木曜日の昼下がりに、こんにちは。
安倍元首相の銃撃殺害事件、無期懲役の求刑でしたね。被告の宗教二世としての生い立ちや、社会的影響が大きかったことで注目されましたが。局長です。
─── さて、2018年から再開した「第二次・家づくり計画」新シリーズの続編を。

工法を「重量鉄骨造」に方向転換後に知り合った、静岡県が本社ながら横浜支店がある某住宅メーカーとの間でのプランニングに伴い、気密性・断熱性に関する課題や、予算と見積価格との隔たりについて、本社に出向いて社長と直談判をさせられていた俺。
2021年12月16日(木)のことである。
【前話のおさらい】

静岡の本社近隣のモデルハウス見学と、本社での社長との直談判を経て、互いに“宿題”を持ち帰った形だったが、それから1週間ほど音沙汰がない期間が続いた。
外断熱工法の可否も、値下げの可否も、何も連絡がなかったので、しびれを切らして俺から連絡してみると、営業担当がおもむろに言ってきた ───


あのあと社長とも話しまして、200万円なら値引き可能ということになりました
この報告にどうリアクションしたらいいのか迷った。
どの仕様に対しての値引きで、最終的にどんな金額になるのか。
そんなことより、なぜその話を俺から連絡を入れるまで放置していたのか。
連絡云々は一旦飲み込み、まずは仕様を確認したが、相変わらずのらりくらりした返事だった。


小さな会社なので細かな対応ができませんが、打ち合わせしてきた内容は契約時にしっかり反映させますから

いやいや、そんな紳士協定のような契約できるわけないでしょ?
途中で絶対に「言った言わない」のトラブルになるだけじゃん!
それでも「ずっとこのやり方で、お客様とのトラブルもない」との一点張り。
ヘーベルハウスなどの大手と違って、むしろ金額の詳細な内訳をあえて明らかにしないようにしているのだろうか。

ネット上での同社の評判を調べてみると、確かに悪くはないのだ。
概ね7:3の比率で高評価を得ており、共通して「アットホームな雰囲気」という感想。
俺も同社のWEBサイトを見て、同じ印象を受けていた。

住宅メーカーの評判を自由に書き込める掲示板なんかも存在しているのだが、その中に投稿されていたのは ───
など、俺が受けている印象がそのまま文字化されたような内容だった。
年が明けて、2022年1月 ───

評判を鵜呑みにするなら、「詳細な見積りは出さないけど、最終的には施主も納得いく形で竣工できている」ということのようだが、とはいえこのままでは埒が明かないので、どの仕様で具体的な金額はどうなるのかをしつこく確認し続けると ───

杭込みで3,600万円とのことです
と言う。

「杭」とは杭打ちによる地盤強化、つまり「地盤改良費」のことで、それを含めて総額3,600万円だと言うのだ。
いやいや、一歩前進だがそれだけじゃないだろ。
【地盤改良についてはこちらを参照】

口酸っぱくして言っている外断熱工法の可否、ALCパネルではなくサイディングに変更する折衷案なのか、その他にこれまでリクエストしてきた仕様は反映されているのか、それらがクリアにならない限りは俺からは「じゃぁお願いします」とは言えない。

さすがに現状の緩い内容ではとても契約なんかできないので、偉い人を交えての仕様と金額の確認を重ねて要望し、静岡の本社で協議した施工管理の責任者で現場監督を務める取締役も含めて、2月下旬にWEB会議を開催することが決まった。
同時並行で、住宅ローンの審査を受けてほしいと言う。

仕様的に満足できて「いざ契約」となったときに「ローンが組めない」── なんてことのないようにと。
そこで、現在の3,600万円で「PayPay銀行」の仮審査を申請してみた。
金利の安さを重要視しネット銀行を利用すると決めていたのだが、仮審査は何事もなく通過。

なし崩し的に「3,600万円」で話が進み始めているが、同時に「払い切れるのか」という不安もよぎる。
“第一次”では、RC造での「2,500万円」でも尻込みしたというのに、いくら10年間の間に所得が増えたからといって、上物(建物)だけでこれだけの金額が、果たして身の丈に合っているのだろうか。
自問自答の日々が続いたが、2月の中旬になって営業担当から衝撃の連絡が入った。


私事ではございますが、3月いっぱいで退職することになりました
「局長様の家づくりに最後まで伴走できないことを非常に申し訳なく思っております」と。
しかも、有給消化に入るので、実務は向こう1週間くらいで終えると言う。
この家づくり、この先はどうなってしまうんだ・・・・?
仕様が決まらないまま金額が出てくるし、営業担当はいきなり退職の告白をしてくるしで・・・







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