柔道グランドスラム大会が開幕して、パリ五輪を沸かせた選手たちが久しぶりに出場したどころか、きっちり金メダルを獲ってしまうあたりが、さすが柔道王国ですね。局長です。
─── さて、ツンデレ三毛猫の稚葉についての近況レポートの続編を。
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独りぼっちになってしまった孤独感からか、日中は1階の一室に籠りきりで、夜に少し動き出したとしても子供たちとは絶対に触れ合わないようになってしまった稚葉。
その生活スタイルは、家族というより単なる「同居人」のような距離の置き方だ。
【前話のおさらい】
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稚葉(わかば)
局長家のメス猫。
ゴリゴリの野良猫出身で推定13歳。
病の治療の甲斐あって最近増量中。
☞ 詳しいプロフィール
だが、一つだけ矛盾した点がある。
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子供たちが床に就くと、なぜか一緒に寝たがるのだ。
つまり、起きている子供たちとは接触したくないが、眠っているときは触れ合っていたい ── という矛盾というか究極のワガママというか、とにかく理解に苦しむ行動なのだ。
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例えるなら、「食玩のおもちゃは欲しいけど、お菓子はいらない」というか、「ヒット曲のサビだけ聞きたいけど、AメロとBメロは飛ばす」みたいなもんだろう。
余計に分かりづらくなったかもしれないが。
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小倅と小童は、嫁女房と3人で1階のもう一つの部屋で就寝するのだが、21時前に2人を寝かし付けを始めると、ちょうど寝付いた頃から決まってその部屋のドアの前で延々と鳴き始める。
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ちょっと開けてよ!
アタシも入れなさいよ!
ドア開けて!
── と、俺や嫁女房が根負けしてドアを開けるまで絶対に諦めない。
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無事にドアを開けさせたあとは、小倅の足元、嫁女房の上、小童の横と、順番に回っては 5~10分ずつくらい添い寝して、すると満足できるのかスッと部屋を出ていく。
そこから数時間後、今度は深夜に俺が床に就くタイミングで再び稚葉が動き出す。
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現在は、俺だけ嫁女房と子供たちとは別々に寝ているのだが(布団2枚に親子4人では寝られなくなった)、必ず俺の寝室に一緒に入室するのだ。
しかも、当たり前のような顔をしながら、至極ナチュラルに。
とはいえ、ここも最後まで一緒に寝ようという考えはないらしい。
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なぜか朝方になると、我に返ったように一人(匹)起き出して“自分の部屋”へと帰っていく。
俺は熟睡しているので、いつも気付かないのだが、起床した嫁女房が階段を2階に上がる途中ですれ違うことがあるらしい。
その瞬間は、なぜか気まずそうな表情だとも言う。
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俺と一緒に寝ていること、さらには“朝帰り”している自分を、嫁女房に対して申し訳ないと思っているのだろうか。
「旦那さんを奪っちゃってゴメン」みたいな心境なのかもしれない。
今日は 2月15日 ───
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忘れもしない2年前、ポメラニアン真熊に「余命1週間」が告げられた日だ。
毛量がスゴかった元気な頃の真熊のことは未だにまったく思い出せないが、この日から生涯を閉じるまでの9日間については、思い出さなくていいのに思い出せてしまう。
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真熊(まぐま)
局長家の黒ポメラニアン。♂
小さな子供や小型犬が大嫌いな器の小さな15歳。
2023年 2月23日(木)、15歳10ヶ月の生涯を閉じた。
☞ 詳しいプロフィール
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だから、病院で余命宣告された瞬間のことも、日を追うごとに容態が悪化していく様子も、鮮明に覚えている。
今日から少しの間はその記憶に気持ちを重たくされるんだろうな・・・・
あの余命宣告から2年が経ったのか。その間に寿喜までいなくなって、今では稚葉1匹とは・・・
コメント
わかばちゃん不思議な行動ですね!
でも皆んなの側に一度は行って触れ合い最後は局長さんの側で寝る姿、可愛いです。
局長さん半袖半ズボンで寝てるんですか?
最初、子供達の側でと聞いた時は暖かいから?と思いましたが全館空調だから関係ないですね。
まぐちゃんの余命1週間は頭を殴られたような衝撃でした。
信じられない気持ちしかなく、嘘であってくれと祈るばかりでした。
わかばちゃん毎晩そんな行動をしているんですか。
同居人じゃなくて、ちゃんと家族しているんですね。
局長さんと一緒に寝るのが一番安心して眠れるんでしょう。
明け方にそそくさと戻っていくところを嫁女房さんに目撃されて
気まずそうな表情をするって面白いし可愛いです。
そして、そう感じる嫁女房さんも面白いです。
私は局長さんと反対に、もふもふだったころのマグちゃんの
記憶の方が強いです。
最後の日々、がんばってと毎日応援していたことは覚えていますが
辛かったからか記憶が薄れていることに気づきました。