動物たちのお別れ作法|石像猫にいなの最期 <Vol.7・最終章>

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日曜日の朝に、こんにちわ。
いよいよ梅雨が本格化したのか、雨ばかり日々になってしまいましたね。局長です。

─── 振り返るのが辛かった“あの日”のお話も最終章。

石像猫にいな

1月18日(月)に突如として病に倒れた“にいぼん”こと石像猫にいなが、苦しくて辛い闘病の末、わずか17日足らずで虹の橋を渡ってしまった2月3日()。

【前話の振り返り】

IKEAのベッドと、急ぎ買いにいった仏花で即席の“祭壇”を作り、にいぼんを寝かせた。

三毛猫の稚葉

しかし、このときの動物たちの様子は、俺にはどうも理解し難いものだった。
いや、にいぼんが体の痛みに苦しんでもがいているときから、ずっと異常さを感じていた。

三毛猫の稚葉

にいぼんのことが大好きで、前夜まで苦しむにいぼんを心配そうに見守っていた稚葉は、この日の朝を迎えると同時に一切見向きもしなくなった。
まるで、にいぼんの姿など見えていないかのように。

石像猫にいな

一度だけ祭壇の前に眠るにいぼんの元へやっては来たが、一瞥いちべつしただけで、すぐにどこかへと行ってしまった。

三毛猫の稚葉

あれだけ毎日ゝベッタリくっ付いて甘えていた“亭主”であるにいぼんが、ついに力尽きてそこに眠っているというのに、悲しさも何も感じないというのか・・・・

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それは、寿喜もまったく同じ ───

寿喜

痛みに苦しむにいぼんが、寝ている自分の真横に倒れ込んで来てさえもノーリアクションだった。

稚葉同様に永遠の眠りに就いたにいぼんの元へ一度だけ来て一瞥し、すぐにその場を去る。

寿喜

なんらかの「猫ルール」があって、それに従い昨夜のうちに稚葉も寿喜もにいぼんとの別れを済ませたのだろうか。

寿喜

猫独自の“死生観”や“お別れの作法”が存在しているのか。

だとしても、2008年から家族としてこの日まで12年以上も一緒に過ごしてきたことを考えると、すごく寂しい仕来たりだ。

石像猫にいな

ちなみに、犬であるポメラニアン真熊にもその「猫ルール」は適用されるのか、猫たち同様にこの日の朝からにいぼんのことを“完全スルー”していた。

こうして、我が家の精神的な柱がいなくなってしまった最悪の一日が過ぎていった。

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にいぼんを一瞥しただけの謎の姿にも悲しみの二発目を。
今日の一言

先日コメント欄でもあったように、猫同士で死を尊重し合っているのか、魂は見えているのか

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“非公式”なんて見たことないけど・・・・

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コメント

  1. ラブママ より:

    動物たちの行動には、我々人間には計り知れないものが
    多く存在するのでしょうね。
    わかちゃんだけでなく、コトちゃんもまぐちゃんも
    同じような行動をとるというのは、
    単ににいなちゃんの死に対して冷たい態度を
    とっているとは思えませんから。

    言葉が通じたら、どんなふうに説明してくれたのでしょうね。

  2. クッキー&ちゃちゃ より:

    にいぼんとのお別れをきちんと済ませていたのでしょうか。
    にいぼんから皆んなに悲しまなくていいんだとお話しがあったのでしょうか。
    猫もペットロスになるようなので、にいぼんが皆んなの心のケアをしていたのかもしれませんね。

    人間には分からない動物の世界がきっとあるのでしょう。
    うちのクッキーは脱毛が凄かったです。
    前にも書いたけど、たまたまかもだけど酷い薄毛になり病院にも行きました。今は復活しましたが。

  3. メダカとトクサ より:

    コトちゃんはその後で、にいなくんの写真と骨壺に長時間お話していたのですよね。

    だから、冷たいというのとは違うはずだと思います。

    • 匿名 より:

      亡くなる前後動物はにおいが変わると聞いたことがあります
      もしかしたら戸惑っていたかもしれませんね
      殆どを嗅覚で判断している故に
      にいなちゃんが感じられるのににいなちゃんがいないみたいな
      けどことちゃんは亡くなったあと写真の側にいってたことを思うと…
      その時にどこ行ったのかにいなちゃんに聞いてたと思いますよね

  4. まっくろくろすけ より:

    動物達には何か人間にはわからない理解しがたい仕来たりがあるのでしょうね 
    決して悲しんでないわけじゃないと思いますよ 
    にいぼんが皆んなに言い聞かせていたのかも知れませんし

  5. くうぱぱ より:

    人間には見えなくても、にいぼんの魂は既に体から離れかけていて、真熊君、寿喜君、稚葉ちゃんにはその魂がすでに見えていたのだと思います。

  6. おちゃんこまま より:

    先日田村正和さんが亡くなられましたよね。近しい人によると生前から食事してるところを他人に見せないなど、最後まで田村正和を演じてたと。
    猫と同じだなと思いました。

    うちの猫が息を引き取ったとき、私は自然と「かっこよかったよ!」と声をかけてました。どんなにしんどくても、いつもの場所でトイレをし、いつもの水を飲み、かっこよく逝ったからです。
    自分もこんな風に最期を迎えられたらと思いました。

  7. つばめ11号 より:

    不思議な行動ですね。
    匿名様のコメントにもあったけど、死期が近いことはニオイで分かっていて
    彼らにとってはその時が来たのだなという感覚だったのかなって思いました。

    それを感じられない我々人間のためにお別れの時間を作ってくれてるのかもしれないな
    とも感じました。
    局長さんがにいな君としっかりお別れできる時間を作ってあげようと近くに行かず
    局長さんの悲しんでいる姿も見ようともせず、そっとしておこうって。
    もしかしたら、事前ににいな君が頼んでいたのかもしれませんね。
    お父さんと俺の最後の時間を邪魔するなよって。

  8. とりっこ より:

    猫や犬には人間には計り知れない事が沢山あるんだと思います。

    でも確実に言えることは、まぐちゃんもことちゃんもわかちゃんも、局長一家みんなが悲しんだと言うことです。
    その後の様子など見ていると、誰もあっさりお別れなんか出来なかったんだと思います。
    それくらい大きな存在だったんですよね、にいぼん。
    きっとにいぼんの事だから皆に最期何か伝えていたのかも知れません。

  9. 黒字の母ちゃん より:

    やはり人間と同じで身体がお空にに向かうときに匂いが出るんでしょうかね。
    でも、その前にまぐちゃん
    わかちゃん、ことちゃんにはきっと話をしていたんじゃないですかね😢

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