日曜日の夕方に、こんにちは。
GW前半の2日目をいかがお過ごしですか? 飛び石の谷間を有休で埋めて11連休にした猛者もそれなりにいるんですかね。前半4連休&後半5連休にしている局長です。
─── さて、本日 4月27日は我が家にとって大切な記念日である。

毎年同じことを綴っているので、賢明な読者のアナタなら、すぐにピンと来たことだろう。
そう、“にいぼん”こと石像猫にいなが職場で保護され、俺に託されて我が家にやって来た日。
俗に言う「ウチの子記念日」であるが、今年はさらに特別さがある。

にいな
局長家のロシアンブルーみたいな雑種猫。♂
普段はピクリとも動かず、その色味から石像にしか見えない。
2021年2月3日(水)、15歳10ヶ月の生涯を閉じた。
☞ 詳しいプロフィール
「20周年」なのだ ───

にいぼんを保護したのが、2005年4月27日。
今年は2025年なので、なんとあれから20年もの歳月が流れたことになる。
つまり、にいぼんが生きていれば二十歳になったということ。

にいぼんが逝って少し経ったあたりから、初めての「記憶の蓋」が作動して、生前の姿が何も思い出せない日が続いていたのだが、死後1年半くらいから少しずつ蓋が開き、4年が経過した今ではしっかりと思い出せるようになった。
【記憶の蓋とは】

“スプレー問題”に悩まされていたときは、仕事から帰宅するたびにカーテンや掛布団カバーなどに激臭のスプレーがされていて、ダメなんだが俺も本気で怒鳴り、怒り狂いながら夜遅くに洗濯機を回すということがリアルに毎日続き ───

生活が成り立たないからと“隣のお婆ちゃん”ににいぼんを引き取ってもらえないかを打診するも、年齢を理由に断られ、やむを得ず「棄ててやろうか」「外猫として飼おうか」と真剣に考えてしまうほど追い込まれたりもした。

それでもギリギリのところで踏み止まり、少しずつだがスプレーの回数が減っていき、ツンデレ三毛猫の稚葉が家族に加わりにいぼんと良い関係になってからは、心の安らぎが得られたのか、スプレーもピタリと止んだ。

そんなネガティブな記憶も、無表情のまま俺の膝の上に飛び乗ってきてくつろぐ様子や、俺の飲む珈琲にやたら興味を示して隙あらば飲みたがる習性も、今ではすべて思い返せる。
一緒に過ごした16年弱の記憶は、きれいに復元されているのだ。
とはいえ「20年」───

仮に脾臓にできたリンパ腫(癌)を早期に発見できて、摘出などの適切な対処ができていたとしても、さすがに20年のここが限界だったことだろう。
そもそも20歳まで生きる猫が稀なのだから、たらればの話であっても、今日この日までにいぼんと一緒に過ごせていた可能性は限りなく少ないことは理解している。

2005年の今日、職場の総務課のカウンターの上に置かれた小さな段ボールの中から「みぃみぃ」という鳴き声が聞こえて、なんだろうと覗いた俺の目に飛び込んできたグレーの生き物。
あの日から20周年の今日は、改めてその出会いへの感謝がこみ上げてくる。
【にいなとの出会いの顛末】
俺の前に現れてくれて、ありがとう、にいぼん。
小童として生まれ変わっているのなら、最近までの激しいママ依存は、あの頃のスプレー問題みたいな“にいぼんあるある”だったのかな。
※過去に公開していた動画を再編集してみた。
野良猫とは思えないような品のいい毛並みだった。むっちりしていて触り心地も良かったなぁ
コメント
にいぼん20周年おめでとう🎈🎉㊗️
記憶の蓋、すっかり開いて良かったです。
赤ちゃんにいぼん、すごく可愛いです。
動画初めて見た気がしますが編成した動画って事は見たことあるのかな〜
ほんと可愛いですね!
大人のにいぼんは、高倉健のイメージでした😆
それにしてもスプレー問題で局長さんがそこまで追い込まれていたとは。
仕事から帰ってきて激臭がしたら怒りも湧きます😅
それもわかばちゃんが来てから良くなったとは素晴らしいです。
今頃皆んなでご馳走食べてるかな。
にいな君と出会って20年になるんですね。
過去記事を読み返しました。
にいな君って最初は女の子だと思って付けた名前だったのかとか
4匹きょうだいで生まれたんだとか、すっかり忘れていたので
新鮮な気分で読めました。
初めてコーヒーを飲んだ時の動画やまずいって顔、面白かったです。
大変なことも多かったようですが、それ以上にいい出会いでしたよね。
そんなあれやこれやがしっかり思い出せて本当に良かったです。
20周年おめでとうございます。