三毛猫物語①

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皆さま、こんにちわ。

局長です。
今日は文字量が多くなりそうなので、出囃子はなく本題に入ります。

――― そう、昨日の記事で告知した、俺に起きている 「大変な事態」 について。

かなり前に一度だけ触れたのだが、最近我が家の庭に毎日、ある三毛猫がやって来るようになった。
野良猫にしては、見たことのない顔だ。

そして、寿喜のようによく鳴く。
いや、むしろ常に鳴いて何かを訴えている。

20130325_三毛猫騒動1

とにかく庭先で俺が出て行くまで鳴き続けたりするので、俺も近所の目を気にしながらもコソコソと夜な夜なキャットフードを与えたりしていた。

すると、今度は庭の梅の木を伝って2階のベランダまで上がってきては、寝ている俺を起こしにくるようになってしまった。

我が家は、日中にいなと寿喜がベランダで遊べるようにと、猫が出入りできるだけ窓を開けているのだが、ある日、仕事から帰宅すると、そこから寝室に入って俺の枕の上で寝ていたこともあった。

20130325_三毛猫騒動2

俺の顔を見て慌てて逃げ出したが、三毛猫が寝ていた俺の枕には、が付いていた。

再び寄ってきた三毛猫をなんとか携帯のカメラで撮影に成功。
やはり、首元に大きなケガが確認できた。
しかも、かなり広範囲だ。

そこからは、とにかく保護して病院に連れて行こうと、まずはこの子との距離を縮めることを心掛けた。

キャットフードを俺の目の前で食べさせたり、庭先にブランケットを敷いた箱を用意して寝床を作ってあげたり。

20130325_三毛猫騒動3

すると、初対面から一ヶ月半以上が経過した先週末の3月21日、初めて俺にすり寄ってきたのだった。
ゴロゴロと言いながら。

これを待っていたのだ。
俺に対する警戒心が薄れる時を。

そして、動物病院に事情を話して予約を入れた上で、一昨日の土曜日、つまり3月23日の夜に捕獲作戦を決行し、見事に捕まえることができた。

20130325_三毛猫騒動4

そうは言っても、かなり苦戦した。
キャリーバッグを用意して、すり寄ってきた瞬間に捕まえてキャリーに押し込もうとしたものの、入れる瞬間に逃げられてしまった。

そうなると、三毛猫は再び俺に警戒心をむき出しにする。
つまり、チャンスは一回きりだったのに、そこを逃してしまったのだった。

20130325_三毛猫騒動5

失敗か・・・・」
再び数日間かけて信頼関係を築くしかないと諦めかけたりもしたが、小一時間かけてキャットフードをちらつかせながら声を掛け続ける。

すると、再びすり寄ってきた。
次は作戦変更だと考え、体をすり付けてきた瞬間に抱き上げて、そのまま家の中へ連れて行った。

とはいえ、ストレス猫のにいなと、無邪気に近づいていく寿喜がいるので、空いている部屋を用意して隔離できる環境を作り、そこにあらかじめ寝床やトイレを用意した上で、連れて入った。

20130325_三毛猫騒動6

かなり警戒しているが、あぐらの上に乗せて首元をさすってあげると、すぐにゴロゴロと喉を鳴らせる。

少し落ち着いてからは、キャットフードも食べ始める。

20130325_三毛猫騒動7

まったく人馴れしていないわけではないようだ。
とはいえ、決して飼い猫ではないはず。

飼い主がいるのであれば、こんなケガを放置するはずがないのだ。

この傷口がムズつくのか、後ろ足でしきりに掻くので、その足先にも血がべったりと付いている。
とにかく宜しくない状況だ。

20130325_三毛猫騒動8

フードも食べ終わったところで、用意してあった寝床に入れて落ち着かせてあげると、時刻は深夜の2:00を回っていた。

この日は、なんとか寝てもらうことにして、俺も部屋を後にした。

翌日、12:00から予約をしていた掛かり付けの動物病院に連れて行った。

20130325_三毛猫騒動9

キャリーバッグに入れるのは案外スムーズだったものの、診察室でバッグを開けると、えらい勢いで飛び出してしまい、そこから先生も一緒になって大捕り物が展開されることに。

