火曜日の昼下がりに、こんにちは。
昨夜は『しゃべくり007』に舘ひろしと柴田恭兵が出るということで、仕事中から楽しみで仕方なかった局長です。そう、『あぶない刑事』ど真ん中の世代ですから。
─── さて、急にペースアップを目論んでいる2008年の「第一次・家づくり」レポート続編を。
県内にある「RC-Z工法」を手掛ける某工務店の門を叩いた俺。
RC造専門の工務店で、住宅だけでなく道路や擁壁などの公共事業やビル建築なども請け負う、それなりに規模の大きな工務店である。
【前話のおさらい】
前話で紹介したとおり、あまりにも画期的な「RC-Z工法」。
それゆえ、この工法はフランチャイズ制となっており「RC-Z家の会」という協力会に加盟している企業しか扱うことができず、且つ「Zパネル」「Zボード」などの専用部材も、この工法を生み出した「早川工務店」の100%子会社「ロングホーム」から購入しなければならなかった。
そりゃそうだ。
こんな業界に地殻変動を引き起こすような工法を、オープンソースのように自由に無料で扱わせてしまってはもったいない。
きっちり権利化して、ロイヤリティを稼ぐのは至極当然のこと。
当時はこの「RC-Z家の会」の加盟企業も多く、俺のような施主側にも選ぶ自由度が大きかった。
一方、従来のRC造に比べ、建材や工数などでコストメリットを生み出せる「RC-Z工法」だが、型枠には規格品の「Zパネル」「Zボード」を使うため、寸法や形状に多少の“縛り”が出てしまうというデメリットもあった。
「寸法は〇㎜ピッチでないと不可」「窓はこのサイズしかパネルに納まらない」等々。
そんな説明を改めて受けながら、こちらの要望を資料にまとめた上で伝え、また別の日には建築中の物件を見学させてもらったりと、具体的なイメージを膨らませながらオリエンは進み ───
ついにプランニングと見積書が完成した。
これが、第一次・家づくりで行き着いた、念願の新居の姿である。
「ミサワホーム」の収納システム『蔵』を再現し、「クリナップ」の『フロアコンテナ』搭載キッチンをスペックインし、俺の描いた間取りをプロの目線でブラッシュアップしてもらい、期待以上のプランが目の前に現れたのだ。
「ヘーベルハウス」にもきっちり伝えたはずの要望が、しっかりプロットされていた。
【おさらい|ヘーベルハウスはとんちんかんなプランを出してきて破断になった】
その気になる費用は ───
建物のみで 2,430万円。
但し、RC造の建物は重量があるため、これに「地盤改良費」としてプラス100万円。
固い地盤まで杭を打つ“杭基礎”にするのだ。
つまり、建物のみで計2,530円はどうやっても掛かる。
さらに、これ以外に旧宅の解体費用が 120万円、外構の費用に、登記費用や印紙代・・・・
同じ間取りの家をツーバイフォー工法で建てれば、建物のみで当時の平均が 1,600万円。
「ミサワホーム」で出された見積りは、建物のみ 2,240万円。
そう考えると、確かに贅沢な金額である。
とはいえ、この価格差を埋めるだけのメリットも大きい。
まずもって、大地震でも崩れない鉄筋コンクリート造で、“要塞”のような堅牢さ。
吸音性能にも優れているし、気密性能も高いし、断熱を怠らなければ夏は涼しくて冬は暖かい室内環境も実現する。
火災保険や地震保険の料金や冷暖房費用といったランニングコストも抑えられるし、数年に一度のシロアリ駆除といったメンテナンスコストも発生しない。
少しでも費用を圧縮できるよう、身の丈に合わない仕様や設備など、削れるところは削りながら妥結ラインを見付けて、正式に契約しよう ───
俺の腹積もりは8割方決まっていた。
紆余曲折を経て完成した念願のRC造の新居プランに愛のクリックを
コメント
おー!すごい!!
屋上に子供部屋は2.5階!蔵もあり強度もバッチリ。
値段は2,500万円を超えてくるんですねぇ。
安いと一瞬思いましたが、2×4の値段と比べたら相当高いです。
でもコレでほぼ決まりかけていたんですね。
素敵な家です。
特に格子がオシャレでいいなぁって思いました。
デメリットの説明ありがとうございます。
それがあったとしても、局長さんの希望がかなった家だったんですね。
この家の外観デザインのところどころが、今の家にも活かされているような。
これは、そのくらい気に入ったデザインだったのかなと思いました。
庭側がわかってきた気がします。
もっと見たいですね。
猫ちゃん達の楽しむところも見たいです!
わくわくが少しずつあらわれてきました☺ルームツアー楽しみにしてます!