4月最後の金曜日に、こんにちわ。
GW中の平日。仕事のため連休にならないという人も多いことでしょう。
きっちり休みをつなげている局長です。
─── 終章に差し掛かっている“にいぼん”こと石像猫にいなの闘病記。
常ににいぼんの後を付いて回っていた弟猫の寿喜や、自分の都合のみでにいぼんにべったりと甘え尽くしていた女房猫の稚葉は、この約二週間、にいぼんとどういう接し方をしていたのか。
そういえば、これまでちゃんと綴ってこなかった。
そこで、にいぼんの最後を記す前に、この二匹がにいぼんの急変にどう向き合っていたのかをお伝えしようと思う。
まずは、寿喜 ───
にいぼんのことが大好きで、必死に仲良くなろうとちょっかいを出すものの、それが返ってにいぼんの怒りを買い取っ組み合いに発展するという、半ばルーティーンのようなやり取りを丸12年間も繰り返してきた腐れ縁。
その天性の“空気の読めなさ”があるだけに、にいぼんの闘病を邪魔してしまうのではないかと危惧していたのだが、そんなものは余計な心配だった。
思い返せば、1月18日(月) ───
俺が寝室でのお昼寝ににいぼんを付き合わせたことが、それまでギリギリのところで踏ん張りつづけていたにいぼんの“ストッパー”を外してしまったのだろう。
この日を皮切りに緊張の糸がプツっと切れてしまったのか、にいぼんは寝た切りになってしまい、死への坂道を一気に加速していってしまった。
最初の三日間は寝室のベッドで朝から晩まで死んだように眠りつづけていたが、そのときはまさかにいぼんの体に異常が起きているなんて俺すら思っていなかったので、天然の寿喜にとってはなおさらである。
なんでこんな寒い場所で寝ているのかと、文句を言いにきたほどだった。
早く暖かいリビングに戻ろうと、わざわざ声を掛けにやって来たようだ。
しかし三日目にもなると、さすがに様子がおかしいと感じ始めたらしく、リビングに連れ戻そうとはせず、ただ静かに横に寄り添うようになった。
このとき俺は、実は空気の読めない天然猫とはいえ、相手のあまりの“異常”にはちゃんと気付いて配慮することができるのだと、12年も経って初めて知ったのだった。
つづく・・・・
大好きな兄が病に倒れてからの寿喜の意外な行動に愛のクリックを是非
コメント
根は優しいのに空気を読めないコトちゃん、
大好きなにいなちゃんの変化には
ちゃんと気づいたんですね。
偉いわ、コトちゃん。
寝室は寒かったでしょうに、
にいなちゃんのそばに静かに寄り添って、
なんて健気なんでしょう。
今更ながらにコトちゃんの繊細な部分に
触れたような気がします。
ギリギリの所で踏ん張っていたストッパーが外れたのかもしれませんが、決して局長さんのせいではないですよ。
局長さん独り占めして一緒に寝られて幸せを感じていたのは間違いないです。
寒い寝室でことちゃんがにいぼんの隣にいる姿、泣けてきます💦
偉いねことちゃん、ちゃんと分かっていたんだね。
天然猫のことちゃんだけどやはり動物は敏感ですね。
行動は独特だけど、いつもその場を和ませてくれるコトちゃん
優しい子だと思ってました。
にいな君にそっと寄り添う姿、異変に気づいていたんでしょうね。
局長さんちに来る前は、厳しい世界に身を置いていたこともあったから
察知する能力はそれなりに備わっているのだと思います。
コトちゃんがいてくれてよかったですね。
ことちゃんはいつもは天然でマイペースな猫ちゃんだけど、誰よりもにいぼんをお兄ちゃんと慕い、そばに居てくれる存在だったんですね。
最初は寒い寝室にいるにいぼんを心配して声をかけ、体調が優れないのを察知してからはただ寄り添う。
その姿を見ると涙が出てきます。
ことちゃんは本当に本当にお兄ちゃんのにいぼんが大好きなんだね。
ことちゃんの優しさが染み渡ります。
寿喜君、やはり、できる男だったんですね。流石、局長家の次男坊です。
にいな君にも寿喜君の優しさが伝わって、
「寿喜、後は頼んだぞ」って、
安心して旅立ったと思います…
しかし、やはり心配で今でもニャコムしていると思いますが…
それと、局長さん、後悔の念があるようですがもう、それは捨てましょう…
後悔よりも「ありがとう」で心を満たしてください。
満たせるように心がけて下さい。頼みます。
虹の橋、雨地でググってみてください。
私、これで救われました。
ことちゃんの優しさにも涙が出ますね😢