なんとか洗濯ネットに捕獲して、診察台に。
体重は、3.64kg。

20130325_三毛猫騒動10

これだけ暴れてしまう状況なので、鎮静剤と麻酔をかけた上で処置することに。

かなり怯えていたが、俺は一時帰宅することになるので、「これもお前を助けるためだ」 と言い聞かせ、後ろ髪を引かれる思いで車を走らせた。

――― といったことで、「大変な事態」 とは、野良猫の捕獲作戦のことである。

このお話は明日までつづく。
でも、これで終わるのも、犬好きの人には物足りないと思うので、一応真熊の様子も。

20130325_三毛猫騒動11

急激に暖かくなった陽気に、少し驚きながらも心地良さそうに庭先でくつろいでいる。

敏感にこの事態を感じ取っている猫たちとは違い、まったくもって今、何が起きているのか気付いていない真熊であった。

またも自分から大変な事態を背負い込んでしまった俺と、怯える三毛猫に―――

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世の中の三毛猫はほぼ確実にメスなのだ。
三毛猫のオスはめったに出ない希少種なのだ。

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【今日の一言】

こんな感じで、しばらくの間は大変な日が続きそうです・・・・

コメント

  1. チップまま より:

    ま、まさか!三毛猫ちゃん、オスだったとかー?[絵文字:v-405] 
    それで、狙われて怪我したとかー?[絵文字:v-405]
    とにもかくにも一日も早く怪我が完治して幸せになれるといいね[絵文字:i-228] 局長さん、ご苦労様でしたー!!

  2. チップまま より:

    庭先のまぐちゃん[絵文字:v-349]気持ちよさそうだねー(^○^)
    今日は雨みたいだね・・・
    にゃんこちゃんは入院してるのかな?
    いっぱい食べて頑張ってほしいね[絵文字:i-228]

  3. ぽろ より:

     局長様
    にゃんこちゃんを、無事に病院に連れて行けて、良かったですね!
    二枚目が、怪我の部分ですか?痛々しいですね・・・

    早く良くなることを、願います。・・・三毛ちゃん、妊娠してないと、いいですね・・・今、あちらこちらで、お盛んですからね。         
     我が家は、前にいた猫達が、老衰でなくなってから、もう猫は。飼わないぞと、きめていたのに、あっという間に、拾ったり、行き場のない子を、もらったり、居ついたりで、気がついたら4匹です・・・
     猫に、縁がある人っていますよね。
    ・・・きっと三毛猫ちゃんも、この人ならって、わかっていたんでしょうね!

  4. クッキー&チャチャ より:

    大事件は三毛ちゃんだったのですね。
    野良猫は警戒心が強いので、なかなか捕まえる
    こと出来ないですよね。ここまでくるのに1ヶ月半ですか。
    怪我、早く良くなるといいのですが。
    ホント、痛々しい(´>‸<`ㆀ)

    梅の木からベランダ、帰りはベランダから
    梅の木ですかね。ニャンコならではですね。
    ことちゃん、にいなちゃんとは絡まなかった
    んですかね~。
    献身的に尽くす局長さんの優しさが三毛ちゃん
    にも伝わったのかな。
    この三毛ちゃんは、希少な雄だったのですか?

    最後のまぐちゃん、目が細い~。
    でも、可愛い~。

  5. ラブママ より:

    局長、お疲れさまです。
    三毛猫ちゃん、局長の家を選んだのでしょうか[絵文字:v-362]
    ここなら、助けてもらえると思ったのでしょうか?
    まだ、怪我の具合やその他の病気のことなど、具体的には
    わかりませんが、一山越えるまで時間がかかりそうですね。

    いつもハードスケジュールな局長なのに、
    またまた放っておけなくなっちゃった局長。
    何かできることがあれば、いつでもここで呼びかけて下さいね[絵文字:v-290]

  6. ハピフラ より:

    この三毛ちゃんはオスですかね[絵文字:v-16]

    何で怪我したのでしょうか
    噛まれたのか 何かに引っかかったのか・・・
    めちゃめちゃ痛そうです。[絵文字:v-393]

    局長様 扶養家族が増えるのでしょうか[絵文字:v-361]
    そうなると又大変ですよね。
    がっくしが 増えちゃいますよね。

    どうなるんだろ

    平和なまぐちゃん 良いですね。[絵文字:e-418]

  7. なお より:

    たった今、べつにお邪魔しているブログで
    全く同じ状況を読んできたので
    びっくりしました!
    そちらは保護するまで一年近くかかったそうです。
    今は家族に迎え入れたようですが
    局長さんはどうするんだろう?
    じっくり考えて下さいね。

  8. totoboku より:

    ある程度人慣れしているとなると飼育放棄、ですかね…
    近所のわん友のところにも、引っ越しの際に放棄されたコが最近寄ってくるそうです。
    昔はコロコロに太っていたのに見る影もないほど痩せていたので、見かねてご飯をあげているとか。

    ミケちゃんは局長に助けてもらえてよかった。
    優しいヒトのところにはそうやって助けを求めてやってくるんですね。

    それにしても… 放棄とか… イヤだな…

  9. にくきう より:

    局長さんの心優しい行動に感動しました。

    なかなかできることじゃないです。

    ミケちゃん、早く良くなって。

  10. ATO より:

    本当、どうして三毛猫ちゃんは局長さん宅に?!
    やっぱり、ここに行けば安心だとわかったのですかね?!

