大晦日に重要なお知らせ

大晦日だよ、こんにちは。局長です。

令和７年、すなわち西暦2025年も残すところ、あと７時間ほど。
昨年に続き物価高騰や猛暑に苦しみながら、大谷翔平くんに勇気や希望をもらい続けた2025年も、この『熊猫犬日記』をたくさん応援いただき、誠にありがとうございました。

─── そんな一年の最後に、少し重要なお知らせがあります。

私事ですが、この『熊猫犬日記』最大の特徴とも言える「毎日更新」をやめることにします。

くれぐれもブログを閉じるわけでもなければ、更新を一切止めるわけでもなく、更新頻度を少し下げ、“毎日”ではなく週３～４日にさせていただくことにしました。

ここ１年間くらいずっと考えてはいたのですが、それでも途中で投げ出すことのできない頑固な性格も手伝って、なんとかかんとか踏ん張ってきてしまっていたのですが、さすがに潮時かなと決意を固めた次第です。

なぜって？
その理由は、以下の３つです。

① ペットブログとしての限界

2021年から石像猫にいな、ポメラニアン真熊まぐま、天然猫の寿喜ことぶきが立て続けに逝き、犬猫たち４匹の生活を綴るブログだったはずが、今ではツンデレ三毛猫の稚葉わかば１匹だけに。
さらには親父の元で暮らしているポメラニアン志熊しぐままで虹の橋を渡ってしまいました。

シニア猫となった稚葉も日向ぼっこばかりの毎日で、これといって特筆すべきアクションも起こさないので、記事として綴れる出来事もそうは発生せず、週に１本程度の投稿が限界といったところ。
そんな事情から、真熊が逝ったあたりからは少しずつ子供ネタの比率が多くなり、寿喜が旅立って以降は完全に「育児ブログ」となってしまっていました。

② 報酬の激減

当ブログには、段落の変わり目などに広告バナーがちょいちょい表示されており、俺はその収入を得ているのですが、この報酬制度が少し前に大きく変わり、収入が激減しました。
2021年以降、我が家は常時２匹ずつ、週２回のペースで動物病院に通うようになっていたので、毎月の動物医療費が尋常じゃなかったのですが、この広告収入が少しだけ“足し”になってくれて家計を助けてくれていました。

具体的に説明すると、以前は広告画像やバナーが「表示」されたときと「クリック」されたときにそれぞれ報酬が発生しており、とくにクリックの場合は単価も上がるような設定だったところを、現在は「表示」された場合のみの報酬となり、さらには単価も激減。
要はブログにアクセスしてもらってページを閲覧してもらわないと報酬が発生せず、且つ低単価なので月間の収入が以前の十分の一くらいになってしまったのです。

③ ランキングの低下

ペットブログではなく育児ブログのような内容になってしまった今の『熊猫犬日記』では仕方ないのですが、ランキングのバナーもあまりクリックしてもらえなくなりました。
それほど順位にこだわっていたわけではないのですが、ポイントの数により「これだけ多くの人が応援してくれている」という実感を具体的に得ることができ、それが毎日の更新作業のモチベーションになっていました。

しかし、ペットの話が読みたい読者に対し、上記①の事情により育児関連の話しか提供できない現実から、応援ポイントが下がる一方なのは必然。
俺が読者の立場だったとしても、ポメラニアンや猫の日常を見にきているのに小さな子供ばかりが出てきたら、それは自然と足が遠のくことでしょう。

長い葛藤と決意

この１年は、これら３つの問題と向き合いながらずっと悩んでいました。
正直、毎日の更新作業はかなり辛い。
１つの記事で画像の編集から記事のライティング、投稿作業までで２時間以上を要するのですが、平日は仕事から帰宅して深夜まで作業。
土日祝日は、子供たちとの時間を一時的に犠牲にして日中に作業。
睡眠時間を削り、二度と戻らない子供たちの貴重な幼少期の優先順位を下げてまで、ブログを毎日更新する必要はどこにあるのあろう ── と。

報酬もランキングポイントも得られない。
そもそもアクセス数という“分母”自体が激減している。
それでも、ネタもないのに毎日写真を撮っては無理くり話をひねり出して、内容の薄い記事を量産していく ───
こういった毎日に意味や意義、生産性を感じることが非常に難しくなってしまいました。

