トーマス尽くし｜小倅の誕生日会【前編】

木曜日の朝に、こんにちは。
最近の関東地方はどんよりとした天気が続きますね。それなのにスギ花粉は威力を発揮し続けるのが腹立たしい限りです。日本中から伐採してしまえ！ 局長です。

─── さて、先日の３月４日(月)で晴れて３歳となった小倅こせがれ。

当日の記事でも少しだけ触れていたが、その前日３月３日(日)に義母や義妹たちが来て「お誕生日会」が催されていた。
昔からこの手のイベントの準備に余念がない嫁女房は、今回もあれこれと仕込んでいたようだ。
そう、現在小倅がハートを鷲づかみにされている『きかんしゃトーマス』による装飾で。

準備が完了したところで、上の部屋で遊んでいた小倅が連れて来られる。
何が起きているのかと期待に満ち溢れた小倅の表情を尻目に、俺の頭には「建てたばかりの新居の壁にテープの糊のり残りとかしないだろうな？」という懸念しかなかったのだが････

予想どおり、壁一面に貼られたトーマスフラッグや、ベンチの上に置かれたトーマスバルーンに激しく反応する小倅。
まだ「さ行」をちゃんと発音できないので、「トーマしゅ」と叫んでいたが。

小倅にとっては従弟いとこに当たる義妹の息子も、突然現れたトーマスに驚いていた。
ちなみにこの子は、トーマスの親友の「パーシー」によく似ている。
目の大きさ、少しすっとぼけた表情、鼻の下の長さなどが絶妙に一致しているのだ。

「小倅くんだけいいな…」みたいな、“自分はちょっと可哀想な子”的な空気感を出していたが、昨年７月のこの子の誕生日にはこれと完全に逆転した現象が起きていた。
誕生日というのは、自分だけが主役になれる唯一の日だということを学習するのだ。

誕生日ケーキもトーマス仕様に。
さすがにズバリの商品は見付からなかったようで、“立て看板”のようなものを差してトーマス関連商品のような雰囲気を巧みに作り出しており ───

「アメリカ横断ウルトラクイズ」の回答者みたいな帽子を被せられた小倅も大喜びだった。

一昨年の今頃は『BabyBusベビーバス』というCGアニメが大好きで、昨年は乗り物のバス、そして今年は「きかんしゃトーマス」にドハマり中 ── と、毎年興味の対象が変わっているが、これも本人なりの成長なのだろう。

その後は、たくさんのプレゼント攻撃に晒される。

幼児の特権と言うべきか、親だけでなく祖父母に叔父・叔母、さらには大叔母からもプレゼントが送られてくる３歳児。
俺が子供の頃は親以外からプレゼントなんてもらったことなど一度もなかったものだが。

「恐竜を運搬するトレーラー」という『ジュラシックパーク』の世界観みたいなおもちゃに続き、今度は親父が送ってきた３歳児向けの図鑑。
日頃、やたらめったら何かを買ってあげるようなことをしていないため、何ゆえ今日はこんなにいろいろもらえるのかと、むしろ動揺が隠し切れない小倅。

だが、この様子を訝いぶかしい表情で見つめるヤツが ───

天然猫の寿喜ことぶきだ。
客人が部屋に入ってきて以来、誰も自分を構ってこないことに不満を感じているらしい。
仕方ないのだ、この日は小倅が主役でチヤホヤされまくる一日なのだから････