではなく、耐え難い失意無念があったからだと思う。
言い換えれば「悔い」である。

【当初はこんなスケジュールで普通の生活を送っていた我が家】

余命宣告を受けた直後、「俺は1ミリも諦めていない」と綴ったが、何も強がりを言って自分を奮い立たせていたわけではない。

動物たちが快適に暮らせるためのギミックや工夫が詰め込まれた新しい家に、どうしても真熊も連れて行き、のんびりとした余生を過ごしてほしい ───

それが何よりの目的だったが、2月15日()に「余命1週間」を宣告された犬が、新しい家が完成する7月末まで頑張って生き永らえてくれるような、どう見ても非現実的な奇跡にすがっていたわけではない。
ちゃんと勝算のある奇跡を計画していたのだ。

幹細胞再生医療

2年前にも一度虹の橋を渡りかけた真熊だが、そのときに死の淵から引っ張り上げてくれたのが「幹細胞再生医療」。
それをもう再び、真熊に施すための段取りを進めていた。

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黒ポメラニアン真熊

2月15日()、余命宣告を受けたその場で「もう一度できないか」と打診。
院長先生も、2年前に効果が出ていたので期待はできるかもしれないとの判断だった。

だが、後日詳しく綴るが、この幹細胞再生医療の施術がどうやっても 2月25日()という日程になってしまうことに。

「俺は1ミリも諦めていない」と綴った当時はまだ日程が決まっておらず、院長先生も「21日()にでも施術ができれば」という算段だった。
俺自身も、幹細胞さえ体内に入れてしまえば、前回同様きっと真熊の体には効果が表れ、Cre(クレアチニン)などの数値も下がって、体内をめぐる毒素も排出される ─── と信じ切っていた。

黒ポメラニアン真熊

さらにこの時点では、好き嫌いはあるもののまだ自発的にごはんを食べられており、フラつきはあるが散歩もできていたので、幹細胞の施術までの数日間なら真熊も頑張ってくれるという自信もあった。

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しかし、2月15日(水)に「余命1週間」の宣告を受けた真熊にとって、2月25日()は余命宣告11日目に当たる。
あまりに長い・・・・

結果、2月21日(火)あたりから真熊の体調は急激に悪化していき、2月23日()の朝、幹細胞の施術を受けることなく力尽きてしまった。

黒ポメラニアン真熊

残りの僅か2日間が、俺たちにとってはとてつもなく長い日数だった。
それゆえに無念さが強い。

余命宣告を受ける前の、Cre値が急上昇した1月末の時点で幹細胞の施術を依頼していれば・・・・
いや、Cre値が上がり始めた12月の時点で、この考えに至っていれば・・・・

ペットロス

真熊を救う機会は少なくとも2回はあったと思うと、それをスルーしてしまった自分への怒りと後悔が収まらないのだ。
自分が壊れてしまったのは、悲しみよりも悔いが大きな原因なのかもしれない。

黒ポメラニアン真熊

本当なら、先々週の土曜日に幹細胞の施術をした真熊は、腎臓機能が回復して毒素も排出され、今頃は「またも死の淵から蘇ったな」と笑い話をしながら日常を取り戻している予定だった・・・・

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今日の一言

この2日間が「真熊はもっと生きられたはず」という悔いとして俺を蝕むんです。これからも

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コメント

  1. なお より:

    タッチの差での変化は、ずっと心に引っ掛かっていくんですよね。

  2. ふうライ坊 より:

    局長さん、おはようございます。

    どうかあまり自分を責めないでくださいね。

  3. クッキー&ちゃちゃ より:

    数値は上がったり下がったりを繰り返していたので、再生医療をした方がいいのかの判断はとても難しいかったと思います。何の慰めにもならないと思いますが。
    やると決まってからの期間が長かったですね💦
    もう少し早く出来ていたなら、、、
    たらればの後悔は私もたくさんありました。
    まぐちゃん、たくさん頑張って偉かったですね。可愛いまぐちゃん、大好きだよ。

  4. あめ より:

    初めてコメントさせていただきます。
    改めまして真熊ちゃんのご冥福をお祈りさせていただきます。
    愛する我が子との別れは辛い。今も深い悲しみと後悔の渦中だと察します。
    「あの時ああすれば」「何故ああしなかったのか」
    どうしようもない思いなのですよね。我が子を愛していたからこそ嘆き苦しむのは当然です。
    私は半年ほど経ってようやく「あの時延命治療をしていたら辛い体を長引かせるだけだった、さらに苦しい思いをさせていたかもしれない。今はあの子は体が軽くなってお空で元気に駆け回っている」と思えるようになりました。
    こればかりは時間しか解決してくれないのでしょうね。。。。
    ゆっくりでいいです。どうかご一家が心穏やかに真熊ちゃんとにいなちゃんを思い出せる日がくることを願います。

  5. つばめ11号 より:

    そんなことがあったんですね。
    局長さんの感じている悔いはこの先も消えることはないと思いますが
    今と感じ方が変わってくるかもしれません。
    何を言ってるのか分からないでしょうけど、いつかそういうことかと
    気付いてもらえる日がくるといいなと思っています。

  6. とりっこ より:

    再び幹細胞再生をする予定だったんですね…

    日程が決まっていただけに余計に辛いですね。
    もっと早ければ、もっとこうしていれば…

    タラレバだと分かっていても後悔はずっと続きます。
    きっと消えることは無いですよね。
    きっとまぐちゃんを思う度にこの後悔がつきまとうと思います。

    今はどんな言葉よりも後悔の方が勝ると思いますので、どんな言葉をかけたら良いのか…
    でも、ひとつだけ言えることはまぐちゃんだって諦めていなかっただろうし、最後までまぐちゃんの最善を考え、つくしてくれた局長さんの想いをまぐちゃんはわかっていてくれたと思います。

