愛しの志熊 ~最終章 | 親父のペットロス【後編】

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昔の「体育の日」に、こんにちは。
出張中で半袖しか持っていなかった中、昨日はまさかの最高気温17℃とかで普通に寒かったです。それでも半袖で過ごし抜いた局長です。

─── さて、今年1月に急逝したポメラニアン志熊しぐまの“生涯”を振り返る件の最終章を。

81歳にして人生初のペットロスに苦しんでいる親父
今は志熊との時間や、存在そのものを思い出さないように努めていると思われ、俺や嫁女房もその話は出さないように気を付けている。

【ここまでの全おさらい】

登場人物紹介
黒ポメラニアン志熊

志熊(しぐま)
局長家の黒ポメラニアン“真熊まぐま”の息子。
千葉県は外房の片田舎で、局長の親父と暮らしていた。
2024年1月11日に僅か11歳で原因不明の急逝。
☞ 詳しいプロフィール

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黒ポメラニアン志熊

まぁ、あれだけ相思相愛で常に一緒にいた存在が、なんの前触れもなく、ある日突然いなくなってしまえば、誰でも同じようになるだろう。
心の準備が何もできていなかったのだから。

前々話でも綴ったとおり、親父の場合 ───

通院歴もなかったオカンが俺の家に来たタイミングで倒れ、そのまま3日後に死去。
翌年には、毎日一緒にウォーキングをしていた同年代の友人が、熱中症で倒れて死去。
その上、最愛の志熊までもが、なんの予兆もなく突然の急逝。

大切な存在が、心の準備もさせてもらえないままに急死するという不運を立て続けに食らっており、そのたびに大きな精神的ショックを負っているのだ。
81歳が受けるダメージとしては、あまりにも大き過ぎる。

かつての精神的なダメージを、いきなり現れた志熊が一瞬で取り除いてくれたように、また新しい犬との暮らしが始まれば、同じように前向きな気持ちになれるのではないか・・・・
そんなことも頭をよぎったが、すぐに消えた。

なぜなら、同じことを自分にできないから。

俺も真熊まぐまを失ってからというもの、再び犬と暮らすことなど微塵も考えられないし、誰かにサプライズで子犬を渡されたとしても間違いなく突き返すと思う。
だから、親父に対しても軽々とそんなことは口にできない。

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黒ポメラニアン志熊
(2022年 1月3日 撮影)

親父も、志熊がいなければこの11年間の幸せな時間は得られなかったわけだが、それを帳消しにしてしまうほど失ってからの悲しみが大き過ぎるのだろう。
俺もまったく同じ感覚だから、痛いほど分かる。

黒ポメラニアン志熊

俺の経験上、親父がこの悲しみから立ち直るまでには、あと2~3年は要するのではないか。
悲しみ深い80代を過ごさせることになってしまい、とても申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
親父が一日でも早く、志熊との幸せな時間を振り返れる日が来ることを、切に願うのみ・・・・

追伸 親父の孤独を心配するコメントをいただき、ありがとうございました。

親父はオカン亡き後、その意志を継ぐ形で地元の「陶芸クラブ」に入り、今では会長の座にまで上り詰めており、毎週その活動に従事。

その他にも、老人の街だけあって「健康体操教室」「男の料理教室」などの活動も盛んで、親父も積極的に参加しているため、家の中で一人でずっと過ごしているわけではないのです。
確かに帰宅後は孤独な時間になっているんですけどね。

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今日の一言

愛情が深かった分、悲しみへの反動も大きいんですよね。よく分かるだけに何も言えないです

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“非公式”なんて見たことないけど・・・・

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コメント

  1. クッキー&ちゃちゃ より:

    こんな可愛い子とずっと2人で暮らしてきたんですからすぐに元通りという訳にはいかないですよね。

    お母様も突然でしたね。この前書いていた同年代の方も突然で…あまりにも過酷です。
    町内の行事に積極的に参加してるのを聞いて少しだけホッとしました。
    陶芸は会長!? ドッグランの囲いに作った陶芸をつけてましたよね。
    趣味があって良かったです。
    局長さん家族の存在も大きいですね!

  2. つばめ11号 より:

    同じ辛さをわかってくれる存在が身近にいるのは心強いと思います。
    局長さんや嫁女房さんが、あえてその話題に触れないことも
    十分感じ取っていることでしょう。

    お父様が出かける先があってよかったです。
    やるとなったらとことん突き詰めてものにするタイプですよね。
    今でも熱心に続けているのは素晴らしいですね。
    ここに出かける時に置いていかれて怒っていたんですね、志熊君は。

  3. 匿名 より:

    お父様が人と接することを苦手とせずふれあえて良かったですし、しかも陶芸では会長さんとは!!
    ひとりになったときこそ人の強さがわかる気がします。いろいろと辛さも受け止めながらも、少しずつ前に進んでるんですね。お父様すごいなぁ。

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