肝臓の数値が急激に悪化…｜寿喜の定期検査の結果

新しい週に、こんにちは。
夏の甲子園もベスト４が揃いましたが、清原和博の次男・勝児くんに注目が集まり過ぎて、本人もプレッシャーがすごいことでしょう。頑張ってほしいです。局長です。

─── さて、8月9日(水)に決行した、月に一度の「猫２匹の定期検査」レポートの続編を。

本日は、天然猫の寿喜ことぶき編を。
ご存知、「肥満細胞腫」という“癌”と、尿毒症による緊急入院にまで発展した「慢性腎臓病」という２つの病に挟み撃ちされて、常に命を脅かされている推定15歳のシニア猫だ。

晩年のポメラニアン真熊まぐまのように、腎臓じんぞうの「クレアチニン」値が数ヶ月にわたりジワジワと右肩上がりになっており、緊張が高まる中で前々回の血液検査では急降下。
そうかと思えば、前回は退院以降では最高値にまで急上昇してしまっていた。

【前回の検査結果のおさらい】

ということで、まずはその腎臓の数値から ───

Cre（クレアチニン）がまたも急激に下がってくれているが、BUN（尿素窒素）は今回も少し上がってしまっている。

• Cre（クレアチニン）は、４ヶ月連続でジワジワと上昇を続けたのち、突然の急降下から前回は “4.66mg/dl” に急上昇してしまったが、今回は再び急降下して “3.9mg/dl” に。
• BUN（尿素窒素）も、ジワジワと上昇してからの急降下ののち、前回は “88.9mg/dl” と元の水準に逆戻りしてしまい、今回も “93.0mg/dl” と引き続き微増。

入院中と同じレベルまで急上昇してしまったクレアチニンが再び下がってくれたことには安堵したが、上がったり下がったりという不安定ぶりが続いていることは確かなので、予断を許さない状態であることは変わりないか。

その腎臓の数値に影響を受けやすい体重はというと ───

30gほどのアップで “2.93kg”。
これは排便の有無でも前後するくらいの値ということで、まぁ横ばいと見ていいようだ。
腎臓の数値は落ち着かないが、食欲は落ちていないので、大きな低下もなかったのだろう。

ここまでの結果を見る限りは、少し良い方向に向かっているように映るが、そうはいかない事態が今回は待っていた。

退院後はアップダウンを繰り返していた肝臓かんぞうだが ───

ALT(GPT)値がとんでもないレベルで急上昇してしまっていたのだ。

• 「肝細胞障害」を示すALT(GPT)は、年明けからアップダウンを繰り返しながら微増傾向が続いていたが、今回は過去２番目に悪い “409U/L” まで急激に悪化してしまった。
• 「胆汁うっ滞」や「胆道疾患」などを示すALPも、年明けからアップダウンを繰り返しながらも微増傾向が続いているが、今回は「アップ」のターンらしく “43U/L” に。

2021年の９月にも急上昇したことがあったが、これは飲み始めたばかりの抗がん剤の副作用として事前に想定できていたので、すぐに対処して逆に急降下させていたのだが、２年を経て今さら再び副作用が発動することもないだろうし････

ツンデレ三毛猫の稚葉わかばも、今回の検査でいきなり腎臓の数値が悪化してしまっていたので、寿喜も一緒に２週間後に再検査という運びとなった。
一難去ってまた一難。

やはり今年16歳のシニア猫ゆえに、あちこちに異常が発生するものだ。
ましてや癌と腎臓病により、常に体はダメージを受け続けているのだから。

当の寿喜の様子はというと ───

週に１～２回ほど嘔吐があるが、食欲は旺盛。
だが、元気はない。
これは猛暑のためなのか、肝臓などの不具合によるものなのかは分からない。

とにかく、あと一ヶ月の辛抱で快適な新居に移れるのだから、頑張ってもらわなければ。