お盆休みのど真ん中に、こんにちは。
パリ五輪が終わり、晩酌しながらのテレビ観戦と応援という楽しい時間がなくなってしまい、刺激が不足している局長です。今から4年後のロス五輪が待ち遠しいです。
─── さて、2ヶ月間も必死に戦った天然猫の寿喜の最期を「記録」に残す取り組みの続編を。
7月29日(月)の早朝に息を引き取った寿喜。
嫁女房が悲しみに浸る暇もなく、ペット葬儀場の予約、動物病院でのエンゼルケア、遺体を冷やす備品や一緒にお空へ上げる品々などの買い出しに奔走してくれたおかげで、寿喜を送り出す準備がその日のうちに整った。
【前話のおさらい】
その夜、俺は執念の一時帰宅をした。
出張中だが、どうしても寿喜に会いたかったのだ。
電車で片道2時間の距離だったので、少しの時間でも会っておきたくて、仕事が終わると同時に猛ダッシュで家路を急いだ。
眠ってしまっていたために看取ってあげられなかった自責の念もあるし、翌30日(火)の夕方が火葬の予定だったので、出張から帰宅してすぐに送り出すことになってしまう。
16年間も一緒にいてもらっておきながら、そんな慌ただしい別れ方はしたくなかった。
匂いを嗅いで、あの病による悪臭が消えていつもの寿喜の匂いに戻っていることに感謝し、閉じ切ってはいないものの、見開いて苦しそうだった表情が穏やかな寝顔に変わっていることに安堵し、あとはひたすら体をなでた。
そして「これから帰る」と連絡を入れたことで起きて待っていた子供たちと共に ───
最後の家族写真を撮影した。
全員揃っての写真は、元旦の日に撮って以来の今年2枚目だが、それがこんなに悲しい1枚になってしまうとは。
思えば、アライグマ千寿が逝ったときも、石像猫にいぼんのときも ───
ポメラニアン真熊のときも、なぜかこうして「最後の家族写真」を撮っている。
「いつまでも家族一緒だよ」ということを伝えたい気持ちと、「残された俺たちはこれからも強く生きていくからね」「安心して天国で遊んでね」という決意表明のような、改めて理由付けをしたことはなかったが、そんな意思表示を込めた行動なのだと思う。
その後は、翌日の帰宅から葬儀場への出発時刻までの短い時間で慌てないよう、棺に入れてあげる写真を急ぎ選んでプリントし、寿喜の周りに置いた。
これらの写真 ───
出張への行きの道中やこの帰路で、過去の写真を見返しながら「これを入れよう」と考えていたのだが、改めて画像フォルダをさかのぼってみると、寿喜の写真は本当にどれも面白い。
静止画なのに、あの“文句”が聞こえてくるような錯覚に陥る。
にいぼんと取っ組み合っていたり、真熊にちょっかいを出されていたり、全身脱力しながら嫁女房に甘えていたり、そうかと思えば兄貴肌で小倅と遊んであげていたり ───
写真の“撮れ高”が本当に高く、悲しいはずなのに振り返りながら笑ってしまう自分がいる。
「あんなことしてたな」
「この後〇〇して俺に怒られたな」
などなど、忘れていたエピソードも思い出し、何時間でも見ていられるくらいだった。
厳選に厳選を重ねた数枚を選びプリントし、寿喜の体を囲んだところで、再びビジネスホテルへ戻らなければならない時間に。
0時頃に戻れるようギリギリまで寿喜と過ごし、「じゃぁまた明日ね」と告げて家を出た。
インパクトのある思い出をたくさん残してくれた寿喜にクリックを
コメント
出張先から戻っていたとは。
そうですよね、会いたいですよね。
ことちゃんも嬉しかったでしょう。
泣けてきます…
ほんとことちゃんは天然で最高のニャンコです!
家族写真いいですね。
寿喜君は、本当に楽しい子だったんですね。
目頭が熱くなります。
今は帰ってきたみんなとぐでぇ〜として寝てますね。
片道2時間の距離をとんぼ返りすることになっても戻ってきたくれたパパ。
コトちゃん、目を丸くしてびっくりしただろうな。
そしてすごく嬉しかったに違いないです。
思い出すと笑えてくる存在だったコトちゃん。
ホント素敵な存在でした。あの出会いに感謝ですね。
まん丸お顔の、やさしくて可愛い子でした…。
局長さんも出張中に一時帰宅されて、見送りの準備お疲れさまでした。あらためて愛情の深さを感じます。
コトちゃん、天国でみんなと元気でね。
琴ちゃんっていろんな一面を持った本当に素晴らしいニャンコだったんですね(^^)
天然猫のイメージが強かったけど、面倒見の良い兄猫になったり マグちゃんにチョッカイ出されていたり、お父様の家にも行ってましたね
今頃は虹の橋を渡って皆んなで仲良くしてるかな
まだまだ辛いでしょうがお身体に気を付けてください