まさかの二度目の一升餅

土曜日の昼下がりに、こんにちわ。
子供が保育園でウイルスや菌をもらってきて、それが家族を感染させる。最近の我が家はそんなお約束が増えてきました。今日は嫁女房が絶不調です。局長です。

─── さて、ちょっと順番が前後してしまったが、3月8日(火)のお話。

朝から支度をし、10:00には行き付けのショッピングモール内にある有料のキッズスペースに小倅こせがれを放っていた俺と嫁女房。

自宅より遥かに広いスペースに、テンションMAXでハイハイして回る小倅。

周りには同じくらいの月齢の赤ちゃんたちが数名いる。
二本足で自立している子もいれば、小倅みたいなハイハイの子も。

すると、お店のスタッフさんと共に、小倅に何かを背負わせ始める俺。

セッティングが完了して手を離すと同時に、その場に倒れ込んでしまう小倅。【写真②】
それでも、歯を食いしばりながら必死にハイハイで前に進んでいく。【写真③】

実はこのリュックには、1.8kgの丸餅が入れられているのだ。

「1.8kgの丸餅」───

どこかで聞いたことのあるキーワードではなかろうか。
そう、小倅を苦しめた「一升餅」の儀式である。

なんとこの日、生後１歳の赤ちゃん向け誕生日イベントが行われていたのだ。

ここの常連で、且つイベント大好きな嫁女房がきっちりエントリーしており、小倅にとっては、まさかの“二度目の一升餅”という悪夢に。

俺もわざわざ半休を取得してまで参加していたのだ。

一升餅の儀式さえ終えてしまえば、あとはプレゼントをもらったり、自由に遊べたり、小倅にとっても楽しい時間へと移行するので、この会心の笑顔に。

タイヤのようなエアー遊具でゴロゴロ転がったり、ボールプールに飛び込んだり。
最近の子供は、楽しむ環境が充実しているなぁと羨ましく思ったりもしていた俺。

しかし、一体どれだけお祝いをすれば気が済むのだ、小倅の誕生日を････

自宅でも、嫁女房の実家でも盛大にお祝いしたというのに、さらに三日後にはこれだ。

「皇帝ネロは即位にあたり三日三晩の祝宴を････」なんて綴った覚えがあるが、小倅も本当に三日間（３回）にわたるお祝いじゃないか。

こうして、今度こそ小倅の誕生祝いは無事に終わったのだった。

二度もやったら「一升餅」の効果も薄れるんじゃないかと思っている俺と、「いい仕事したぜ」みたいな満足気の嫁女房に挟まれる、何も理解できていない小倅なのであった。