花金の昼下がりに、こんにちは。
今日は長嶋茂雄さんのお別れの会が東京ドームで開催されているんですよね。王さんや松井秀喜だけじゃなく、イチローや大谷翔平からもお別れの言葉があって・・・・ 局長です。
─── さて、2018年から再開した「第二次・家づくり計画」新シリーズの続編を。

憧れのRC造(鉄筋コンクリート造)を諦め、工法を「重量鉄骨造」に方向転換し、静岡県が本社ながら横浜支店がある某住宅メーカーとのプランニングも順調に走り出していた2021年11月、間取りや外観が固まってきたところで、その裏側に潜んでいた気密性・断熱性に関する課題にも改めて向き合い始めていた。
【前話のおさらい】
重量鉄骨造の気密性・断熱性があまりよろしくないことはこれまでの記事で説明したとおり。

それを承知で重量鉄骨造を得意とする住宅メーカーに出向いたわけだが、だからといって寒い家に住むつもりはさらさらないので、例の“渾身の企画書”の中でも「外断熱工法」は必須条件として明確に指示していた。

前々話から「課題」として取り上げてきたのは、この住宅メーカーに「外断熱が絶対条件」と初回オリエンで伝えた際のリアクションから。

やったことがないんですよ・・・
外断熱工法の経験がないのだ。
俺の言っていることは十分理解しているのだが、従来どおりの内断熱、しかも吹き付け式の断熱処理しかやったことがないと言う。
「それでも十分な快適さは実現できている」と弁明するのだが、俺は俺で経験則から言っている。

職場がまさに重量鉄骨造のオフィスで、とくに窓際(壁際)の席は冬はまぁ寒い。
女性スタッフは、本来膝に掛けるはずのブランケットを肩から羽織るほどで、休日出勤で他のスタッフがいない日などは、エアコンを稼働して何時間が経ってもまったく室内が温まらない。
とくに、もっとも長くいた事務所は鉄骨がむき出しの造りだったので、ヒートブリッジなど身をもって体感しているのだ。

だからこそ、この住宅メーカーの標準仕様の断熱だと、冬の朝や帰宅後の寒さがリアルにイメージできてしまう。
とはいえ、住宅メーカー側も上手くいく保証がないので「できればやりたくない」という姿勢で、話も平行線のままだった。
もう一つ、大きな問題も生じていた。

金額の面。
外断熱でもないのに、この時点で見積り額が俺の予算を大きく上回ってしまっていた。
“施主支給”や部分的なスペックダウンも提案したが、同時に不安も生じた ───

ヘーベルハウスでの家づくりの際は、同社で扱うすべての建材・部材が価格も含めてデータベースに登録されているため、打ち合わせの中で仕様が変わると、すぐに変更した価格で積算され更新版の見積書が手渡されていたのだが、この工務店にはそれがない。
大きな会社ではないので、そこまでリアルタイムな対応までは求めないが、1~2週間が経てど音沙汰がないほど。
【ヘーベルハウスでは見積書がリアルタイムに更新されていた】


先日お話しした件はプランに反映されてます?
価格はどう変わります?
などと催促しても「ちゃんと把握しているから大丈夫」と言うだけで、何かにつけて ───

小さな会社なので、小回りが利かなくて・・・・
申し訳ございません
と言ってくるのだが、小さな会社だからこそ小回りを利かせてほしいので、「大丈夫か?」という不安が募ってしまう。
結局、「この金額で収まらないと御社に頼むのは無理」という話もしたが、外断熱の件も含めてしばらく動きのない期間が続いた。
すると、少し経った頃に営業担当から連絡があった。


交通費を負担するから静岡の本社に来てもらい、近隣にある当社のモデルハウスも見学してほしいんです
同社の施工事例の実物を見ることができていなかったので、俺としては「是非!」と二つ返事だ。
さらに言う ───


設計部門と施工管理それぞれの責任者が本社にはいるので、外断熱の件も、彼らとならもう少し建設的な話ができると思うんです
非常に前向きな話で、停滞していた状況から少しだけ前進を予感できて嬉しかったのだが、同時に驚くべきことも言われてしまった。

打ち合わせには当社の社長も出席しますので、そこで局長さんから値引きのお願いを直接してほしいんです
「俺から社長に直接?」

衝撃の展開だが、営業担当が言うには、社長がワンマンで自分たち営業から話しても聞いてもらえないので、お施主様から直接言ってもらったほうが効果がある ── とのこと。
まぁ交渉事は苦手ではないので問題はないのだが、この施主に対するお願いそのものには会社としての不安を禁じ得ない。

その後、日程を調整したところで、俺と嫁女房、そして当時まだ1歳にも満たない小倅の3人で新幹線に乗り込み、一路静岡県へと向かったのであった。
2021年12月16日(木)のことである。
なかなか一筋縄ではいかない家づくり。地震に強くて暖かい家の難易度の高さに挫けそうな俺






コメント
まさかの社長に直談判😆
そんな事になっていたとは。
でも直接話した方が話が早いですよね。
金額だって社長がYESならオッケーだし。
遠回りしなくていいと思います。
やった事のない外断熱工法だって社長次第だし。
どんな話になったのか、、、
静岡県まで遠征されていたとは思いませんでした。
でも冬にモデルハウス見学ができるのはラッキーでしたね。
どんな感想を抱いたのか気になります。
それにしても、理想に近づけようとするのは想像以上に大変なんですね。
予算はオーバーしてるんじゃないかなと思いながら読んでいました。
値引き交渉を社長と直接って、こんなケース初めて聞きましたよ。
どうなったのか、こっちも気になります。