甲状腺機能の低下がカモフラージュに|真熊の異変【後編】

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新しい週に、こんにちは。
マスク着用が個人の判断に変わったけど、未だしっかりマスクをしている局長です。そりゃそうです、花粉症ですし、今年は量がハンパないんです。

─── ポメラニアン真熊まぐまの“最後の戦い”を記録として残す作業の続編を。

天然猫とポメラニアンの通院

12月に入ってから、いろいろな体調不良が見られるようになっていた真熊。

  • 散歩時の歩くスピードが遅い
  • 震え
  • フラつき
  • オシッコの回数や粗相が増える
  • 便が緩い
  • 腎臓じんぞうの数値(Cre/BUN)が悪化
真熊の異変の推移
天然猫とポメラニアンの通院

これらの要因として“甲状腺機能の低下”を疑い専門の血液検査は実施していたが、12月27日()に行った定例の血液検査では上昇を続けていた腎臓の数値に上がり止まりが見られたため、ひとまず「一過性のものだったのだろう」という判断に。

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その裏側でスタートしていた自宅の建て替え計画は、(年が明けてからの事後報告になってしまったが)実際にはこの翌日12月28日()が引っ越し日だった。

2tトラックで家電や家具の仮住まいへの運び入れが無事に完了し、本来ならこの日ですべての引っ越しが完了する予定だったのだが、実際には処分するものと運ぶものの分別や荷造りがまったく終わらず、急遽嫁女房小倅こせがれのみが転居し、俺と動物たちは旧宅に残るという計画変更を余儀なくされてしまった。

黒ポメと引っ越し作業

今にして思えば、真熊の体調が芳しくない状態だったのに、引っ越し作業が最優先でケアが足りていなかったと後悔するばかり。
結局、大晦日の12月31日()の夕方に電気を止めることになっていたので、その夜から俺も動物たちと共に3日遅れで仮住まいに移動し、家族そろっての生活が再開したのだった。

黒ポメラニアン真熊

この12月28日~31日の間は真熊の体調も安定しており、排泄トラブルも軟便もなく、俺が引っ越し作業に明け暮れる間はひたすらかまくら型ベッドなどで眠ってばかりいた。

年が明けてからも、俺は 1月10日()まで引っ越し作業に忙殺されてしまっていた。

黒ポメラニアン真熊

真熊は仮住まいでの生活が始まったが、軟便は治まったものの排泄トラブルが再燃してしまい、室内での粗相を毎日繰り返していた。
さらに、ここ数ヶ月ほど治まっていた咳が出て止まらなくなり、頓服を飲む日もあった。

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そして 1月7日()の点滴通院日。

黒ポメラニアン真熊

12月に採血をして外部機関に出していた“甲状腺機能の低下”有無の検査結果が届いたとのことで説明があり、やはり院長先生の見立てどおり低下が認められ、新たな投薬による治療が始まることとなった。

黒ポメラニアン真熊

これまで見られていた上述の体調不良の症状も、2年ほど前から進行していた脱毛症アロペシアX」も、この甲状腺機能の低下が原因だろうという診断の元、投薬治療により経過観察していくことに。

黒ポメラニアン真熊

確かにこの診断は間違っていなかったと思うし、俺も合意した上での治療計画だった。
だが、実際には同時並行で慢性腎臓病の悪化が加速していたのだと思う。
甲状腺機能の低下が図らずもカモフラージュのようになってしまった。

黒ポメラニアン真熊

投薬により甲状腺機能が再び上がってくれば、体調不良と共に腎臓の数値悪化も止まり回復してくるだろうという見立てとなり、二度目の幹細胞再生医療を行うという発想すら思い浮かばなかったのである・・・・

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甲状腺機能の低下が判断を誤らせた不運にも二発目を。
今日の一言

これらの様子は鮮明に思い出せるのに、今ここに真熊がいないことが不思議で仕方ない・・・

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コメント

  1. 新築のお家で遊ぶ真熊くんを見たくて応援したけど、本当に残念でした。
    お家が完成したら、天国の真熊くんにも見せてあげて下さいね。

  2. クッキー&ちゃちゃ より:

    この時は、甲状腺機能低下症と新たに診断されて飲み薬は多くなってしまったけど、まぐちゃんの体調は良くなっていくと思ってました。
    悪化した症状は新たな疾患のせいだと。
    でも同時に腎臓も悪化していたのは思いもよらないです。
    ここで再生医療の考えは出て来ないと思います。
    腎臓は点滴で落ちついてくれたんだろうとそう判断します。

    引っ越し作業中はまぐちゃんの体調安定していたんですね。
    まぐちゃん的にも、引っ越し作業はただ事ではないからゆっくり寝ていようと思ったのかな。
    スリングに入ってるまぐちゃん、ほんと可愛いです。

  3. とりっこ より:

    この時は甲状腺機能低下が原因だって思いました。
    まぐちゃんの脱毛の原因かもしれないというのにも納得でした。

    ここで腎臓機能低下の方を重視して見ていくのは難しい判断だったかと思います。

    引越しの時に体調が少し落ち着いていたのはいつもと違う雰囲気をまぐちゃんが察してくれたのかなって勝手な想像をしてしまいました。
    きっとまぐちゃんは大好きな父上の様子がよく分かるんでしょうね。
    親思いの本当に可愛い子です。

  4. つばめ11号 より:

    思い返してみれば気づくことがあっても、その時は分からないですよね。
    先生も局長さんも、その時一番いいと思える治療を選択していたのですから
    それ以外に思いが至らなかったのは仕方がないと思います。

    引っ越しや片付けをご自分たちだけで行ったのは本当にすごいです。
    マグちゃんの体調が安定していたのは救いでしたね。
    いい子だな、マグちゃんは。

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