変身ベルト略奪の危機

年末休みの最中に、こんにちは。
大掃除は進んでいますか？ 休み中の食料品の買い出しはしましたか？ しめ飾りはしましたか？ 我が家も一つ一つ粛々と実施中です。局長です。

─── さて、クリスマスのレポートは完結したが、実はちょっとした“こぼれ話”があった。

同レポートでもお伝えしたとおり、小倅こせがれにはサンタクロースから『仮面ライダークウガ』の変身ベルトがプレゼントされた。
以来、毎日ベルトを装着しては「変身！」からの「超変身！」と連呼している。
※ 仮面ライダークウガはいつもの姿から「超変身」によりフォームチェンジが可能。

その変身ベルトが枕元に置かれていた12月25日(水)は、本当は一日中それで遊んでいたかったところを、後ろ髪を引かれる思いで保育園に登園していた小倅。
ここで俺は一つ仕掛けてみた。

保育園のお迎えに行く俺が、なぜか変身ベルトを付けている ── というシュールなドッキリだ。

いかんせん子供向け商品のため、大人のウエストにはサイズが合わないのだが、そこはいろいろと加工をして無事に装着。
念のため、俺もオダギリジョーが演じた五代雄介の変身ポーズを再現しておく。

このスタイルで保育園に迎えに行くと ───

目の前に現れた変身ベルトに嬉しそうなリアクションを見せる小倅。
だが、徐々に状況を飲み込めてきたらしい。

変身ベルトを回収しようと躍起になってくる。
だが、ここでは回収不可能と判断したらしく、譲歩した言葉を発してきた。

それに対して俺は ──

この俺のリアクションで、自分が理不尽な目に遭っていることを再認識したらしい。

譲歩した自分がバカだったとばかりにキレる小倅。
いやはや、面白かった。

その後も、帰り道の自転車で俺が何度となく変身ベルトを光らせたり音を鳴らしたりしては、後部座席の小倅が「やめて！」と叫ぶことを永久機関の如く繰り返しながら帰宅。

ようやくベルトを奪い返した小倅の姿が、先日アップしたキメ顔の画像のそれだったのだ。
３歳児にして、父は「油断も隙もあったもんじゃない」と学習したことだろう。