志熊のバースデー健康診断 ～ 想定外の来訪者 Vol.3

木曜日の朝に、こんにちわ。
今シーズンのプロ野球もいよいよ佳境ですね。CS制度に否定的な考えなので、今はヤクルト村上選手の「三冠王」達成のみが楽しみです。局長です。

─── さて、本日も“嵐の予感”しかしない 9月3日(土)のお話の続編を。

週末だというのに、朝の８時に突然やって来た親父とポメラニアン志熊しぐま。

その志熊が大興奮のままにノンストップで走り回っているので、「その隙に」とばかりに真熊まぐまがちゃっかり親父に抱っこしてもらっていた。

【前話のおさらい】

そして、時刻は 9:20 ───

真熊と志熊による黒ポメラニアン親子、俺と親父による「団塊の世代」親子、さらには嫁女房と小倅こせがれによる新米親子････ という３通りの親子が、かかりつけの動物病院に“総出”で来ていた。

真熊と違って、小さな子供の相手もしてくれる志熊。

小倅も、普段は近寄ることさえできない黒いもふもふした生き物を、改めてじっくり触ってみる。

それはそうと、週２回も皮下点滴（補液）のためにこの病院に通っている真熊はともかく、この日は何ゆえ“外房の片田舎”在住の志熊までがここにいるのか････

実は、「バースデー健康診断」を受けに来たのだ。

「バースデー健康診断」とは、これまで何度か綴っているが、この病院が行っている「人間ドッグの犬猫版」みたいな精密検査で、真熊と寿喜には昨年から年に一度受けさせるようにしている。

この日は、志熊も「バースデー健康診断」を初受診するために、遠路はるばる早朝からやって来たのだった。
どうしても 9:20の枠しか空いていなかったため、こんなハードスケジュールとなっていた。

何ゆえ志熊もこの検査を受診するのか ───

実は志熊、昨年から「会陰えいんヘルニア」を患い、手術をしていた。
しかし、わずか３ヶ月で再発してしまい再手術をしたりと、けっこう辛い時期を過ごしていた。

さらに今年で10歳となり、晴れて“シニア犬”の仲間入りとなるので、この機会に「体中を隅々まで検査しておこう」と親父に呼び掛けていたのだ。

血液検査はもちろん、レントゲン検査やエコー検査など、あれやこれやフルコースで検査をされるので、半日の“預かり入院”となる。

見知らぬ地での入院なんて不安も大きいだろうが、致し方ない。
院長先生に「お願いします」と託した。

そして、真熊の週２回の点滴を済ませたところで、志熊を除く我々一行は一旦引き上げることに。

「頑張れ志熊よ。俺たちはこれから美味しいものを食べに行くからな！」
と励ましの言葉を掛けて、病院を後にしたのだった。