    お天気が良い時は太陽に当たりながら少し休んで考え込みすぎないようにしてくださいね。

  7. たまの姉上 より:

    そういう状況だったんですね。
    悔しいですね。
    私も似た思いを抱え続けていて、
    痛いほどお気持ちわかるので、
    局長さんにおかけする言葉がみつかりません。
    ただただ時を戻したいです。

  8. あずきわんわん より:

    局長さん…
    後悔ばかりをしないでほしいのですけど…ほんとにせつないです。
    わたしも後悔いっぱいしています。

    でも、ずっとこちらのブログを読ませていただいてきて、局長さんほど、小さい家族たちにたっぷりと愛情をそそぎ、手を尽くしてこられたかたはそうそういらっしゃらないと思います。
    ずっと、局長さんの姿に感心して、憧れて、時には羨ましく思いながら文章にふれてきました。

    千寿くんもにいなくんも真熊くんも、局長さんの元で、ほんとに幸せな一生でした!
    それに、たくさんの人が、その存在を知っていて、たくさんの人にかわいがられてきましたもんね。

    呑気な飼い主のもとにやってきて、大ざっぱに育てられた我が家のあずきも、うちの子らしい幸せな一生だった…と思いたいです。

  9. 匿名 より:

    局長さま、奥さま

    かけがえのない、大事な家族である存在を亡くされて、その御心中、察するに余る辛さの中、ご様子を伝えていただきありがとうございます。
    真熊君の御冥福をまずは心よりお祈りさせていただきます。

    実は我が家も3/1の朝に、愛猫の茶トラの女の子を見送りました。
    一昨年の11月に地域猫として暮らしていたところに私が遭遇し、余りの状態の悪さに予断を許さないと判断し、連れ帰りました。その後、2kgもなかった体重が3kgほどまで増える程回復しましたが、夏頃から体重が再び減少し、時すでに慢性腎不全を患っていたようでした。薬を飲んでも数値は良くならず、最終的に皮下点滴も自宅で行ったり、強制給餌をして何とか奇跡の復活を願っておりましたが、願い虚しく旅立ちとなりました。
    やはり私もロスの最中におりまして、妻と愛猫の様子をやり取りしていたLINEを振り返っていると、もっとこの時早く病院へ行けていたら…とか、僕がコロナにならなければ…とか、仕事に忙殺されずにいればもっとこの子を優先できていたのに…と、後悔ばかりが頭にのしかかる、昼なのに暗闇にいるかのような絶望感に襲われます。
    論理的にどうしても考えてしまうので、自分が至らなかった事実は変わらない、故にこの子は逝ってしまった。となってしまうんですよね。
    本当にその心中の悔しさは察するに余る大きさだと思っております。

    でもまずはやはり、ご自身の心の回復が何よりでごさいますし、とことんまで向き合うのがベストだと思います。
    そして、自分の胸の内を聞いてくれる方のメッセージ…これも傷ついた心の手当てになる力を持っていると思います。
    私も毎日、あの子のいない時間と向き合う最中ですが、今、願いが叶うならもう一度、会いたい。
    会って触れてお互いに安らぎを感じていた時間をもう一度…と思うところです。
    でもそれは叶わない。ならばどうするか、と自問自答しております。

    何卒ご自愛くださいませ。
    お二人の辛さ、取り除くことはできませんが、せめて察するだけでもさせていただきたいと思い、長文になってしまいました。
    初コメントで色々と失礼がございましたら申し訳ございません。

  10. 黒字のかあちゃん より:

    長い2日間だったのですね。
    辛すぎます。

    悔いはずっと消える事はないかもしれませんね。

    でも まぐちゃんなら隣に来て
    ボクは父上の想いをちゃんとわかっているよ。
    そんなに自分を責めないでね。
    って言ってくれているのではないでしょうか

  11. 私もマリィと一日でも長く過ごしたいと、最後の何週間かは1日2回の点滴に通ってました。
    当時は必死だったのですが、何年か経ってから当時のマリィの写真を見ると結構しんどそうな顔をしています。
    後悔まではしていませんが、少し頑張らせすぎたかなと。

    真熊くんも局長さんもよく頑張ったと思います。
    後悔の気持ちから感謝の気持ちへ少しずつ変わりますように。

  12. みにも より:

    何に対しても『たられば』は付き纏ってくるんですよね。。。
    局長のその『悔い』が、少しでも癒される事を願っています。

    前に何かで読んだ『動物は後悔しない。今を生きてる。』って言葉がずっと頭にあります。
    まぐちゃんも局長とのかけがえのない今をしっかり生きてたんだと思います。

  13. ポメ3匹飼い より:

    再び幹細胞移植検討されてたんですね。。
    うちも2年前まぐちゃんが試みたことを知り、同じように挑戦してみようと思いました。が、田舎のため治療できそうな病院はみつからず諦めていました。ひさしぶりに検索し、なんとか通えそうな距離の所にかたっぱしから聞いてまわっています。まだできることがあると信じがんばっていきます。
    まぐちゃんありがとう🙏✨

  14. くうぱぱ より:

    私もなぜ、その時局長さんに幹細胞治療を勧めなかったんだとの後悔に打ちひしがれています。

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