何度も何度も「もうこの辺りでいいかな」という心の葛藤は繰り返してきたのですが、それでも俺をギリギリのところでつなぎ止めていたのが、毎日ゝ応援してくれている読者の存在。

何年も必ず毎日コメントをくれる「レギュラーコメンテーター」の“クッキー＆ちゃちゃ”さんと“つばめ11号”さん、その他にも当ブログを読むことが「日課」だと言ってくれるコメント。
facebookで必ず「いいね」を押してくれている方々（実名になるので明記は避けます）。
「見てるよ」と声を掛けてくれる友人知人。
この方々がまさに俺のモチベーターで、皆さんのことを思うと「熊猫犬日記」の運営ポリシーのように掲げてきた「毎日更新」の旗印はそう簡単には下ろせない ── と踏ん張れてきていました。

とはいえ、俺も人の親に。
やはり「子供との時間をもう少し優先すべき」と考えるのは道理ではないかとも自問自答していた次第です。

人の親となった今の自分

愛犬家にとっての共通の道しるべ「犬の十戒」のようなものが、実は育児の世界でも存在していて、抜粋して要約すると概ね以下のとおりです。

• 「抱っこして」と甘えてくるのは５歳頃まで。
• 一緒にお風呂に入れるのは８歳頃まで。
• 絵本を読んであげられるのは６歳頃まで。
• 子供と一緒に食卓を囲めるのは18歳頃まで。
• 夏休みを一緒に楽しめるのは12回。
• 全力で手をつないでくれるのは９歳頃まで。
• 親の言葉が心に届くのは６～12歳頃の約６年間。

そして、すでに４歳となった小倅こせがれに対し実際にしてあげられることのうち、もう残り回数のカウントダウンが始まっていることも多々あります。

• 歯磨きの仕上げをしてあげること
• 膝の上で本を読んであげること
• カートに乗せてお買い物すること
• 保育園の送り迎え
• 寝る前に「おやすみ」を言いに来てくれること
• 20cmにも満たない小さな靴が玄関に並ぶ光景

こんな大切な時間を犠牲にしてまで、１日たった24時間しかない中、睡眠を除いた残り時間から２～３時間もの比重をブログ更新作業に当てるのか。
そこに、子供と過ごす時間に見合う見返りが本当にあるのか。

昨日、毎年恒例の「一年の振り返り」を綴りました。
真熊たちが元気だった頃と比べて、ピックアップするトピックスが少なくなったなと感じると同時に、重要な事実に気付きました。
トピックスが豊富だった頃は、それだけ真熊をお出掛けに連れて行っていたということ。
対して、子供たちは数える程度しか遊びに連れ出せていないという現状。

遊びに出掛けて、帰ってきてからブログを更新して ── というシンプルな時間の使い方ができなくなり、仮に遊びに行ったとしても、帰宅後も子供たちをお風呂に入れたり、晩ごはんを共にしたりといった時間が必要になるため、そうなるとブログの更新作業は子供たちが寝付いて、家のことを済ませた夜遅い時間から････

結果、土日は日中にブログを更新せざるを得ず、終わるともう時刻は13時とか14時。
そこから子供たちを連れて行ける場所といえば、せいぜいショッピングモールのキッズスペース。
この生活スタイルが、果たして幼児の父親として正解なのか。

長くなりましたが、このようなことを１年間ずっと悩み続けた末に出した回答です。
繰り返しになりますが、更新を止めるわけではありません。
何かあるたびすぐに振り返ることができるよう、“日々の備忘録”としてマイペースで更新し、当面は家づくりのお話を中心に、子供たちの成長、そして稚葉のシニアライフなどを変わらず綴っていく予定です。

動物たちが亡くなったときに、少しお休みしてしまったこともありますが、基本的には2010年の２月から「毎日更新」が始まり、今日まで15年と10ヶ月間にわたり頑張って続けてきたことに、我ながら驚いています。
明日からは少しペースが落ちてしまい、毎日の閲覧をルーティーンにしてくれていた方々には申し訳ない気持ちでいっぱいですが、これからも変わらず遊びに来ていただければ幸いです。

それでは、長くなりましたが良いお年を。