    三毛猫ちゃんの今までの状況を思うと
    切なくなる気もしますが…、ここは前向きに!
    一日も早い怪我の回復と、幸せな未来をお祈りします\(*^∇^*)/

    ラブママさんも仰っているように、何かできることがあったら
    是非こちらで呼びかけてられてはいかがでしょうか。

  11. わっち より:

    そりゃ、大事件だわ~。

    しかも、三毛なら雌よね…と読み進めてたのに、
    最後の一言…

    もしや希少な雄なのですか?!

    うわわ、さらに大変な事態。子猫ならまだしも~(^^;
    どうするおつもりなんだろう、局長さま。
    続きが気になります。

  12. 小山 より:

    三毛猫可愛いですね(^ ^)

  13. たき より:

    猫ちゃんの怪我、痛そうですね。・゚・(ノД‘)・゚・。
    局長さんのような優しい方に出会えてよかったです。
    この後引き取られるのか飼い主さがしをされるのかは分かりませんが、どちらにしろ大変ですね。
    せめて局長さんがお体をこわされないことをお祈り申し上げつつポチさせていただきます(というかもうしましたw)

  14. うらら より:

    ご心配でしたね。
    うちも犬飼う以前は一匹猫が餌食べに来てました。その子は去勢されてて地域猫なのかな?という感じでした。丸々と太ってたのでいろんなところで可愛がられていたんだろうなー。

    その子が傷負ってうち来た時は心配しましたが、オキシドール振ってその瞬間逃げられましたが結構あっという間に傷なおってうちにまた餌食べに来ましたw
    でも蓮太飼い始めたらご対面させた後一切顔見せに来なくなった…。
    ・゚・(*ノД`*)・゚・。

  15. あゆりす より:

    痛々しい怪我を負った三毛猫ちゃん(T-T*)
    優しい局長さんに救って貰えてよかったね♪
    本能的にこの人なら助けて貰えるってわかるのでしょうか。
    心身共に1日も早く元気になりますように・・☆

    まぐちゃん、日向ぼっこ気持ち良さそうだね^-^
    ここ数日、気温差が激しいのでお体ご自愛くださいね。

  16. どどすこ より:

    ほっと和む大事件で良かった。
    ワタクシ、ますます局長様の事、愛してしまいますぅ[e:349][e:349][e:349][e:349][e:349][e:349][e:349][e:349]

  17. もぐたん より:

    ニャンちゃん[e:783]、
    美味しい[e:343]って
    ぱくぱく 食べてる
    格好が
    すごく カワイィ[e:787][e:266]
    傷口 はやく
    良くなると いいなぁぁ[e:376][e:403]

    春[e:113][e:774]の
    ほんわかしたカンジの
    まぐぅちゃん[e:416][e:343][e:416]
    まったりしちゃって
    カワイィっっ[e:346]

  18. つばめ11号 より:

    いかにも局長さんらしい「大変なこと」でした。
    三毛猫物語っていう題名もいいですね。

    この子のこの先に待っているのが、優しい飼い主と
    暖かい寝床であることを祈っています。

    ほのぼのマグちゃん、いいですねぇ~
    大変な事態も、マグちゃんの存在が和ませてくれてますね。

  19. みちまんま より:

    局長様、ひたすら尊敬します!!
    動物って、やっぱり分かるんですね~、この人なら♪ってことが…。

  20. クッキー&チャチャ より:

    雄の三毛猫はかなり希少みたいですね。
    この三毛猫は雌なのか、雄なのか。

    どっち(・vv・) ハニャ???

  21. 三毛猫ちゃん、動物を愛する人の家が分かっていたんですねえ。
    本当に良かった。
    怪我が早く治りますように。

  22. ぷく姫 より:

    局長、三毛さんを助けてくれてありがとう。

    三毛さん、大丈夫だよ。
    初めての病院はちょっと怖かったね。
    でも、そこにいる皆さんが、痛い所を治してくださるんだよ。
    もう少しだけ我慢しようね。
    大丈夫、大丈夫だから。

  23. にいちゃんの肉球 より:

    局長様
    お疲れ様でした。
    野良猫三毛ちゃんをあぐらでだっこ出来たなんて、さすが局長です。
    三毛ちゃんのケガがよくなって、局長家に幸せ満開しますように…

  24. むらも より:

    三毛猫ちゃん、まずは痛々しい傷が治るといいですね!
    傷が治ったら、また新しい環境で幸せな時間が過ごせますように(^-^)/

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