腎臓の数値が急激に悪化…｜寿喜の定期検査の結果

土曜日の朝に、こんにちは。
昨夜の関東地方は激しいゲリラ豪雨に見舞われましたが、おかげで街中がクールダウンさせたような感じで、少し暑さが緩和された気がします。局長です。

─── さて、7月12日(水)に決行した月に一度の「猫２匹の定期検査」レポートの続編を。

本日は、天然猫の寿喜ことぶき編を。
ご存知、「肥満細胞腫」という“癌”と、尿毒症にまで発展した「慢性腎臓病」という２つの病に挟み撃ちされて、常に命を脅かされている推定15歳のシニア猫だ。

晩年のポメラニアン真熊まぐまのように、腎臓じんぞうの「クレアチニン」値が数ヶ月にわたりジワジワと右肩上がりになっており緊張が走っていたのだが、前回の血液検査では奇跡的に急降下していた。
この一ヶ月間、その数値を維持できていればいいのだが。

【前回の検査結果のおさらい】

ということで、まずは腎臓の数値から ───

なんてこった････
前回の急降下なんて束の間の喜びで、余計に急上昇（悪化）してしまったじゃないか。

• Cre（クレアチニン）は、４ヶ月連続でジワジワと上昇を続けていたところ、前回突然の急降下で “2.95mg/dl” まで改善したが、今回は逆に急上昇してしまい “4.66mg/dl” に。
• BUN（尿素窒素）も、ジワジワと上昇していたが、前回は “74.0mg/dl” まで一気に改善してくれていたが、今回は “88.9mg/dl” と元の水準に逆戻りしてしまった。

とくにクレアチニン値は、尿毒症にょうどくしょうで緊急入院していた頃のレベルに。
幸いにも、当時のような食欲不振や口臭のキツさなどの症状は見られていないので、一過性の悪化であればいいのだが。

【緊急入院していた頃の様子】

その腎臓の数値に影響を受けやすい体重はというと ───

90gほどの低下で “2.90kg”。
これは排便の有無でも前後するくらいの値ということで、まぁ横ばいと見ていいようだ。
上述のとおり食欲は落ちていないので、大きな低下もなかったのだろう。

最後に、肝臓かんぞうの数値はというと ───

腎臓とは反比例するかのように、こちらは下がってくれていた。

• 「肝細胞障害」を示すALT(GPT)は、年明けから微増傾向が続いており、前回はここ一年間で最悪の “186U/L” と上昇していたが、今回は “137U/L” まで下がってくれていた。
• 「胆汁うっ滞」や「胆道疾患」などを示すALPも、年明けからアップダウンを繰り返しながらも微増傾向が続いているが、今回は「ダウン」のターンらしく “36U/L” に。

当の寿喜の最近はというと ───

引っ越し前の旧宅では、ツンデレ三毛猫の稚葉わかばと違ってエアコン（クーラー）の風を嫌がることもなく、涼しいリビングでゴロゴロしていたのだが、この仮住まいではエアコンを効かせた２階寝室に連れていくと、嫌がって１階に逃げ降りてしまう。

【稚葉は極度のエアコン嫌い】

そのまま30℃もある部屋でジッと佇んでしまう。
スポットエアコンや扇風機、サーキュレーターなどを駆使して、できるだけ冷風が届くように工夫しているのだが、さすがにこの暑さなので老体に響くと思い、院長先生にも相談してみた。

とのことで、とくに心配する必要はないらしい。

とはいえ、２階は涼しくてベストコンディションなんだから、そこでゴロゴロすればいいものを。
この夏から「エアコン嫌い」デビューしてしまったのだろうか。

ちなみに、これらの写真は ───

嫁女房が食べていた『ケンタッキー・フライドチキン』（KFC）の匂いをキャッチし、激しくおねだりしてきたときの光景。
これまで、KFCにそこまでの反応を示したことがなかったのだが、嫁女房によると「真熊まぐまが乗り移った感じだった」そうな。