土曜日の夕方に、こんにちは。
「世界陸上」で槍投げの女王・北口選手がまさかの予選敗退で昨夜はひっくり返りました。ケガもあってコンディションは良くなかったようですが残念ですね。局長です。

重度のママ依存で、コアラの赤ちゃんバリに嫁女房に常時しがみ付いているおり、ごはんの準備などで一時的にでも引き剥がそうものなら、狂ったように泣き出す。
そして、石像猫にいなの生まれ変わりとされているだけあり、1歳児とは思えないほど無愛想。
【小童はにいなの生まれ変わりだと信じられている】

小童(こわっぱ)
局長の息子で、“人間”では次男。
2023年12月 6日生まれの1歳。乳児。
予定日より1ヶ月も早産で出されたため、NICUに3週間も入院。
現時点でのポテンシャルは未知数。

しかし、無愛想な仏頂面ながらも、最近は小童に“人間の本能”というか、古代から脈々と受け継がれるDNAのようなものを感じる瞬間がある。
それは、音楽や踊りに体が勝手に反応すること。

Eテレ(かつてのNHK教育テレビ)やyoutubeなどで幼児向けの歌や踊りを流していると、俺や嫁女房に促されるわけでもなく、画面を見ながら一緒に踊り出すのだ。
まだまだ真似レベルではないが、体を上下左右に動かしたり、リズムに合わせて足踏みをしたり。

子供向けの番組や動画といっても、一概にすべてに興味を示すわけでもなく、見向きもしないものも多々あるのだが、歌と踊りにはほぼ反応する。
俺たち親がとくに選んだり誘導したりしているわけでもないのだが。
そんな姿を見て、俺もふと思った。

古来より、人間の生活には必ず歌と踊りが共存していた。
どこの国でも、どんな人種でも、あるいは現代文明を拒みながら生きる部族であっても、その生活には必ず歌があって踊りがある。
祈りであったり、喜びや悲しみを共有するツールとして、世界中のどこにでも存在していた。

ネアンデルタール人などの旧人が地球上に誕生したのが20万年前。
6万年前の遺構からはホラアナグマの骨を使った笛が発見されているので、その辺りには音階が存在していたとも言われる。

このように音楽とは、人類にとって“本能的な存在”であり、だからこそまだ1歳児の小童も、あれこれ考えることもなく体が自然に反応しているんじゃないかな ── なんて考察している。
気になったから、ちゃんと調べてみたところ、以下のような研究もされてきているらしい。

- 乳児は生まれてすぐに音楽に反応する
音の高低やリズムの変化に、行動や生理的な反応を示すことが確認されている。
これは文化を越えて共通している現象らしい。 - 音楽は人とのつながりを作る“道具”でもある
祈りや喜び、悲しみなどの場面で音楽が使われるのは、感情や意味を共有するための手段として、古代から自然に発達してきたもの。 - 世界中の文化に“子守唄”や“ダンス音楽”が存在する
ハーバード大学の研究では、315の社会集団を調査した結果、音楽はすべての文化に存在し、特定の機能(癒し・交流・儀式など)を持っていることが判明。

つまり、音楽とは「教わるもの」ではなく、「感じてしまうもの」なのかもしれない。
小童が音楽に反応するのは、人間が生まれながらにもっている“音楽性”が自然に芽吹いている瞬間なのだろう。

生まれながらに表情豊かで愛想のいい子供だったら、歌や踊りにノリ出すこともごく自然に思えて、こんな考察をすることもなかったのだろうが、これだけ無愛想な小童だからこそ、いろいろ不思議に感じてしまい、あれこれ調べてしまった。
とにかく、小童も普通の人間の幼児だということが分かり、むしろ安心したのだった。
ここ1週間くらいで二語文を話し始めた小童。少し遅く感じるけど着実に成長しているらしい
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