花金の昼下がりに、こんにちは。
つい先日まで猛烈な残暑に苦しんでいたというのに、やはり秋分あたりから急激に日が短くなり、同時に気候も一気に秋らしくなりましたね。ようやく暑さからの解放か・・・・ 局長です。
─── さて、天然猫の寿喜の死後、二度目の月命日を迎えたところでの“例のお話”の続編を。
闘病期間中に「アニマルコミュニケーション」なるものを受けて、寿喜の今の気持ちや、治療に対する考え方を確認したのだが、同時に他にも聞いていたことが何点かあったので、この機会にそれらを備忘録がてら放出することにした最終章。
石像猫にいぼんがいた頃は、生粋の弟気質だった寿喜が ───
小倅が生まれて9ヶ月を迎えようという頃に突如として“子守り”を始め、以来ずっと兄貴肌に激変してしまい、その変わりようが気になっていた。
【弟気質だった頃の寿喜】
何か俺と嫁女房に気をつかっているんじゃないか、無理しているんじゃないか・・・・と。
寿喜の本音や心情を聞き出してほしくて、聞き手(コミュニケーター)には要望を出していた。
弟たちができてどう思った?
2人のことをどう思っている?
ちょっと煩わしいけど、子供だから。
俺が面倒見なきゃ。
でも、もう見れないにゃ・・・・
寿喜ちゃんって、なんかお母さんみたいな感じを受けるんだけど。
小倅ちゃんの面倒を見てくれていたのはどうして?
だって、家族だもん。
子供の面倒を見るのが好きにゃ。
大好きな嫁女房さんを手伝う目的ではなく?
弟として愛情を感じていたの?
そうにゃ。
それにパパも嫁子も忙しいからにゃ。
歳の離れた弟ができたことでパパとママと一緒に過ごす時間が減っちゃったけど、それはどう思っていたの?
とくに何もないにゃ。
だって同じ家で暮らす新しい家族だから。
嫁女房にあれだけベッタリだった寿喜が、小倅が生まれてからというもの、まったく甘えなくなってしまったことに、俺も嫁女房も「甘えたいのに、お兄ちゃんとして我慢しているんじゃないかな」と感じて、ずっと申し訳なく感じていた。
仮住まいに引っ越してからは、
どうして一緒に寝てくれなくなったの?
・・・・・・。
もう卒業にゃ。
聞き手(コミュニケーター)は寿喜を通して、我々の匂いが変わった印象を受けたと言う。
整髪料だったり、体に付けるものだったり。
だが、二人とも心当たりがなかった。
パパとママとの暮らしは幸せ?
今より前の時期も含めてどう?
もちろんにゃ。
パパだって、俺が来て良かったことたくさんあるでしょ?
そのために来たにゃ。
パパとママに何か言っておくことある?
子供たちの面倒を見てあげられなくて、ごめんにゃ。
何か約束でもしてたの?
そうじゃないけど、俺の役目にゃ。
もっと協力したかったけど、もう体力がないにゃ。
その気持ちは伝わると思うよ。
パパとママに伝えておくね。
ありがとうにゃ。
この交信によると、寿喜は自分の死期が迫っていることを把握して、受け入れているらしい。
俺と嫁女房としては、まだまだ一緒にいたいし、これまでの病と同様に劇的な復活劇を見せてほしいと心から願っていたので、この何か達観したような寿喜の回答には困惑を覚えた。
何か寂しいね。
声はハッキリしてるのに、体がもたないんだね。
今は苦しいにゃ。
でも、すぐ楽になるにゃ。
天国に帰るにゃ。
パパ、嫁子、ありがとうにゃ。
夫婦喧嘩しないでにゃ。
小倅を怒らないでにゃ。
それは、怒っているのもそうだけど、
間違ったことをしたから叱るっているんだよ。
いじめているわけではないからね。
聞き手(コミュニケーター)には、怒られて泣いている子供の絵が見えたと言う。
確かに、小倅が悪さをして注意したり叱ったりしては、泣いてしまうことも多々あった。
だが、俺と嫁女房は一度もケンカをしたことがないので、夫婦喧嘩の件は少し違うかなと思う。
さっきパパからメールが来て、ミルクも飲んで、鼻も少し良くなったみたいだね。
このまま、少し良い状態が続くことを祈っているね。
ありがとうにゃ。
─── 以上で、アニマルコミュニケーションは終了。
この日、聞き手(コミュニケーター)からは「今から始める」と連絡をもらっていた。
その少しあとから、10日間ずっと詰まっていた寿喜の鼻がいきなり通るようになり、穏やかな呼吸ができるようになったので、これはアニマルコミュニケーションと何か因果関係があるのか?と思い、すぐにコミュニケーターに連絡を送っていたのだ。
このセッションの報告は2日後くらいに送られてきたので、まさか本人(猫)が死期を理解しながら残された時間を過ごしていたなど予想もしていなかった。
生きる気力があるからこそ、このセッション中に鼻詰まりが解消したのだと思っていた。
【当日のリアルタイム記事】
そして何より ───
子守りに対して、そこまで責任感や義務感を抱えていたとは。
にいぼんの後ろをついて回り、ちょっかいを出してはキレられていた典型的な“弟”が、いつの間にかここまで頼もしいお兄ちゃんになっていたんだな。
自分の死期を理解しながら病と向かい合っていたらしい寿喜にクリックを
コメント
一緒に暮らす家族ニャ…
本当にそう思っていたと思います。
歳の離れた弟の面倒を見るのは家族だから当たり前と思っていたのね。
パパも嫁子も忙しいニャ…
そうだよね、ことちゃんのおかげで育児助かったと思うよ!
すごいねことちゃんは。
ちゃんと分かってる。
ホントかどうかは誰にもわからないけれど、もしコトちゃんに気持ちは伝わっていたり、コトちゃんの思いが知れたのなら、生きてる間に、受けてよかったですね。
今日のやりとりは感動しました。
コトちゃんの本当の気持ちなんだろうなって思いたいです。
コトちゃんがここまでみんな家族って思っていて
だから子守りは当然って手伝っていたんですね。
夫婦喧嘩しないでにゃは、この先もずっと仲良くしててね
ってことかなと思いました。
良い子でしたね、コトちゃん。