ケンタッキーからの帰り道｜最後のクリスマス ～Vol.1

日曜日の昼下がりに、こんにちは。
暑くて頭が回りません。これでまだ梅雨明けしてないんだから、夏本番になったら干からびちゃいそうですよ。局長です。

─── さて、先日久しぶりに再開した“従来の時系列に沿った記事”の続編を。

雨は夜更け過ぎに雪へと変わるわ、きっとキミは来ないわの「クリスマスイブ」（兼）石原さとみの誕生日である昨年12月24日(土)まで進行していた本シリーズ。

翌12月25日(日)。

実際にはこの日が「クリスマス」。
11時頃、ポメラニアン真熊まぐまをスリングバッグに入れて、ある場所へと向かった。

『ケンタッキー・フライド・チキン』。

略して「ケンチキ」。
「ケンタ」と呼ぶ人も多いが、それでは「健太」という人名と誤認する恐れがあるので、俺はケンタッキーが日本に上陸した1970年から「ケンチキ」と呼んでいる。
1973年生まれだが。

それはそうと、「一日遅くない？」なんて思っているアナタ。

ノンノン。
なぜか世の中はクリスマス前日の「イブ」に大騒ぎするが、我が家は本来祝うべきクリスマス当日に“宴”を催すのだ。
クリスチャンばりに。

実際には、前夜に俺が局長を務める「とある組織」の活動があったので、この日にスライドしただけなのだが、頭の中にそういった設定さえ作っておけば、ケンチキの店員に「この人なんで今日なんだろ」って顔をされたとしても堂々とやり取りができるものだ。
なんのこっちゃ。

この日はぽかぽか陽気で、暖かな陽射しとエアバギーの心地よい揺れで、小倅こせがれは自宅を出てものの２分で眠りに落ちていた。
真熊も散歩を兼ねていたので歩いてはいたが、スリングバッグに戻せば秒で熟睡し始めただろう。

思えば真熊は、この頃には腎臓じんぞうの数値がかなり上昇していたので、多少の意識障害や気持ち悪さなどもあったのかもしれない。
甲状腺機能低下症の治療に主軸を置いてしまっていたことが悔やまれる。

そして、これが真熊との最後のクリスマスになるとは････