24年の時を越えて｜X’mas 2024【後編】

仕事納めの日に、こんにちは。
サービス業の方やシフト制の業種の方々には申し訳ないのですが、一般的な土日休みの業種に身を置いているため、本日が仕事納めの局長です。朝から職場の大掃除です。

─── さて、昨日の続きで、我が家のクリスマスレポートを。

12月の厳しい査定・・を通過して、無事にサンタクロースからのプレゼントをゲットすることができた小倅こせがれと、理解が追い付いていないままにプレゼントを手にした小童こわっぱ。
起き抜けのまま、ベッドの上でプレゼントの開封と開梱が始まる。

【前話のおさらい】

小倅がもらったプレゼントは、これ。

『仮面ライダークウガ』の変身ベルト。
だが、ここで一つ注意点がある。
これを単なる仮面ライダーグッズとは思わないでほしい。

なぜって？
「仮面ライダークウガ」は、オダギリジョーが主演を務めた2000年の作品である。

そう、「なぜそんな古い作品を？」と思ったことだろう。
昭和の仮面ライダーシリーズが終わり、数年間のブランクを経てから「平成ライダー」「ミレニアムライダー」と称して復活した仮面ライダーシリーズの第一弾が「仮面ライダークウガ」。

昨今の玩具を売りさばきたいスポンサーの意向があふれ出し過ぎている仮面ライダーシリーズとは異なり、この「仮面ライダークウガ」は、藤岡弘の初代「仮面ライダー」を見て育った世代が大人になり、自分の子供と一緒に見ることを狙った、かなり大人向けの内容なのだ。

リアルタイムで見ていた俺は、小倅に見せるヒーロー作品は、何があっても「仮面ライダークウガ」が最初だと決めていて、満を持して今年の下半期から「U-NEXT」で見せ始めていた。
すると、俺の期待に応えるように見事にドハマりしてくれたのだった。

24年の時を越えて３歳児の心をわしづかみにする「仮面ライダークウガ」。

ちなみに、小倅は保育園でも「仮面ライダークウガ」の話をよくするらしいが、お友達は誰一人として理解できていないそうな。
現在の最新作は『仮面ライダーガウ』というものらしく、やたら「クウガ」というワードを連発する小倅に、みんな困惑しているとか。

そして、小童には知育系の玩具がプレゼントされていた。

小童にとっての人生初のクリスマスプレゼントは、付属のボールを天面の穴から落とすと、ぐるぐる回りながら下まで落ちていき、最後にチャリンと鈴の音を鳴らしながら黄色いトレーに出てくる ── というシュールな逸品。

つい先日、１歳の誕生日プレゼントをたくさん手にしたばかりの小童だけに ───

「最近やたらおもちゃをもらえるな」と間違ったインプットがされてしまったかもしれない。
残念ながら次のおもちゃは１年後になってしまうのだが、小倅が赤ちゃん時代に使っていた“お古ふる”もたくさんあるから、問題なく乗り切れることだろう。

こうして、サンタクロースからのプレゼントをそれぞれ喜び楽しむ小倅と小童。
来年のクリスマスもプレゼントがもらえるように、これからの365日間も「査定」の恐怖をチラつかせながら“いい子”を続けさせなければ。