約２年ぶりのアンパンマンミュージアム【前編】

火曜日の昼下がりに、こんにちは。
青森県沖で大きな地震が起きました。東北の、しかも冬の寒さの中であまりに厳しい災害です。これから判明してくる被害がどうか最小限でありますよう。局長です。

─── さて、昨日の続きで、先週12月5日(金)のお話。

２歳の誕生日を翌６日(土)に控えた小童こわっぱの一日早いお祝いとして『横浜アンパンマンこどもミュージアム』、通称「アンパンマンミュージアム」へとやって来た我が家一行。
小童はとにかく『アンパンマン』が大好きなので、連れて行く場所としてはここ一択だった。

【前話のおさらい】

入館前に、まずは併設されているフードコートで少し早めのランチと洒落込む。

アンパンマンが印刷された海苔が入っているだけで実際の価値価格の倍額くらいに跳ね上がっているお弁当を前に、運営側の思惑どおりに大喜びする小倅こせがれ。
そういえば「等身大ガンダム」を見に行ったときも同じような体験をしたことを思い出した。

腹ごしらえを済ませたところで、いよいよ入館してミュージアム内を回り始める。

１時間ごとの入場時間帯が指定された前売りチケット制で、料金はシーズンによる変動式となり、この日は2,200円。
０歳児のみが無料なので、我が家の場合は４人フルで購入が必要となり、計8,800円。
まぁディズニーリゾートと比べれば安いもんだが、子連れのお出掛けはいろいろ高くつくもんだ。

ちなみに、約２年前に訪れた際は車で来たのだが、小倅が行きの道中で“車内リバース”をしたおかげで大惨事となり地獄絵図と化した苦い記憶があったので、今回は電車を利用。
電車の場合は小童が途中でグズるリスクも大きかったが、車の場合は途中で渋滞もあり所要時間が長いし、両方のリスクを天秤にかけた結果、今回は電車という選択となった。

【地獄絵図と化した前回】

ということで、２歳の終わりに来て以来、約２年前ぶりの来場となった小倅だが、当時の記憶は「嘔吐」以外はきれいにリセットされているようで、
目に入るものすべてに興奮を隠せない。

一方の小童はというと ───

相変わらずの無表情だが、動きを見る限りテンションはかなり高い状態をキープしている様子だ。
コキンちゃんの絵に激しく反応したり、テレビで見ている「アンパンマン号」の“実物”を前に触感を確かめたいのか鼻の部分をひたすら触りまくったりと、表情とアクションが真逆のレスポンスを見せているものの、本人的にはそうとう楽しんでいることがうかがえる。

アンパンマン号のコクピットでは、小倅は操縦桿を握り「運転」のマネごとをするが、小童は光るボタンをひたすら押しまくるだけで、これが乗り物だという認識はまだできていなさそうだ。
何か大きなゲーム筐体とでも思っているのだろう。

そうこうしていると、館内にアンパンマンの“実物”が放たれた。

一斉にキッズたちが押し寄せる。
小倅もすかさずアンパンマンの胸に飛び込むようにしてハグをする。
振り返れば、２年前はこの着ぐるみを怖がって尻込みしていたというのに、４歳になった今は大喜びで自ら抱き着いていけるほどに成長したんだなと感無量な思いすら覚えた俺。

だが、この時点ではまだ１歳だった小童は、怯える様子など微塵も見せずにアンパンマンの元へ。
ハグの写真を撮り損ねるという痛恨のミスを犯してしまったが、小倅と同じように抱き着いてアンパンマンへの「大好き」ぶりを伝えていた。
この辺りの肝の据わりようは、やはり小倅とはかなり違うらしい。

アンパンマンが去った後は、アスレチックのようなエリアへ。
小倅と小童は、かなりの角度がついた傾斜をロープを伝って登るタイプの滑り台で遊び始めるが、ここでも兄弟による性格の違いを目の当たりにすることに。

ロープを使って必死に滑る傾斜を登る小倅に対し、一気にダッシュで駆け上る小童。

度胸、思いきりの良さ、体の使い方、すべてにおいて兄を上回るポテンシャルをいかんなく発揮するのだ。
やはり将来は『SASUKE』に挑戦するようになるのではないだろうか。
とにかく我が家の庭に模擬セットだけは組ませないように気を付けなければ。

そうこうしていると、イベントスペースでショーが始まるらしくギャラリーが集まっていたので、我々も観覧することに。
少し前に報道された「アンパンマンミュージアムでお父さん同士がケンカを始めてしまった」というニュースが記憶に新しいと思うが、まさにその場所。
でも、この日はそんなDQNもおらず、平和な空気が流れる中でのショーだった。

つづく････